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大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

壮大な手術

2012年12月15日 | 仕事
先日、90歳すぎたおじいちゃんの手の手術をしました。
局所麻酔(部分麻酔)でする手術は、腕を消毒するときに
患者さんに腕をあげといてもらって消毒します。

はて、このおじいちゃん、「腕あげといて」という指示が
とおるもんかな?
というのも、「腕あげて」以外に「指をひらいて~」
とか2つ目の指示をすると、一つ目の指示がおろそかになって
腕を下してしまう人もいます。そうなると、せっかく消毒した
腕も一から消毒しなおし
若い人でも、手術室のあの雰囲気にのまれ、冷静でいられないのに、
おじいちゃん、ちゃんとできてるやん!

と思ったら、手術しない方の手も同じようにあげてました
その姿がまるで、寝た状態で指揮をしているかのようで、しかも
たまたま、クラシックの壮大な音楽がなってたので、おかしくておかしくて
笑いをこらえるのに大変だったのでした

手術が始まる頃には私を含め手術室のスタッフも笑いのツボから
抜け出して無事、手術が終わっているので、ご安心を