そういえば去年、W記者が私に取材を申し込んできたときに、丁度住之江のナイターオープニング開催だったので、園田と住之江の「ダブルヘッダー」をやったことがあったな。
昨日は昨年以来の、2度目のダブルヘッダー。とはいっても、馬券も舟券も卒業したから、ただ見るだけってことになったが。
したがって競馬キンキも買わなかったし、ヨッチャンの予想ももちろん買わない。
まず園田。兵庫ダービーの開催日ということで行ってきたわけだが、園田では定番のAの3に座ると、隣のAの2に座っていた、バナナマンの何とか(名前忘れた)みたいな顔をしたアンちゃんがいきなり話かけて、以後そのアンちゃんと1日中しゃべっていた。
笠松から来たって言うことだから、
「ああ、あの、「あっはっは~」でおなじみの?大師匠がいるところの?」
というと、
「うん、あの人の弟子のなでしこの予想にはちょくちょく乗る」
だって(これを聞いた大師匠の「何!おう!しばいたろか!なでしこの師匠はワシやぞ!ワシ!」という姿が目に浮かぶ)。
しかしこのアンちゃん、うるさいの何のって。
金沢から騎乗しにきた吉原寛人のことを知らない客がいたので、
「吉原は金沢ではナンバーワンの騎手なんですよ!」
と延々とその客に話しかけてきたり、毎レースごとに
「これで買いました!」
とかいって、逐一私に買った馬券を見せびらかしたりしていた。
でもこれが結構当たっていて、
「あっはっは~!1~5着まで3連複で狙った馬が全部入ってます!」
「園田の指定席に入ってこれだけ調子がいいのは初めてだぁ!」
とかいって大声で叫ぶ始末。
恐らく私が馬券を買っていたら、こんなうるさい(ま、うるさいを通り越して「うざい」だだな)客がいたらズタズタにされていたかもしれない。卒業してよかったわ。
一方でそのアンちゃんから、先ほど書いた園田移転構想とか、はたまた上山と高崎は復活するかもしれない、とかいった話が出てきたりして、よく知っているなとは思ったけど。
しかし昨日の園田。いつものとおり「やってたな」。
アンちゃんの連れのオッサンは確か園田はおろか地方競馬は初めてだとかで、
「ここは馬がどうとか関係あらへんな」
と自信喪失状態。ま、園田といえば、確実に「やる」レースがあるから、いかにしてそれを見抜き(要はそんなレースを買わないこと)、確実に取れそうなところだけを狙って買うやり方が「必勝定番」?だが、案外、馬券を買う側に回ると気づかない。
でも、(以前買ってて)買わないと決めると、
「ほらなぁ!」
と思ったりする次第。アンちゃんもさすがにそのあたりは見抜けなかったみたいだが、
「でも400円しか買ってません!」
とかいって自分で慰めていたから、一方でそうした考え方ができるということは、それ相当に見抜いているのかも。
兵庫ダービーを見終わると、次は住之江のナイターへ。
ま、意外と客の入りは少なく、ひょっとしたら蒲の周年を売っている、BP梅田に客がながれていたのかもしれない。
有名なお好み焼き屋がある2階で見てたり、はたまたこの日は1開催に1日だけしかないライブがあったりしたのでそれを見たりしていたが、笹川賞のときのイン逃げオンパレードとは違って、センターからの捲りがズバズバ決まるケースもあって、8レースから見たけど、荒れ模様といった感じ。
ところで、くだんのお好み焼き屋といえば、W記者にも、
「ここは芸能人が来る有名なところ」
といって勧めたところでもあるが、まぁ、多少冷めていてもおいしかった。
それに、
「そうや、芸人もここへはよう来るで!」
とオバハンは自慢していた。
「これも横山のやっさんのおかげやな」
「おーっ!ワシはな!競艇が仕事で漫才が趣味なんじゃ!」
と(横山やっさん風に)言ったら、そのオバハンは大爆笑していた。