EU首脳会議 ウクライナ支援めぐり全会一致の文書採択できず NHK 2025年3月21日 9時43分
ウクライナへの支援をめぐってEU=ヨーロッパ連合は20日、首脳会議を開きましたが、ハンガリーが難色を示し、全会一致による文書の採択はできませんでした。一方、ハンガリーを除く加盟国で、ウクライナが差し迫って必要とする軍事支援には緊急的に対応していくことなどを確認しました。
EUは20日、ベルギーの首都ブリュッセルで首脳会議を開き、ウクライナ支援や防衛力強化について協議しました。
会議にはウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで参加し、各国に対してさらなる軍事支援を求めたほか、ロシアがウクライナから撤退し侵攻によって生じた損害を補償するまでロシアに対する制裁を継続するよう訴えました。
このあと、加盟国はウクライナに対する追加の具体的な軍事支援について検討しましたが各国の足並みがそろわず、全会一致による合意はできませんでした。
一方で、ハンガリーを除く26の加盟国は、ウクライナが差し迫って必要とする軍事支援に、緊急的に対応していくことや、制裁などを通じてロシアへの圧力をより強める構えがあることなどを盛り込んだ文書を採択しました。
またEUの防衛力強化については、19日に公表された防衛白書などにもとづいて、今後5年以内にあらゆる分野での取り組みを加速させ、世界の安全保障に積極的に貢献していくことで一致しました。
EUのコスタ大統領は会議のあとの記者会見で「ウクライナでの平和を達成するためにどのような支援を行うのかについては、加盟国の見解の違いを尊重しなければならない。われわれは違いを尊重しながら、結束している。それぞれの加盟国がさらなるウクライナ支援を誓約していくだろう」と述べました。
ウクライナへの支援をめぐってEU=ヨーロッパ連合は20日、首脳会議を開きましたが、ハンガリーが難色を示し、全会一致による文書の採択はできませんでした。一方、ハンガリーを除く加盟国で、ウクライナが差し迫って必要とする軍事支援には緊急的に対応していくことなどを確認しました。
EUは20日、ベルギーの首都ブリュッセルで首脳会議を開き、ウクライナ支援や防衛力強化について協議しました。
会議にはウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで参加し、各国に対してさらなる軍事支援を求めたほか、ロシアがウクライナから撤退し侵攻によって生じた損害を補償するまでロシアに対する制裁を継続するよう訴えました。
このあと、加盟国はウクライナに対する追加の具体的な軍事支援について検討しましたが各国の足並みがそろわず、全会一致による合意はできませんでした。
一方で、ハンガリーを除く26の加盟国は、ウクライナが差し迫って必要とする軍事支援に、緊急的に対応していくことや、制裁などを通じてロシアへの圧力をより強める構えがあることなどを盛り込んだ文書を採択しました。
またEUの防衛力強化については、19日に公表された防衛白書などにもとづいて、今後5年以内にあらゆる分野での取り組みを加速させ、世界の安全保障に積極的に貢献していくことで一致しました。
EUのコスタ大統領は会議のあとの記者会見で「ウクライナでの平和を達成するためにどのような支援を行うのかについては、加盟国の見解の違いを尊重しなければならない。われわれは違いを尊重しながら、結束している。それぞれの加盟国がさらなるウクライナ支援を誓約していくだろう」と述べました。