心配そうなロシア側スタッフ
29日のイスタンブールでの和平交渉の後、立ったままに行われたロシア国防次官の記者会見で、コメントを読み上げているロシア国防次官の横にいる若そうなスタッフが心配そうな顔をして何か横から言いたそうだった。私の推測。こんな内容の発表をして、プーチンから怒られないか、心配だったのでは?
(ニュース・ステーションを見ていたら、「若そうなスタッフ」はロシアのメジンスキー大統領補佐官でした。貫禄が無いなあ)
佐藤優氏はウクライナのフェイクニュースを鬼の首を取ったように喜んでいる
佐藤優氏が週刊東洋経済2022年3月19日号に書いている文を読んで「こりゃダメだ!」と思った。彼が指摘していたことは、黒海の島にいたウクライナ軍の少数の守備隊は玉砕したとウクライナでは報道されているが、実はフェイクニュースだったというもの。実際は、弾薬が尽きてロシア軍に投降して生きているらしい。
佐藤優氏はこの事件をかなり大きく取り上げているけど、情報合戦はロシアでもやっているし、ウクライナでもやっている。中にはフェイクニュースもあるし、少しだけ事実もあるし、かなり事実であるニュースもある。玉石混交のニュースが流れていることは初めから衆知の事実なので、こちらで判断するしかない。
島にいたウクライナ軍の守備隊の話はフェイクだったとしても、ロシアのラブロフ外相(彼は人の顔をした狸です)が「ロシアが戦争を望んだことは一度もない」とか「ロシア軍は民間人を攻撃していない」などと平気でウソを言った(そうしないと首になるか殺される)ことにはもっと厳しく糾弾するべきです。
橋下氏、外交は素人
相変わらず、橋下徹氏は毎日のようにTVに出ているが、ウクライナ問題については精彩を欠く。彼の話を聞いていても的外ればかり。彼は外交に詳しくないので、もっと勉強するべきです。
ウクライナがロシアを怒らせたからロシアは侵攻した?
何人かがウクライナがロシアを怒らせたので、ロシアはウクライナに侵攻したと書いたり、言ったりしている。
これは、泥棒に入られた家に対して
「塀が高すぎて中が見えないのはまずかった」
「ガラス戸を割られないようにガラス戸を強化するべきだった」
「玄関のカギは2重にすべきだった」
「セキュリティー会社と契約するべきだった」
などというようなものかな?
あるいは、放火で火事を出した家に対して
「家の周りに燃えるものを置くな」
「防犯カメラを付けておくべきだった」
とか、言うようなもの。
あるいは太平洋戦争を起こした日本に対して
「日本を追い詰めるべきではなかった」
と言うようなもの。
あるいは、殺人事件の被害者に対して
「あの一言はまずかった」
「近くに刃物を置かないようにするべき」
「あんな奴と付き合わなければ良かったのに」
とか言うようなもの。
2022年3月30日