公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

女子選手復活か

2007-06-11 23:09:07 | オートレース

掲示板で掲載した日刊スポーツの記事

09年に女子オートレーサーが誕生する。日動振(日本小型自動車振興会)は今年募集する30期新人の応募資格から従来の「男子」の条件を外し、女子にも門戸を開くことになった。

 オートレースではかつて女子が活躍した時代があった。オートレースが誕生して間もない54年から60年まで、船橋、浜松などを中心に20人ほどが在籍。女子レースがスタートすると、金網越しにひいきの選手への声援がとび、場内は大いに盛り上がったという。

 中には女子の枠を飛び出して、混合レースで男子顔負けのさばきを披露、観客をうならせた女子選手もいた。その筆頭が女傑と評判になった岡本七重選手(浜松)。ダートコースの最重ハンからひと際高く砂じんを舞い上げ、男子選手を次々と抜き、1着を取りまくった。「岡本の頭買いをしていれば安心だった」と語るオールドファンがいれば、「男の選手で、彼女に抜かれたことがないのはおそらく自分だけ」と引退した選手が自慢げに語っていたこともある。しかし、岡本が60年に引退後、女性への道が閉ざされていた。

 04年にデビューした29期生以後、中断していた選手募集再開で、女子選手にターゲットを広げたのは、新規ファンの開拓、低迷するオートの活性化が狙いで、女性ライダーの増加という事情もある。見事合格となれば選手養成所で9カ月の訓練を積んだ後、09年4月に49年ぶりの女子オートレーサーの誕生となる。

[2007年6月11日9時15分 紙面から]


ひょっとすると、約半世紀ぶりに女子のオートレーサーが復活するかもしれないという、ビッグニュースとあいまった次第だが。

ところで、オートレースでは「ウーマンズリーグ」という、エキシビションレースが行われた。

http://www.autorace.or.jp/information/womans-league-index.html

元全日本ロードレーサーの井形マリ氏の要望により実現し、マリ氏の実妹で、元全日本ロードレーサーのとも選手ら12名で対戦が行われた。

これを見る限り、レースの体は確かになしているが、はっきりいってスピード感は男子と比較すると相当に乏しいし、加えて12名の選手の実力差はきわめてはっきりしていた。

女子の合格者が出るといっても、せいぜい1期あたり数名程度だろう。オートレースはハンデレースだから、まれに混合戦とはいえ、女子がソコソコ健闘するシーンも中にはあるかもしれないが、悪い言い方をするようだが、ただの客寄せだけで採用するということであればやめたほうがいい。

少なくとも競艇のように、女子選手を将来的にいかにして売り出し、また育てていくかという明確なビジョンが求められる。果たしてオートレース界にそのような考えがあるかどうか。

問題点は色々と出てこようが、果たして女子選手は誕生するんだろうか?

コメント (7)
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