10年前、ドイツの病院で研修してわかったことは、ドイツでは高額納税者は
公的な医療保険には加入できず、高いプライベート保険に加入しないとだめなんです。
そのかわり、部長クラスの診察およびオペが受けれる、入院したら個室あるいは二人部屋、
手術や検査は日程が優遇されます、資本主義社会ですからね
その点、同じ資本主義社会の日本では、医療保険費は収入に応じての支払額
なんですが、保険費を払ってない人でも、院長の診察は受けれるし、術者も若い
先生とは限りません。ある意味、日本は「皆平等主義」というか、社会主義的なんやな~

と
思ったことが。
来年1月より高額療養費の限度額が変更するようです

患者さんには意外に知られていない「高額療養費制度」
手術が決まったら、真っ先に「いくらぐらいかかります

」と患者さんから聞かれる
ことがあるんですが収入によっては違うけど、一般的には月約8万以上の負担はありません。
ただし、年収が600万超えると約15万程度ですが。
なので、予定入院ならば、月を跨いで入院しない方が負担は軽くなるかも
来年からは900万以上の上位所得者は月25万に跳ね上がるそうです。
先日、テレビで、とある患者さんが「最近、疲れる、息苦しいような気がする」
ということで、受診した病院で、診察、採血、レントゲン、心電図、心臓エコー、CTを当日
すべて受けて、患者の負担が一割なので7000円で安い

いい病院

みたいな紹介がありましたが、
果たして、9割を税金でまかなってまで、そのすべての検査が必要やったんか
病院はたくさん検査すれば儲かるし、患者さんも1割負担なら検査してもらって安心を
買いたいやろうけど、世界一の長寿国で、今後、医療費が莫大になるってわかってる
日本で、これって、今後の若い人たちにどれだけの負担を強いるんやろ

と心配になります