「空飛ぶ車」は各国で開発されており、何でも食らいつく中国では、最近開催された上海の自動車ショーに出品されていたとか。日本でも、関西万博が開催される頃に商用生産される予定だったけど、これが無くなったとか。
「空飛ぶ車」の疑問
ところで、「空飛ぶ車」に関する疑問。
(1)田舎では、田んぼや畑、林の上を飛べば良いが、都会ではどこを飛ぶのかな?
・車体の不具合や衝突、気象状態、運転ミスが原因で墜落事故が発生する可能性があり、飛ぶのは道路上や河川上が無難。それでも、道路上に墜落すれば自動車や歩行者、電線を巻き込み大事故になる。河川上が無難だけど、河川が都合の良い所にあるわけではない。
・民家や中小ビルの上は、住人からすると飛んで欲しくない。低空を飛ばれると怖い。
・高層ビルは飛び越えられないので、周囲を迂回することになる
・「空飛ぶ車」は横風には弱そう。そうすると、風が強い高層ビル群の中を飛べるのかな? 高層ビル群の中を飛べないとすると、メリットが減少する。
(2)田舎では、林の上を飛び越えるくらいの高度を飛べば良いが、都会ではどれくらいの高度で飛ぶのかな?
・飛ぶ高度が低いと住人や通行人にとって圧迫感がある
・飛ぶ高度が高いと「空飛ぶ車」は風の影響を大きく受ける
(3)どこに離着陸するのかな?
・高層ビルなどの屋上には、ヘリコプターが着陸できるスペースが用意されている。しかし、「空飛ぶ車」は横風に弱そうなので、ここは使えないのでは? 使えないとすると、地上かあまり高くないビルの屋上のスペースが必要になる。
(4)「空飛ぶ車」が増加したら交通管制はどうする
・交通信号を設置するわけにはいかないので、交通管制はどうする? GPSを使って空いている場所を自動的に選ぶのかな?
(5)免許はどうする
・免許を取ったけど、初心者は都会の上を飛べるのかな?
それほど「夢の車」「将来の乗り物」では無さそう
「空飛ぶ車」は、アメリカや日本の田舎では便利な乗り物になりそうだけど、都会では制限が多そうで、それほど「夢の車」では無さそう。都会で墜落事故が起きれば被害は大きいし、飛行に制限がかかる。テロの可能性もある。
2023年11月2日
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