犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

朝焼け

2013-08-28 07:58:15 | 日記


 昨朝と同じだなと思う。天頂近くに半月、東の空高く木星。お互いかなり近付いて来た。昨日も朝焼けだったのだが、昨日は記すのを忘れていた。晴れているが、ガードレールや草の葉に露は見当たらない。
 夕焼けも朝焼けも見ることが出来るシーズンである。朝焼けを見ていて、ううん、美しいな、不思議だなと思えばそうだし、特別変わった風景ではないと見ればそうだ。どうやら色の分からない犬は全然何も感じないようだ。じっと見さえしない。ないも同然だ。犬は近くの立体に興味がある。食べられるかもしれないからだ。
 世の中のものは、すべて朝焼けのようなものかもしれない。感動できる人もいるし、見ても何も感じない人もいるし、見ない人もいる。同じ人でも感動できる時もある。何も感じない時もある。見ない時もある。その時々で人は違う人になるのだろうか。一時的に。大いにあり得る。

 いつものコースを歩く。

 丘陵の頂を過ぎ、右手の土手にナツズイセンが咲いているのを見た。以前もそこで見た。夏の盛りの前と後とで咲くのか。スズメが集まり鳴いているのに気付いた。これまでセミの声で隠されていたのだ。

 明治十二年の丘を越えて駅裏に出る。そこの駐車場のそばに5,6cmの赤っぽいムカデが死んでいた。ひかれてはいない。頭がこんなに丸かったけ、と思った。川にカモがいたので、少し遡ってみる。すると、水中からカワセミが飛び出した。川岸に止まった。川岸といってもコンクリート造りである。その横顔を見た。大きい。特に頭が大きい。くちばしも大きくて長い。これは厳しい環境でも生き延びていけるような面構えである。
 川面ではつながったアカトンボが尻尾を水面にちょんちょんと何度もつけている。産卵だろうが、藻のようなものは見えない。流されていくだけだろう。途中、何かに引っかかるのだろうか。海まで流されるのか。水中をカメがゆっくり泳いでいる。

 5時半頃に出発して、1時間余り散歩して、朝刊を読みながら食事をして1時間、庭の草花の水やりなどをしてこのブログを打つ。それ以降は自分の時間を過ごす。と言いながら、雑用は限りないけれども。
 この生活パターンが9月から変わる。1か月余りだが、ブログを打ち始める時刻に勤めに出なければならなくなる。ブログを何時打つか。散歩の時間を早めることが考えらるが、真っ暗の中を歩くのは好きではない。仕事を終えて夜、打つのはその間の色々なことが邪魔をして散歩中のいちいちを忘れているか、思い出すのにひどく時間を要すことだろう。

 結論が出ない。決定に時間がかかるだけでなく、決定自体が困難になりつつある。