ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

京津線の白昼夢

2024年05月05日 | 鉄道・リニア新幹線・航空機

京都と大津を結ぶ鉄道

 

京都と東隣の滋賀県大津市を結ぶ鉄道は、JRの東海道線・湖西線の他に、あまり知られていない京阪電鉄の京津線がある。

 

東海道線

 

京都駅からJR東海道線に乗ると、途中駅は山科駅しか無く、10分弱で大津駅に着く。JR大津駅は山の中腹のような場所にあり、周囲に繁華街があるわけでもなく、県庁があるだけなので、昔はガランとして寂しい場所でした。例えれば、昔のJR東海道線の神戸駅のような感じかな。今のJR大津駅周辺はマンションなどが立ち並んでいるようです。(最近、大津駅へ行ったことが無いので伝聞です)なにしろ、京都駅まで10分弱、大阪駅まで40分弱ですから。

 

湖西線

 

JR湖西線は山科駅で分岐し、トンネルで大津市北部に出るが、大津市北部に大きな繁華街は無く、大きな町も無い。有名なのは、雄琴温泉くらいかな。雄琴温泉は、男の人が喜ぶ温泉と子供の頃聞いたことがある。JR湖西線は北陸地方へ向う特急を高速で運転するために、ほとんどが高架で作られました。しかし、比良山系からの強い風が吹くことがあり、運行が中止されることがあるのは計算違いかな。

 

昔の京阪・京津線

 

昔は、2両連結の電車が地上の京阪三条駅を90度曲がって三条通に出て路面電車のように進み、旧国道1号線に沿って山を越えて山科盆地に入る。山科を過ぎると、今度は京都と大津の間の山を国道1号線に沿うように越えて、最後は広い通りの併用軌道を琵琶湖湖岸の浜大津駅まで降りて行く。

 

ただし、JRは途中駅が山科駅しか無く、10分弱で大津駅に着くけど、京津線は12または13駅に停まっていくので、30分弱の時間がかかったかな? 京都から大津に通しで乗る人は鉄道マニアか、遊覧船に乗る人くらいでしょう。京阪・浜大津駅周辺には浜大津港があり、遊覧船が発着しているので、JR大津駅周辺より賑わっていました。

 

現在の京阪・京津線

 

現在は、京阪三条駅から御陵駅までは京都市の地下鉄になったので、御陵駅から浜大津駅までの7駅が京阪電鉄の京津線になっています。そして、京津線の電車は地下鉄東西線に御陵駅から乗り入れているので、京津線は地下鉄に合わせて4両編成(1両の長さが16.5mなので、4両で66m)になっています。

現在の京津線

 

京阪・京津線の白昼夢

併用軌道に入るところ

 

浜大津へ降りていく道にある京津線併用軌道

 

京津線の見どころは、京都・大津間の山越えの区間と上栄町駅から浜大津駅までの併用軌道の区間です。併用軌道は、交通量は多くない片側1車線の道(軌道敷きを除く)を4両編成の電車が道の真ん中を下っていく。この様子が目に浮かび、実に壮観です。

 

でも現地に行ったことが無い。正確に言うと、地下鉄乗り入れをしてから、すなわち4両編成になってから、大津の併用軌道区間に行ったことが無い。しかし、この併用軌道区間を4両編成の電車が進んでいく光景が鮮明に浮かんでくるのが不思議。TVのニュースで見たのかな? 今度、4両編成の電車が併用軌道を進んでいくところに是非見に行きたいけど・・

 

2024年5月5日

 


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