ディープインパクトの存在に対し、 「競輪界にもこんな大スターがいればなぁ・・・」 とまるで他人事のことにいう競輪関係連中。
ゴルフ界は藍ちゃん・さくらちゃんら若手ブームで女子が人気を回復。どんな世界、いつの時代にも救世主はいるもんだな。競輪界にも出るのかな?いや何としても出てこないと困る。現制度の見直しや改革は必要やけど、しばらくそんなのは後回しでもエエで!という超スーパースターが出現してほしい。 例えばいつも20馬身くらいブッチ切る先行・まくりの選手。競れば触っただけでも相手がぶっ飛ぶマーク選手。出てきませんかね、ホント…。ありえない話やけど、すべて1着ならその選手の年収ってナンボになるんかな。競輪ファンが「コイツは絶対に生で見たい」というあのディープインパクトのような新星が出現してほしいね。
(スポニチアネックス こんな人脈、こんな話より)
ファンが渇望しているのは競馬界のディープインパクトでは、残念ながらとてもが実情。
3時過ぎたら天皇皇后陛下が108年振りに観戦された秋の天皇賞(東京府中)での大観衆が羨ましいやら、
(コンドル競輪情報TOOL4より)
しかしなぁ、おい、競輪は競馬以上に爆発的な盛り上がりの可能性を秘めていることをすっかり忘れているな。 競馬にはないが競輪にはあるオリンピックへの道。そして世界への道。 それに目を背け、ルールが悪いとか、制度が悪いとか理屈ばっかりこねまくっているからだんだんジリ貧になっていく。
そりゃ売り上げが上がっているときはそういった文句をつけても構わん。しかしな、競輪界の一番の問題点は売り上げが下がっているときに、
「賞金を上げろ!」
「競艇並みに引き上げろ!」
「斡旋をもっと楽にさせろ!」
そんな話ばっかり・・・ そしてルール改正となるや、
「こんなルールでは戦えない!」
とにかく文句ばっかり言えばいいと思ってるんだな。挙句に、
「ファンのためにこのような理不尽な判定に抗議する!」
って誤審しているんならともかく、そうでないのに、はたまたルールを理解もしていないのに「正しい判定」に文句をつけるなんて、はっきり言ってそういう選手はもう選手としてやっていけないんじゃないか。
「信号は赤だけど誰も通る気配がないし、青だと思って渡った。」ところ急に車が来て轢かれるような連中が少なくないってこと。
果たして、中には明らかに理不尽とも思える文句ばっかり垂れていたら誰も競輪には寄って来まい。ひいては今、競輪は将来の存続さえ危うい大危機に立ってるんじゃないのか? ルール改正にしたって、番組を変えたことだって要はより競輪を盛り上げていくために必要に迫られてのことだろ。 それとトップクラスの連中ほど、
「世界選手権は遊び、五輪なんて興味がない。」
という状況にあるが、ディープインパクト以上の盛り上がりを「放棄している」としか思えん。
ま、毎回同じようなことを書いているけど、要は選手の意識が変わらねば競輪は変わらないってことだ。またそれを取り巻く連中の意識も。 だいたい、選手をケチョンケチョンに、
「コイツはだらしがない。」 っていう競輪評論家や競輪文屋ってどれくらいいるんだい?
昔月刊競輪にトップクラスにも容赦のない内容を書きたてる人がいた。深大浩二さんだったけど。中野浩一に対して、
「今のようなワンパターンな走りではいずれ勝てなくなる」
井上茂徳に対しても、
「中野におんぶにだっこのような走りばっかり・・・」
それに、フラワーラインが「解散」させられるきっかけとなったのも深大さんの月刊競輪でのコラムが発端。 でも中野も井上もそうやって書かれたから自分なりに戦法を変えたりして長らくトップの座に就くことになったんだけどね。 今や、
「選手はがんばっています・・・」
ってそんな論調ばっかりだろ。選手が頑張っているんならば、もっと人気が上がってもおかしくあるまい。 頑張っている「ふり」をしているだけだからダメなんだろ。