犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

夕焼けは音のしないショー

2015-08-16 07:11:48 | 日記


 6時15分に犬の散歩に出掛ける。今日は日曜日。

 海岸道路を南下して礫岩広場に至るコースを歩く。曇っている。東風がとても涼しく背中に心地良かった。

 海岸の見える所に来た。沖にシーカヤックが浮かんでいた。そして今、浜から沖に向かう黄色のシーカヤックがあった。パドルで漕いでするすると沖に出た。余りに簡単そうで拍子抜けした位だ。かなりの漕ぎ手なのだろう。消波ブロックの向こうに行った。
 あの細長い先端が水を抵抗なく切っていくのだ。

 礫岩広場に至るまで気付かなかった。蝉の声がしない。代わりに草原などからはコオロギの鳴き声がしていた。昨朝は鳴いていたように思うが。
 今まであったものがなくなっても余り気付かない自分であるが、蝉の声は別である。あの襲いかかるような声があるのとないのとでは大違いである。
 再び公園の方に戻ると遠くでクマゼミの鳴く声がした。しかし、それ程のボリュームはない。

 公園の水道ある所で犬に水を飲ませた。所望したからだ。

 7時に帰着。




 昨夕の散歩について

 6時半に犬の散歩に出掛ける。横浜から来た親戚がリードを持ってくれた。

 公園で後ろ足の悪い人のような眉を持った大きな犬と出会った。我が犬は調子よろしく飼い主に行って頭を撫でて貰った。
 犬同士も挨拶はしたが、相手の犬はどうも調子がよろしくないようだ。へたり込んでいる。暑いのも応えるだろう。右目の下に目やにが溜まっている。水色をしていた。さっき、見えにくかろうと拭いたばかりなのだそうだ。
 しばらくすると相手の犬は何か機嫌が悪くなったのかウウウと唸った。何かが我慢できないのだろう。その何かが分かれば解決のしようもあろうというものであるが、それはおそらく本人にも分からないのではないかと思う。だからのウウウなのである。もう、細かなことは分かって貰わなくても良い、分かって貰ってもどうにもならないのだからと言っているように思えた。
 別れてグラウンドを通って海岸に向かう。

 階段から浜に下りる。太陽が西の空に傾いていたが、それよりもその方位に驚いた。うんと南に寄っているではないか。蓋井島より白島に近い西にある。確かに夏至から2ヶ月近く経っている。が、要するに一昨夕との比較である。一昨夕は全然違和感がなかった。ということは、浜に下りた地点の問題である。一昨夕は海辺のカフェの駐車場の横から浜に下りた。この僅かの差が見かけ上、大きな差を引き起こしたようだ。

 浜にはまだ人がかなりいた。が、今日がお盆で、お盆過ぎはイラ(毒クラゲ)が出るので海に入ったらいけんと昔から言われている。

 久し振りに突堤の先端まで行った。フナムシはかなり減っていた。

 太陽は沈み夕焼けが長く続いた。音のしないショーであった。

 7時25分に帰着。