公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

内憂外患

2009-01-25 18:14:45 | 競輪

ま、T社長が憂いているのは、「内憂」だけだが。

いつものコンドル日記より

平成21年1月25日(日曜)

気に成る売上は3日間で87億3750万、目標の160億まで73億弱が必要に。現在の勢いなら多分50億の声は聞かれないのでは。50行ったにしても137億、正直言ってGⅠをやる必要はあるのか、経費を考えたら80億でも記念の方がマシかも。近い将来、競輪界は大変な事に。プロの団体なら1500人が限度、赤字開催を減らし、黒字開催を増やすべし。月1開催で10個レースの基本がベスト。そして各場・サテライトは月に4週を使ったもの(1週間1開催)にすればファンはしっかり自分の仕事をやれるし、競輪界にファンが戻って来るのでは。そして一人当たりの購買額を上げるには枠複・枠単にして勝負師の心をくすぐるべき。そして考える事が好きな若者を夢中にさせるには推理させる事、それは並びからが最適。作戦面のコメントは厳禁で自由練習の廃止、一列棒状の顔見せにすべき。そうすれば若者のハートをガッチリ掴むと信じてます。


「アラ還」を通り越した、「アラ後」(アラウンド後期高齢者)世代が主流を占める今の競輪だぜ。近い将来どころか、既に風前の灯状態だろ。

でも、マーキングした部分については同意できる部分もある。というか、一体いつになったら手をつけるのか?

A3トーナメントが始まった昨年、とりあえず2年間だけは様子を見よう、と述べたけど、既に1年経った。果たして、A3トーナメントを導入した効果はあったのか、ということを見極める時期がやってきたと思うけどな。

もしなければ、即刻来年度からやめてもらわないと。多額の経費をかけて、赤字の垂れ流し開催をやる余裕が、今の競輪にあるとはとても思えないから。となると、例の「三点セット」を実施してもらわないといけなくなる、ってことだな。

それと、2016年の夏季オリンピックの開催地が、ひょっとすると今年、東京に決まるかもしれない。すると、その年のオリンピックのトラックレースは東京ドームで開催される。つまり、元後楽園競輪場。となると、オリンピックの余韻に乗じて、東京ドームで競輪の開催ができる可能性もなくはない。しかしながら、「アラ後世代」が中心の競輪に、はっきりいってそこまで体力が残っていると思うか?

体力をつけさせるという意味においても、開催削減(1場あたり約40日)、発売削減(例えば、サテライトの場合は年間200日程度が目安)、選手の大量首切り(現在よりも1000人程度削減)の三点セットの実施は、何度も何度も言っているけど急務。つまり、競輪にはまだまだ無駄が多く、その上、「アラ後」や施行者に無理強いばかりさせている点については、いわゆる、「競輪5団体」自身の首を絞めていることに他ならない。特に日本競輪選手会はわかっているんだろうな。

さらに、有象無象に増えすぎたビッグレースの削減も不可欠だろうな。記念も今の4日間制を踏襲することは困難になろう。あと、A級戦だけ7車立てにして、4着以下は賞金ゼロにする、といった施策も、早いうちにやったほうがいいな。もしそれを実現させるというのであれば、ルールは国際ルール、つまり、UCI準拠ルールに変えねばならないのは言うまでもなし。

しかしながら、三点セット、ビッグ開催削減、A級7車立てで4着以下賞金なし、UCIルール導入の「カルテット計画」が実現されれば、競輪は面白くなるような気がする。

ま、その肉付け、というと語弊があるが、やはり、常に世界選で勝てる体勢を整えることが必要だろうな。4年に1回のオリンピックでたまたまメダルを取ったところで、世間の競輪に対する興味なんてそうそう沸くはずもなし。

ま、究極の目標は、オリンピックでのケイリン及びスプリントで金メダルを取ること。しかし、銀・銅は「たまたま取れる」けど、金はたまたまでは絶対に取れない。やはり、世界選で常時勝てる力をつけておかねばダメだっていうこと。

そのための対策、施策を、今から着手するべきだと思うけどなぁ。

ところで、プルシャコヴの世界選が3月にあるけど、日本トラック陣は、今度こそはメダルが取れるのかねぇ?それは、盛一大(競輪選手じゃない)だったりして?

(追記)

T社長の「予想」が当たった!

平成21年1月24日(土曜)

売り上げは少しだけアップして2日間の計は53億。残り2日間で107億を売らなければ目標の160億には達しない計算。土曜に40億行き、日曜が67億とは夢の様な数字。厳しいとは予測してましたが、これ程とは。33億・55億で141億なら成功の部類かと、しかし私の予想はこれより5億下の136億、的中しない事を祈るのみです。


ほぼ的中だ。約137億円だった。

的中しないことを祈ったら当たるもんだな。ま、普段のレースは当たらない??けど?

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新鋭王座決定戦回顧

2009-01-25 18:01:15 | 大レース回顧集

優勝候補が相次いで脱落し、波乱のシリーズとなった新鋭王座決定戦優勝戦が25日、びわこ競艇場で行われた。

進入は、1 今井貴士、6 森定晃史、2 金子拓矢、3 松下一也、4 新田雄史、5 安達祐樹の順。

1周1マーク、今井が外に膨れ、捲り差した金子が波を被った間隙を突いて、松下が一気に捲り差し。2番手争いを尻目に完全に抜け出す。2番手争いは、1周1マークで2番手に浮上した森定と、追い上げを試みた安達の競り合いとなったが、2周目に入って森定が徐々に安達を引き離して入った。

G1初優出となった松下。予選では、初日の1勝だけに終わったが、準優勝戦において、断然人気の吉田拡郎のフライングに助けられる形で1着となり、優勝戦でもそのツキを生かし、堂々と捲り差しを決めた。

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競輪祭回顧

2009-01-25 17:18:35 | 大レース回顧集

第50回競輪祭決勝が25日、小倉競輪場で行われた。

6 山内卓也が前を取り、2 山田裕仁-山内-4 坂上樹大、9 山崎芳仁-3 伏見俊昭、7 北津留翼-(1 井上昌己、5 飯嶋則之)-8 小野俊之。道中、井上と飯嶋が競る形となったが、井上はとりあえず一車下げ、ジャンまでは北津留-飯嶋-井上-小野の順となった。

残りあと2周を通過して北津留以下が上昇。すかさず山崎が叩きに出るが、ジャンが鳴って北津留が突っ張りきって主導権。そして、北津留がイエローライン付近を走っていた間隙を突いて、井上が内から潜って飯嶋から番手を奪い取る。山崎はスッと8番手まで下がった。

最終バック付近、山田が捲って出た。2センター付近で北津留を捨てた井上が山田の動きをけん制しながら抜け出しにかかるが、2センターから、8番手の山崎が捲り追い込みをかけ、大外を強襲。最後はタイヤ差、伏見を抑えて優勝。伏見が2着。山内が3着。なお、小野と飯嶋がゴール手前で転倒した。

今日の山崎は落ち着いた走り。北津留が突っ張りに出たとき、スッと後方へと下がり、8番手で前方の様子を見ながら、2センターから一気に勝負に出て勝った。こうした走りができるのも、何度もタイトルを取ってきた強みがあるからだといえるだろう。2年ぶり2度目の競輪王。

伏見は2年前に続き、またしても僅差で競輪王の座を逃がした。

井上と山田の攻防は見ごたえがあった。しかし、両者とも、最後は山崎のモンスターパワーに屈した。しかしながら、これが1月開催としては最後となった競輪祭の決勝だが、競輪のG1では久々に手に汗握る一戦となった。

コメント (3)
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