ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

日本国の財政破綻は何時か? (上)投資は自己責任

2024年02月29日 | 社会・経済

うさぎは「羽」で数える

 

逗子市の山中でうさぎが30羽以上見つかったというニュースをTVでやっていました。発見者は、ウサギの数を「羽」と正確に言っていましたが、TVのテロップは「匹」でした。TV局の知能がわかります。給料の比較的安い若い人が作っているのでしょうね。その後のニュースでは、「羽」になっていました。AIが作成した文章が真実かどうかわからないと言っていますが、その前にTVも危ないというべきです。

 

株価は高値を更新したけれど

 

日経平均株価(東証プライム市場に上場する企業1654社の中から選んだ225社の平均株価)は上昇傾向で、過去最高値を更新しました。(昨日今日は下がっているようです)

その理由として、

 

・中国人が買っている

・中国から引き揚げた資金が日本へ流れこんでいる

・日本で新NISAが今年から始まった

・日本株は世界の他の国の株価と比べて割安

 

などが言われている。

 

株価はさらに高くなると予想する人が多数

 

これから、株価はどうなるか。新聞や経済誌を見ると、高値を更新していくという人が多数派のようです。4万円にいくと囃している人もいる。

 

少数の人が「そう巧くいくもんか!」と思っている懐疑派だけど、イケイケドンドンの証券界では口にしづらい。TVの街頭インタビューでは、日経平均株価が上昇していても「生活が良いという実感はない」という人が多い。

 

このブログに時々出て来る、株を始めて約10年になる知り合いのM氏は「上がっているのは一部の株で、俺の持っている株は上がっていない」と言っていました。

 

「投資」は自己責任でお願いします!

 

テレビ東京は、平日朝に経済番組をやっているが、経済や株価動向の解説をした後に「『投資』は自己責任でお願いします!」と必ず言っている。

 

テレビ東京は、土曜日の午後に競馬中継をしている。そこでは、勝ち馬予想をやっているけど、「馬券購入は自己責任でお願いします!」とは一言も言っていない。なんで?

 

競馬中継で勝ち馬予想をやっている人は「先生」と呼ばれているので、「先生」に文句を言えないからでしょうか? テレビ東京の経済番組に「先生」と呼ばれる人はいない。

 

ところで、天気予報も「天気は自己責任でお願いします」とは言わないのはなぜ? 先週19日の月曜日は24節気(暦ともいう)の「雨水」の日でした。前日の予報では、晴か曇りだったけど、実際は1日中しとしとと雨が降っていた。天気予報士は「暦通り雨水ですね」と24節気で誤魔化していたけど。この日は仏滅だったので、どうせ暦で誤魔化すなら「仏滅なので天気予報が外れました」と言えば良いのに。

 

NISAが今年から始まる

 

今年の株高の要因として、新NISAが始まったことは関係ないと書いている人がいますが、私は大有りだと思っています。新NISAで証券市場に資金が入ってくるのは確実だったので、海外のハゲタカどもがこんな好機を見逃すはずはない。新NISAをやっている皆さん、損をしないように気を付けてください。

 

ここからが本題ですが次回に。

 

2024年2月29日

 


トヨタは車種が多い裏事情

2024年02月26日 | 会社

2024年2月23日のブログ「トヨタグループの不祥事」の続きです。

 

ダイハツは「プロボックスProBox」も作っていた!

 

「プロボックスProBox」はトヨタの商用バンです。ダイハツはトヨタの“Rocky“(ダイハツ名は”Rise”)やトヨタの“Roomy”(ダイハツ名は”Tank”)を作っているのは知っていたが、“ProBox”もダイハツが製造していたとは! トヨタは国内他社に比べやけに車種が多く、選択肢が広いなと思っていたら、こういう裏事情があったのか! トヨタはダイハツに依存しすぎだろ!

 

ダイハツは、小さい車が得意なので、トヨタの小さめの車の製造はトヨタからダイハツに移管するという話を昔聞いたけど、商用車の「プロボックスProBox」まで作っていたとは思わなかった。ダイハツが製造する車種がこれだけ多いと、不正なことをしないと、手に負えなかったのは分かる気がする。それに、小さい車は大きい車と比べて利益が少ないし、「プロボックスProBox」のような商用車はやはり利益が少ないはずなので、ダイハツは経営的にも大変だったと思う。

 

トヨタは車種が多い

 

トヨタは他の自動車会社よりも車種が多く、購入しようとしているユーザーは車を選ぶのに迷ってしまうけど、トヨタの販売にとってはプラスです。しかし、トヨタの車の中には、似たような車種があって、トヨタ社内で調整されているのかと不思議になる。

 

車種が多いと言えば、新型クラウンはクラウンと名がつく車が4車種もある。クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステート(24年4月発売)の四つ。「クロスオーバー」はSUV風クーペ、「エステート」はワゴンでもありSUVでもある車種のようです。

 

クラウンと言えば、セダンというイメージがあるけど、4車種もあるとは? セダンだけでは売れないので、SUV風の車種も揃えたかったと推測する。昔なら、これらを「クラウン」というくくりではなく、別の車種名にしていた。

 

トヨタは車体フレームを共通化するのに熱心だったという報道を記憶しているが、この最新のクラウンも車体フレームを共通化しているのかな? クラウンのクロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4車種の車体フレームが共通なら部品の数は減るけど、4車種もあると部品の数はかえって増えるのでは?

 

トヨタは車種を整理する

 

それにしてもクラウンを4車種も作れるのは、ダイハツが小さい車を作ってくれるから出来たのかもしれない。今回の不祥事の対策として、ダイハツは軽だけにするという報道を見たけど、ダイハツの生産する車種が軽だけになると、トヨタも現行の車種を整理しないと今の車種数を維持できないと思う。

 

いずれにしても、トヨタが世界一の販売量を維持するには、それなりの無理をしていたかもしれない。

 

2024年2月26日

 


トヨタグループの不祥事が続いている

2024年02月23日 | 会社

トヨタに関しては、今までも書いている。

2023年07月04日のブログ「巨大なトヨタザウルスは脳みそが小さい

など。

 

ところで、ここのところトヨタグループの不祥事が続いています。ネットで検索すると、以下のような項目があがって来るが、これで全てかどうか。

 

トヨタ販売店の不正

 

(1)販売店の不正(年月は発覚した、または報道された時)

  • ネッツトヨタ富山、2023年12月

実際に行った塗装よりも高額の請求をしていた事例が1126台

  • ネッツトヨタ千葉、2023年11月

実際には修理や交換をしていない車の部位・部品について、保険金を請求していた事例が1687件

  • 札幌トヨペット、2023年11月

高機能の塗装だとして代金を請求していたのに、実際は通常仕様の塗装をしていた事例が1417件

  • 大阪トヨタ自動車、2023年10月

塗装作業で、過大な費用を請求、計67台

  • トヨタカローラ静岡、2023年6月

396台のうち124台で、クリア塗料を使わず、通常仕様の塗料を使い、過大な費用を請求

  • ネッツトヨタ茨城、2022年12月

高機能の塗装だとして代金を請求していたのに、実際は通常仕様の塗装をしていた

  • 岐阜トヨタ、2021年3月

国交省中部運輸局から消耗部品代金の顧客への過剰請求を指摘された

  • レクサス高輪店

不正車検、検査数値の書き換えや規定の検査自体を実施していないなどの不正が565台(2019年6月から、2021年6月までの2年間で)

  • ネッツトヨタ愛知の系列店「プラザ豊橋」

2021年1月までの約2年間で5000台超の不正車検が発覚

  • 沖縄トヨタ宮古支店

ナンバープレートを取り違え

  • ネッツトヨタ沖縄南風原店

正しく測定できない状態の機器で20台の車を検査した

 

販売店の不正では、高級塗装と偽って通常塗装をするのが多い。ということは、高級塗装も通常塗装もあまり差が無いということかな? たとえ塗装が違っていても、一般ユーザーは違いがわからないのでディーラーに文句を言う人が無く、不正の温床になりやすかったのでしょうか。そうはいっても、稀に塗装の違いを見破る人がいたので、不正が見つかったのかも? それとも内部通報かな? 

 

塗装以外にも、部品の架空請求や過剰請求、不正車検が複数ありますが、悪質ですね。これではゴルフボールを車体にぶつける以外は、ビッグモーターと同じでは。

 

私もディーラー(トヨタではありません)に点検を依頼することがある。交換する消耗品や部品が少ないと、エンジン清浄剤などを勧めて来るが、効果は実感できない。疑えば、本当にエンジン清浄剤を入れたのかどうか? 見たわけでは無いし? それとも、エンジン清浄剤の効果って気休め程度だったのかな? 

 

トヨタ子会社の不正

 

(2)日野自動車の不正 2022年3月

国内工場で製造する中大型のトラック・バスのディーゼルエンジンの排出ガスや燃費のデータを改ざんしていた

 

(3)豊田自動織機の不正

・フォークリフト、建設機械用のエンジンの認証における違反があった

・自動車用ディーゼルエンジンの認証における違反があった

(他にもいろいろあるようですが、省略します)

   

(4)ダイハツの不正  2023年12月

   新車の安全性能を確認する認証試験など25の試験項目で、174個の不正行為

 

日野自動車、豊田自動織機、ダイハツ、こういうメーカーの不正は自動車業界だけでなく、他の産業でも頻発している。別のところで、考えてみたい。

 

トヨタの不正が多すぎる

 

販売会社を含めたトヨタグループの不正は多すぎますね! 販売会社(ほとんどはトヨタと資本関係は無いと思いますが)の不祥事がこれだけ続き、しかもトヨタの源流である豊田自働織機の問題や子会社の日野自動車の問題があれば、トヨタ社長は責任をとって辞めるのがスジでしょう。責任をとったかどうか知らないけど、豊田前社長は2023年4月に辞任し、近藤氏が新しい社長に就任した。この後に、子会社のダイハツの不正が発覚した。

 

豊田前社長(現会長)の責任

 

それにしては、現在は代表取締役会長の豊田前社長が、グループの不祥事をほったらかして、自動車レースに出ているのは不思議。だいたいグループの不祥事には、社長ではなく、会長が出て指揮を執るのが本スジ。新聞には批判が出ていないが、経済誌は批判している。

 

トヨタザウルスは巨大になり、新車販売量が世界一になった。その陰であちこちにガタやキシミが出ているだろうと推測する。新車販売量を世界一にする過程で、無理な販売計画が無かったのかな? これだけ大きくなる過程で、ガタやキシミが出ない方がおかしい。

 

2024年2月23日

 


大正製薬はどうする?

2024年02月20日 | 会社

大正製薬に関する過去のブログ

 

今までも大正製薬について書いている。

2019年7月08日の「貧すれば鈍する製薬会社」では、養毛剤のミノキシジルの個人輸入について。

2021年8月30日の「TVコマーシャル3題 『インディード』と『リポビタン・デー』と『Q&P コーワ』」では、未だに「D」を「デー」と発音するのは、「高くは売りません」の通販「夢グループ」社長と東京の田舎会社くらいと書いている。

 

大正製薬が訴訟で負けた

 

あまり報道されていないが、大正製薬はサントリーを訴えて一審では負けた。正確に言うと、大正製薬はサントリーではなく、広告出演を管理する会社を訴えた。大正製薬の「リポビタンD」のTV・CMに出演していたサッカーの三浦知良が、サントリーのCMに出演したことで裁判になっていた。

 

私は「リポビタンD」のCMに三浦知良が出ていた記憶がないので、かなり昔だったのか、あるいはそれほど記憶に残らないCMだったのかなと思う。だいたい、いくつかのTV・CMを掛け持ちしている俳優や選手は多いのに? 三浦知良が重要なら、専属契約という方法もあるはずだけど、裁判に負けたということはそういう契約は無かったということになる。

 

三浦知良が大正製薬のCMに出ていようが、サントリーのCMに出ていようが、一般の人にとってどうでも良い問題だけど、大正製薬にとって裁判を起こすような問題だったのかと理解に苦しむ。

 

「コーワ」と似ている

 

8月30日のブログで取り上げた名古屋の「コーワ」と大正製薬は、どちらも製薬会社で、創業家が元気そうな社風が似ている。そして、昔からの古臭いTV・CMにこだわっているのも同じ。

 

大正製薬は株式を非公開に

 

大正製薬は大衆薬が主な事業で、開発に金と時間がかかる新薬は鳴かず飛ばず。昔、大正製薬は新薬から手を引いたと何かで読んだ記憶があるが、現在も続けている?ようです。大正製薬は何年か前に早期退職を募集したので、経営が苦しいのかなと思ったけど、直近の業績は思いのほか良い。

 

などと思っていたら、大正製薬は総額7000億円超をかけて自社株を買い取り、株式を非公開にしようとしている。目的は、株主にいろいろ言われたくないのと創業家の節税対策だと経済誌が書いている。ネットでは、株式の買取価格を安くするために、大正製薬は数年かけて自社の株価を下落させてきた(実際、下落している)などと書かれているが、真相は不明。

 

大正製薬はどこへ?

 

日本の製薬会社は、新薬開発を重点にする会社と大衆薬に重点を置く会社に分かれてきた。「武田薬品工業」は新薬開発に重点を置き、大衆薬部門は米ファンドに売却し、「アリナミン製薬」と名前を変えた。大正製薬が大衆薬に重点を置くのは、競争が激しい大衆薬も大変だけど、新薬開発より勝ち目はある(あるいは会社存続の可能性が高い)と判断したからかな。

 

2024年2月20日

 


車が地下道に進入?

2024年02月18日 | うんちく・小ネタ

2月15日に、藤沢駅の線路の下を南北にくぐる地下道(歩行者専用です)に70歳代の女性が運転する自動車(写真を見ると、5ナンバーのようです)が進入し、動けなくなって停車したという事故?がありました。70歳代の女性は「南口から北口に行きたかった」と話しているとか。

 

私は藤沢駅を良く知らないのでGoogleマップで調べたところ、駅南口東端に歩行者専用の広い地下道があり、入り口は階段ではなく緩いスロープになっているので、事情の知らない車は進入できそうです。Googleマップで見る限り、藤沢駅を南北に往来できる自動車用の地下道は無いようです。

 

これが藤沢駅南口の地下道の入り口。こちら側の道路(一方通行で駅南口のロータリーからは進入禁止)から地下道端の柵と地下道入口のポールの間を車が通れそうです。

 

反対側から見るとこんな感じ。5ナンバーの車なら、横の道から進入できます。ただし、横の道は一方通行で、駅前のロータリーからは進入禁止です。(一方通行の標識が見えます)

 

南口の地下道のスロープです。柵の右側は十分広いし、邪魔するものは無く、車は通れそうです。

 

地下道の平らな部分から、入り口の坂道を見ています。中央の柵の左側は車が通れそうで、地下道の平らな部分までは進入できます。

 

地下道の北側の出口は階段のよう(Googleマップでは確認できません)で、車はにっちもさっちも行かず、地下道の中で止まったようです。

 

高齢の方でも、事前に地図を確認して車を運転すれば、このような事故?は起きないと思います。昼間なので。

 

2024年2月17日

(私の罪滅ぼし 2024年2月19日)

私の罪滅ぼしです。約10年前、初めてのスーパーに行きました。ここは駐車場が屋上にあり、入口と出口が別の場所にあることは分かっていました。しかし、出ようとして標識を探したが無い。仕方が無いので、道なりに進むと入口に出てしまいました。対向車がいなかったのでそのまま出ました。標識を見落とした? それから一層気を付けています。初めての場所はGoogleマップで周囲の状況を必ず確認しています。