ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

この総理大臣、大丈夫かな?

2021年01月30日 | 国際・政治

刑事罰に執着したのはガースー首相では?

 

新型コロナウイルス対策の関連法の改正案で、懲役刑などの刑事罰は行政罰に修正することで自民党と立憲民主党が合意した。自民党が大きく譲歩した形で決着したが、刑事罰を設けることに最後まで執着したのは、ガースー首相では?と思った。

 

あるTVで、田村厚労相や厚労省の担当局長、厚労相の諮問機関も刑事罰には慎重だったと伝えていた。そうすると、刑事罰に固執していたのは、田村厚労相の上司のガースー首相になる。

 

私の会社員時代の教訓は、「対策は最悪の案になる覚悟で」

 

私が会社員の頃、製品が市場に出てしばらくしたら、技術的な大問題がしばしば発生し、てんやわんやの騒動が起きた。

 

現場に調査に行ったり、市場で実際に起きた問題を実験室で再現したりして、その問題を解決するいくつかの対策ストーリー案を考えたが、実際の対策は「これだけはしたくない」という最悪のストーリー案になることが多かった。最悪とは最も手間がかかるということで、金と人が最もかかり、お客さんにも多大な迷惑をかけるということ。

 

その時の問題対策の教訓は、最悪の対策ストーリー案になる覚悟を決めておくことだったが、人間はすぐに過去を忘れて安楽な道を選択したくなることがしばしば。最悪案はどうしても避けたいので、甘い案を考えていると、再びぶちのめされた。

 

ところで、新型コロナウイルスの場合のガースーは?

 

菅首相と会ったある大学教授がいて、一般病院のベッドにインセンティブを与えれば、あっという間に新型コロナウイルスのベッドは確保できると助言したところ、会談後に菅首相が「久しぶりに明るい話」と言ったとか。

 

菅首相は、安楽な助言を聞いてホッとして、大学教授にお世辞を言ったのかな? その気がわからないでもないけど、指導者としてどうだろうか? 

 

元々は一介の会社員の私は、TVを見ながら「自分にとって都合の良い、心地よい話を聞いていると、判断を間違えるよ」と思ったものでした。この総理大臣、大丈夫かな?

 

2021年1月30日

 


咳払いする人は下品!

2021年01月27日 | うんちく・小ネタ

咳払いする人は京都ではあまり見かけない。東京・横浜の人は、男でも女でも咳払いする人がけっこういる。下品。こういう人は間髪を入れず咳払いするので、咳払いが習慣になっていると思う。最近の例は下記参照。実際に経験した咳払いはもっと多いはずだけど、忘れた。現代に咳払いする人が存在するというのが信じられない。そんなに偉いのか?

 

咳払いする人々

 

・表参道を歩いて来たおばさん

人で混雑する歩道を歩いていると、向こうからおばさんが歩いてきたので、1mくらい近づいた時に方向を変えると、おばさんから咳払いされた。表参道はきれいだけど、歩いている人は下品。

 

・スポーツクラブのおばあさん

おばさん仲間と笑いながら話している近くを通ったら、おばあさんから笑いが消えて咳払いされた。仲間と他人を区別しているようだ。

 

・家の前で

家から外出しようと玄関ドアを開けて外に出たら、ちょうどおっさんが道を歩いてきて、目が合った後、咳払いをして歩いて行った

 

これらの人は、「近くに来るな」とでも言いたいような? しかし、そう言うわけにはいかないので、咳払いで代用するのかな? しかし、下品。

 

京都の場合

 

この「咳払いする人々は京都にいない」と書こうとしたけど、京都にもいた。先日、市街地のマンションの前に自転車を止めていた小学校高学年らしき女の子は、咳払いしながらマンションに入っていった。「ついてくるな!」と言いたいのかな? でも逆効果になる時もあるよ。将来は立派なおばさんになる感じの子だったけど。

 

このことがあった翌日に市街地の民家の前を歩いていたら、見ず知らずのおばあさんと目が合ったら「こんにちは!」と挨拶されたので、こちらも挨拶した。年を取るとやることが上手い。あの女の子に教えてやりたい。下品なじいさん、ばあさんは手遅れでムダだけど。

 

2021年1月27日

 


東京・横浜のおかしな人と京都のおかしな人

2021年01月24日 | うんちく・小ネタ

おかしな人とはお前だろう!という声が聞こえてきそうですが、私は置いといて今回は他人の話。

東京・横浜で生活しているので、京都よりも東京・横浜でおかしな人に出会う確率が高いののは仕方ない。

 

東京・横浜のおかしな人

 

  • 電車内で鼻をほじくる男

 

10年位?前の話。午後の電車は空いていたので、座席に座っていると、隣の若い兄ちゃん(会社員風)が、指を本当に鼻の穴の中に入れて、鼻くそをほじっていた。あまりのことに、私は持っていたティッシュペーパーをあげてしまった。礼は言われなかったけど。鼻くそをほじくる人は漫画で見たけど、本当にほじくる人を見たのは初めて。

 

先日も茶髪の人相の悪い兄ちゃんが、電車の中で足を広げて寝ていると思ったら起きて、小指で鼻の穴に突っ込んでほじくり、その指をズボンに擦りつけていた。鼻の穴に指を突っ込むのは普通のことなのかな。

 

  • 電車内でブツブツ言う男

 

これは20年位?前の話。自由が丘駅近辺を走っている電車の優先席の前に立っていたら、座席に座った男が低い声で、ブツブツ言っていた。気にも留めていなかったけど、そのうち私のことを言っているような? あまり関わりたくなかったので横目で見ると、「ほらほら、気になって横目で見ている」とこっちの様子の実況中継を始めた。あるいは「こういうヤツは性格が悪い」など、私の批判を始めた。その男も私を直視することもなく、ただ低い声でブツブツと連続して言うだけ。両側の席に乗客が座っていたが、知らんふりしていた。しばらくして乗換駅に着いたので電車を降りたけど、その男はついてこなかった。もちろん知り合いでもない。東京には本当に変な奴がいるよ。

 

  • 図書館でブツブツ言う男

 

数年前の話。平日の午後、東京のある図書館で本を探していると、本棚の間に置いてある丸椅子に座った男が、ブツブツ言いだした。そこは図書館の中でも奥まった場所で、本を探しに来る人が少ない。その男は私のことをアレコレとブツブツ文句を言っている。私が男に注意しても埒が明かないので図書館の職員に「あの男を何とかして!」と言うと「客同士のトラブルには干渉しない」とおかしなことを言う。「じゃあ丸椅子を撤去して!」というと「出来ない」という。仕方がないので、こっちも意地になってその男の前で本を探したけど、彼はブツブツ言うだけで手を出してこない。その本棚に目的の本が無かったので、しばらくして私はその場所を離れた。

 

後日1回だけその男を見かけた時も、同じようなことをしてきた。その男は、あまり人が来ない場所で椅子に座り、一日を過ごしているように思えた。それで、人が来ると目障りなので、追い払おうとしていたのかもしれない。その男は、175cmくらいのやせ型で、頭が薄く顔が長くて薄いひげを生やしていて、見かけは30歳代、もしかして40歳代。

 

家に居場所がなかったのかな? 働かない息子に対し、親から「図書館でも行ってろ!」と言われたのかな? 小さい時はかわいがられたかもしれないが、今は親にとって面倒なような、悲しいような。

 

またしばらくしてその図書館に行くと、男はおらず、本棚の間に置かれていた丸椅子も撤去されていた。

 

(話は変わるけど、平日の午後の図書館は見るからに退職者らしい人が多い。本を前に積んで寝ていたり、ソファに座って寝ていたりする常連が沢山いる。これらの人の中には、時々小一時間熟睡している常連がいる。皆さん、家から追い出されたようで・・)

 

  • 自作自演? こういう女性がたまにいる

 

これは最近の新宿のあるデパートでの出来事。下りのエスカレーターから降りて、柱に貼ってあるその階の配置図を見ようと柱に近づいた時、一人の細身の中年の女性が後ろを横切った。そして下りのエスカレーターの側壁に手をついて前かがみのままじっとしていた。異様な感じがしたので見ていたら、数秒間そのままの態勢をしていたが振り向きもせず、何も無かったようにエスカレーターで降りて行った。

 

その女性は、進路を変えた私に驚いたのかな? それとも、周囲には私とその女性以外に人はいなかったので、私に襲われると思ったのかな? あるいは、何らかの病気の発作が起きた? わからん?

 

時々、こういう神経質そうな女の人と出会うことがある。こういう女の人は痩せ型で独特の雰囲気がある。

 

京都のおかしな人

 

  • 北野神社の牛の銅像に跨る男

 

2013年07月03日のブログ「京都事情その13~北野天神、種イモ屋と石像に跨る男~」にも書いたように、天神さんの鳥居の近くに置いてある高さが2mほどある牛の石像に、30歳くらい?のやせ型の男が跨っていた。天神さんの牛の石像に座るヤツなんて、生まれて初めて見た。京都も変なヤツが多い。

 

  • 後ろから「いらっしゃい!」という女

 

2018年10月14日のブログ「『たつみ』に入ろうとしたら京都のお節介ねえちゃんが・・・京都事情その52」にも書いたように、出しゃばりのけばけばしい女がいた。この姉ちゃんの頭のねじは相当緩んでいると思う。

 

  • 口をパクパクする学生服の男

 

これは、私が高校生の頃の話なので、相当な大昔。百万遍の交差点を歩いていたら、京大側の石垣の下の歩道に座って、口を異様に開けてパクパクする学生服姿の男がいた。みんな避けて歩いていた。一目見て、精神を病んでいる様に見えた。学生服を着ているので、京大生なのか、浪人生なのか?(高校生には見えなかった) 京都の人なのか、どこからか来た人なのか? どういう事情があったのか? よっぽど印象が強かったのか、何十年ぶりに思い出した。

 

とりあえず、こんなところかな。また思い出したら、書くことにしよう。こうやって書いたのを見ると、東京や横浜の人の方が重症のように思える。

 

2021年1月24日

 


日本でトップダウンは上手くいくか?

2021年01月21日 | 社会・経済

ガースーより上手に政権運営できる人はいない?

 

ジジイ通信の爺さん(今はジジイ通信を辞めたかもしれない)が1月13日の昼のTVで、「これ以上(新型コロナウイルス対策を)うまくできる政治家が誰かいるかって考えると見当たらない」と言っていた。つまり、ガースー首相は首相としてコロナ対策に力足らずだけど、野党も含めてガースー首相以上にコロナ対策ができる政治家はいないらしい。本当かいな? 日本の政治家は何時からそんなにレベルが低くなったのか? それはそれで大問題では?

 

トップダウンを上手く運営するには工夫が必要

 

上に書いたジジイ通信の爺さんは、ガースー首相の思いが「下に上手く伝わっていない」とも言っていた。これも良くある話で、例えばワンマンの社長にある提案を持っていくと、文句をブツブツ言われた挙句に「少し待て」と言われる。その結果、ワンマン社長に提案、まして厄介な懸案を持っていく人はいなくなる。そして指示が降りて来るのを待った方が文句を言われないし、変に責任を取らされることも無いので、自然と社長のところに人が行かなくなり、情報も来なくなる。

 

日本でトップダウンを試す人が時々出てくる

 

トップダウンとは、トップが意思決定を行い、それが現場へ指示として降りて来るスタイルのこと。ボトムアップとは現場からの提案を基に、トップが意思決定していくスタイルのこと。実際の世界では、こんな簡単な構造ではなくもっと複雑だと思うけど、おおよそはこんな感じだと思う。

 

トップダウンが良いのか、ボトムアップが良いのか、永遠のテーマです。政治や官僚、そして会社のシステムは、アメリカ、ヨーロッパ(中国やロシアのような独裁国家も?)ではトップダウン、日本ではボトムアップと言われている。

 

日本の会社は、おおよそボトムアップだけど、時々「俺はトップダウンでやる」という社長が出てくるが、たいがい上手くいかない。下手にトップダウンをすると、部下の意欲を削いで、上からの指示を待っていることになりがち。それに会社の風土とか、決定システムがボトムアップに適した組織になっているので、それを変えていくのは大きなエネルギーが必要。

 

創業者や実力がある経営者であれば、そのワンマンが生きているうちはトップダウンを続けられるが、後継者はボトムアップに戻る例が多い。

 

日本では上になるほどアホになる

 

話は変わるが、日本をよく知る外国人から「日本人は上にいくほどアホになる」(もっと気の利いた言い方があったがはずだけど、思い出せない)と言われているとか。私もそう思う。日本の昔の軍隊を評しても、そう言われているようだ。

 

(「アメリカは、下はアホやけど、上は賢い」と誰だったか(もしかしたら私かも?)が言っていたけど、トランプの場合は「上もアホ」やね。第二次世界大戦の時、トランプが大統領だったら、日本が勝っていたかも?)

 

これは日本人の思考形態が現場向きであって、トップ向きではないのかもしれない。日本では、現在の問題を解決する人がトップになり易いけど、そういう人は将来の技術的、経営的見通しを描き切れない人が多いと想像する。(これは残念ながらデータは無い。私の感覚です)そうであれば、日本人の根本的な欠点です。

(日本の会社で、将来のことをあれこれ言っていたら、「今の会社を何とかしろ!」と言われて出世は難しそう) 

 

2021年1月21日

 


日経新聞の「官僚の劣化」社説は50点 ~メディアに物申す その101~

2021年01月18日 | メディアに物申す

宮古島では暖房器具が売り切れ

 

1月10日付の宮古毎日新聞を見ていたら、「暖房器具売り切れ状態/市内家電量販店 寒さ厳しく、客足伸びる」と言う記事が出ていた。それで宮古島の最近の最低気温を見ると15度前後でした。15度か。Tシャツだけでは寒いな。上着を着ても、それでも寒いかな。

 

気象庁は、今年は暖冬と言っていたはずだけど? またはずした?

 

「官僚の劣化」の原因は野党の質問が主因か?

 

2020年12月29日の日本経済新聞に「官僚の劣化は行政機能を低下させる」という社説が載っていた。

 

国家公務員総合職試験の申込者の減少や20代総合職の職員の自己都合退職の増加を指摘して、官僚のなり手が少なくなっていると書いている。

 

その原因として、厚生労働省に勤めていた元官僚の著書「ブラック霞が関」を引用して、第一に長時間労働をあげ、その要因として国会での野党の質問資料の作成に時間がかかっていることをあげている。次いで、官邸主導体制の強化により、官僚の判断で動ける範囲がどんどん狭まり、命じられたことをただこなすだけになっているとの不満をあげている。

 

この社説は50点やね。これくらいの文章なら、こたつの中でみかんを食べながら私でも書ける。「こたつ記事」について、2020年12月30日の「東スポに政治の話は千年早い」に書いたけど、「こたつ社説」まで出てくるとは。もっとも、社説は「こたつ」で書くものかもしれないけど、この社説は中身が薄い。

 

官邸主導の弊害

 

だいたい、官邸主導を強化していくと、普通の官僚は「命じられたことをただこなすだけ」になるのは至極当然。日本の政治家は「政治主導」と叫んで、官邸主導の体制を今後も強化していく方向なので、普通の官僚の裁量の余地は狭まっていく。もっとも官邸主導といっても、官邸官僚の主導かもしれないけど。

 

官邸主導の大きな弊害は、官邸主導の失敗の責任を政治家は官邸官僚に、官邸官僚は普通の官僚に押し付けてくること。官僚は責任を取らないというけど、官邸官僚は失敗すると居場所がなくなるので、もっと責任を取らない。

 

こういう普通の官僚の立場を学生が見たり聞いたりすると、官僚の仕事に希望が感じられず、官僚志望の学生が減少するのは至極当然の帰結です。

 

国会での官僚の答弁を聞くと官僚の希望者は減るのは当然

 

安倍政権時代には、国民から顰蹙を買うような無理な国会答弁を衆人環視の中で官僚にさせてきた。こういう官僚の様子を国民が見れば、ああいう立場になりたくないと思うのは自然なこと。

 

そして、首相を辞めてから、「あれは間違いでした」とチョロッと言うだけで責任を回避する元首相がいるようでは、責任を押し付けられた官僚はやりきれない。無理な答弁を押し付けられる悲しき官僚になろうとする学生はいるか? 特に世間の風に敏感な東大の学生は官僚を避ける。官僚の中には、時の政権に忖度して上手く立ち回るヤツも出て来るけど。

 

官邸主導を強化するとアメリカのようになる

 

官邸主導がさらに強化されていくと、官邸官僚は政治家にベッタリになるので、アメリカのように政権が交代すると官邸官僚は総取っ替えになると思う。そして普通の官僚は、職は確保されるのと引き換えに、言われたことだけをする存在になるのは至極当然。

 

ここまで書いたら、日経新聞の社説も合格点をあげるけど、あの社説では不合格!

 

2021年1月18日