犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

カラスノエンドウとアブラムシ

2014-03-20 08:03:35 | 日記


 6時半に犬の散歩に出掛ける。今日は木曜日。

 仁馬山古墳コースを歩く。雲って風はない。弱い照明のようにずっと薄明るかった。時間がたっても明るくも暗くもならない。
 長袖のシャツで歩くのに、丁度良い天候だった。

 参道を国道に向けて歩いると小型車の後ろにパトカーが止まっていた。この車、3,4日前からここに止まっていた。最初に見たのはある朝の散歩の時で昼前に出掛ける時も見て全然動いている様子がないのであれっと思ったことを覚えている。しかし、それがいつのことだったのか覚えていない。思い出せない。日曜日か月曜日のことだろうと思う。昨日の水曜日とか一昨日の火曜日とは思えないからだ。それなら覚えていそうなものだ。
 それからずっとそこにあったのだが、もう注意も払いはしなかったので何日目など考えもしなかった。
 パトカーが来ているということは付近の住人から通報があったのだろうか。それにしても早朝からご苦労様である。パトカーの所にいた大きな警官が挨拶をしたので、
 「どうもおはようございます。」と返す。
 犬は松の根元で糞をした。その処理している時に角からの距離を測定器で測って近付いて来た別の警官が挨拶をするので返す。
 最近の警官は若いというは老人特有の台詞らしいが、ここには警官の概念が暗喩されている。若いというのは子供っぽいの婉曲表現である。警官を子供の時から見て知っているのだが、制服は少しは変わっているだろうが、見た目は分からないので子供の時の思いが投影されるのだ。立派な大人、強そうな人。所が色々な人を見て来て、自分が歳をとると若者の範疇に入る顔姿というものが形作られる。現場の警官はそれに符合するのだ。子供の時と今との印象の落差が最近の警官は若いという言葉を発せさせるのだ。

 丘陵の裾道を歩く。カラスノエンドウがふんわりと伸び上っている。よく見ると茎の所が濃くなっている。アブラムシの大群である。アブラムシが付いていないものはない。今度はアブラムシを食べるテントウムシの幼虫が現れるだろう。モンシロチョウも出てくるだろう。
 土手のヒガンバナが以前は天に向けて葉を伸ばしていたが、今は斜面に沿ってうなだれており変色も始まっていた。

 黒い犬を連れた人がいた。小道を川の方に向かっていた。我が犬とよく似ているなと思った。色、大きさ、足の長さ。ひょっとして兄弟姉妹ではないかと感じた。それほど似ていた。我が犬はまったく気づかなかったようで電柱の根元ばかりに気を取られていた。

 観音堂古墳に行き、少し引き返して急な坂道を登り仁馬山古墳を左手に見て丘陵の頂の道を歩く。少し急いだ。午前、所用があって行かねばならぬ所があるからである。市の施設の敷地に横から入る。例の袋の新聞は取り入れられていた。野外トイレを借りる。

 参道に戻って来た。小型車は撤去されていた。速い措置である。時折、小雨が降っているようだ。

 8時5分前に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時10分に犬の散歩に出掛ける。

 犬の散歩は朝が1時間強、夕方が30分強といったところで1日2時間弱ということになる。歩くことには負担を感じないが、犬の引っ張りの方に体力と注意力を使わされる。いつ何が起こるやら知れたものではない。
 庭の草引きに2時間。やっただけ成果が目に見えるのでついやってしまう。これは案外に力を集中させる作業だ。根を詰める律儀な動作の繰り返し。
 この2つの力仕事は性質がかなり違うというよりも真反対のようである。外対内、行動的対思索的、多様な変化対微妙な変化、粗放対集約、大胆対緻密、犬任せ対自分任せなどあげれば枚挙にいとまないが、共通点もある。雨が降れば中止なのだ。
 この2つの力仕事と読書が毎日の活動内容となって来た。

 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。海へは行かず防風幕が海側に張られてある海岸道路を北上する。
 大きな川に出て川沿いを歩く。国道まで行かず途中で住宅地の方へ入る。犬が突然、クウウンと鳴きだした。誘うような媚びるような声である。赤ん坊の泣き声やロックンロールの響きのように人が本能的に惹きつけられる音である。
 確かこの辺りに犬がいたはずだ。果たして、我が犬より少し大きい赤犬が犬小屋の前で侍るように座っていた。そして、首を少しひねってこちらを見たがゆっくり元の方を向いた。まったく相手にされていないようであるが、我が犬はそんな対応には全く気付かず、また意に介することなく前に歩くのみであった。ただ、鳴いてみただけという感じなのだ。
 我が犬は素知らぬふりとかフェイントをかけたりとか思わせ振りとか一人芝居をしていると思わせる行動態度をとることがある。何でもないの、何でもなくでもなく何か感じてのことかもしれないが、突然、立ち止まって後ろを振り返ってみたり、疲れているのかもしれないが何だお前はと言うよう目で私を見たりする。まだいろいろあるようだが、慣れてしまって記憶に残らない。

 5時10分前に帰着。

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