選手の大量首切り、という話になると、盛り上がるな。
http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/94b8d160712d536dc7a2f21c59fb6b31
その中で、こんなコメントがあった。
A2が現在のA3化するだけのことで問題の解決にはなりません。一般企業と同じでダメ人間を排除しても ダメ人間は出てきます。また新人が成長しないなどの弊害も出てくると思われます。
いわゆる、「80対20の法則」ってやつかな。
10年ほど前だったか、ある調べモノをしていたところ、こんな話が出てきた。働きアリ100匹のうち、「遊んでいた」20匹を取り除いて80匹にしたところ、その80匹の約2割は、やはり「遊んでいた」、というもの。
これを選手の首切りにあてはめてみると、仮に、A3全員相当を切ったとしても、残った2500人のうち、約2割相当の選手は、それこそ、箸にも棒にもかからない、っていう可能性は確かにあるかもしれない。
それを防ぐべく行なわれるのが代謝制度であり、要は常に新しい選手を投入していく、ということ。
新人が成長しない、という件については、その新人の質によるところも大きい。1年2期制をとっていた、84期までは、奇数期は概ね質が高く、偶数期は概ね低い、と言われた。バンク先生ならばご存知のはず。
ところが、85期から92期までは1年1期制となり、その格言は消えた。93期以降より、再び2期制に戻ったが、まだそうした話の段階には至っていない。
そこで、バンク先生に訊いてみたい。
先生は50期代であるそうなので、デビュー戦は「新人リーグ」ということになる。私はこの新人リーグってやつは、システム的には割りと好きだった。ところが、新人リーグを開催するためには、1期あたり少なくとも100名ぐらいいないといけないということになり、77期から、1期あたり75名に削減された影響を受けて廃止された。
新人リーグは、4ヶ月間、同期同士で対戦し、前半の2ヶ月の成績が翌期のランクに反映され、後半2ヶ月の成績が翌々期に反映された。そして、成績ごとに、A1からB2まで振り分けられた。
つまり、新人リーグで好成績を収めた選手は、B級の「ロートル」と対戦しなくてもよかった、というわけ。
そして、その時点でA級に格付けされた選手は、大半がS級ないし、A級の上位へと進んでいったが、全体の2割にあたるB級格付けの選手のその後は、A級中下位レベルに甘んじるケースが多かった。これもまた、80対20の法則といえるかも。したがって、新人リーグがあった頃は、A1格付けの選手はほぼ確実にS級でも活躍の場を広げていったね。
もっとも、新人リーグがあった時代は3期制をとっており、今みたく、1~6月(前期)、7~12月(後期)ではなかった。
T社長がしばし、
「3期制に戻すべきなんですよ!」
といっていたことがあったが、新人リーグを復活させるという意味合いがあるのならば、前中後期制に戻すというのも、一つの手といえよう。