昨日は、バンク先生と、いつも以上の激しい応酬となり、記事を書き損ねた。
これも、毎回毎回同じことの繰り返しになる話題、競輪とケイリンは違うのか?という話だけど。
http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/3157015515463331f9c303852cf4debf
私は例のごとく、
「ケイリンと競輪が違う?そんなことあるか?」
「解釈が少々違うだけの話」
という話をしたところ、バンク先生からは、
「外国人の短距離選手にはシーズンオフがあるが、競輪選手はない。これは非常にきつい」
「外国人に複数年、競輪だけを走らせると確実に力は落ちる」
といったあたりの答えが返ってきた。
おっ、ということは、競輪はオリンピックや世界選なんかよりも、はるかにきついものなんだ!ということを言いたいわけか・・・
ま、確かにそれは言えるところがあるかもしれない。
そもそも、プロ野球の選手と競輪選手が合同自主トレを行ったところ、先にへたばったのはプロ野球の選手だった、といわれるからね。しかしながら、プロ野球選手と体育の先生が同じトレーニングを行ったら、体育の先生は5分と持たない。
ひょっとすると、競輪選手は日本でもっとも過酷なスポーツ選手なのかもしれないな。
とはいっても、世間一般には評価されないね。
よく、競輪とケイリンは違うんだ!という話になると、精神論が先走ることがある。もっと言うなら、世界選やW杯は「遊び」だと豪語する人もいる。ま、「遊び」という話は昔、阿部良二が世界選を辞退したことに起因する話から出ているんだが、阿部は本心でそのようなことを言ってなかったんだけどね。
でも、「遊び」だったら、それなりの結果が伴わなければならない。当たり前の話だ。しかし、その通りになってないよな。
これをクリアできなければ、ケイリンと競輪は違う、という命題はいつまでたってもかみ合わない。
私は、競輪個人サイトの多くがいまだ、
「競輪は一番面白いギャンブルだ!」
「競輪とケイリンを一緒にするな!」
ということに囚われすぎていることに疑問を抱く。
また、
「ファンのため」
という言葉が好きなのも、競輪個人サイトの特徴。
つまり、競輪はこんなに面白いのに、どうして売り上げが上がらないんだ?客が入らないんだ?、といいたいのかも。
そして、選手のほうもまた同様に思っているんだろう。
しかし、ファンや選手がそう思っていても、そうではない人は絶対にそう思わない。オリンピックでメダルを取ったんだったら、競輪でも常に勝たねばならない。そう思うのが筋だろう。いや、常に勝てるならば、客は必ずついてくる。そう考えないとダメなんだがね。
もしそういう流れになれば、競輪に客は必ずついてくる。何せ、いまだ日本人は、
「世界への道」
なんていう言葉に弱いからね。
T社長が、深谷知広をW杯なんかに行かせるのではなく、 記念にどんどん斡旋させろ!と言っているが、当の深谷は記念よりもW杯のほうが今は大事なんだろ。それでいい。少なくとも、W杯では、競輪で20連勝を果たしたというのに、全く結果が伴っていない。アジア選手権でも結果が出せなかったが、それだけアジアを制することが難しい、ということを体験できるということは、ならば普段の競輪競走でどのようにして走れば勝てるか?って考えるだろうからね。
実は、競輪を知らない人はそこのところに惹かれる。もし深谷がW杯、世界選、そしてオリンピックでも実績を上げることがあれば、競輪に興味を示す人が出てくると思うけどね。
そのようにして実績を積み上げていくことによって、
「競輪は日本でもっとも過酷なスポーツだ!」
という評価を、皆が下すと思うんだが。
まとめると、
「競輪とケイリンは違う」
と言い続けている限り、競輪の人気は上がらないだろうね。いや、そもそも、競輪とケイリンって、ほとんど似ているんだが。 違いは、柔道とJUDOみたいなもの。しかしそんなルール解釈の違いがあったとしても、柔道家は、オリンピックで勝たねば柔道人気は上がらない、と思っているだろ。
競輪選手も柔道家の精神を見習えばいい。そこが欠けていると思うな。