5月15日の8時20分ごろ、東急・田園都市線の青葉台駅で、30代の男性が電車にはねられて死亡しました。男性は痴漢をしたと疑われていたそうで、逃げようとした際にはねられた可能性もあると見て、詳しい状況を調べています。(NHKから一部を引用)
他のメディアでは、男性は大和市の会社員、8時15分に下りホームで中央林間行き各停にはねられた、また線路を15㍍走ったところで電車と接触したと伝えています。トラブル内容も伝えていますが、確認しようが無いのでここでは省きました。
これ以上の詳しい報道は無く、しかも上にあげた記事だけでも、発生時刻が8時15分と20分の二つがあります。青葉台駅の時刻表を見ると、長津田方面は青葉台発8時15分に「中央林間行き」急行、20分に「長津田行き」各停がある。大和市の会社員なら中央林間行きの急行に乗っていた可能性が高い。8時15分~20分に「中央林間行き各停」にはねられたのなら、8時12分の各停が遅れていた可能性もあるし、記事が間違っている可能性もある。とりあえず8時15分~20分にはねられたとします。
逆方向の渋谷方面の時刻表を見ると、17分と20分、23分に各停があるので、揉めていたホームの反対側の線路(渋谷方面行)には既に電車が入っていたかもしれないし、両方向から電車が駅に入ってきた時かもしれない。(同じ20分の発車と記載されていても、秒単位では違うかもしれないし、当日は電車が遅れていたかもしれない)もしそうであれば、電車とホームに両側を挟まれて、逃げ切れなかった可能性はある。(ホーム下は逃げ込むスペースは無かった?と思う。今度確認します)
青葉台駅の長津田方面の時刻表
青葉台駅の渋谷方面の時刻表
渋谷方向から青葉台駅を見る(Google)
上の写真で、線路に被さった建物の下が駅で、手前が渋谷方面、向うが長津田方面。TVの画像などから推測すると、男性は手前に走って来ようとして、駅の構内で電車と接触したと思われる。
TVの画像もこの写真の橋(駅の端から100㍍ほど)の上から撮っていた。手前側は掘割が続き、国道246号の下をくぐる短いトンネルがあって駅から500㍍ほど行くと地面と同じ高さになる。駅の向こう側はしばらく高架が続き、やはり500㍍ほど行くと地面と同じ高さになる。どっちにしても、走って逃げるには体力がいるが、駅を出れば犬走(線路のそばの点検用の小道)もあるので電車を避けることができる。
そこで用事のついでに、同じ時間帯の急行に乗って状況を見てきました。急行は渋谷、三軒茶屋、二子玉川、溝の口と停車するが、ここまでは乗る人の方が多い。次の鷺沼駅でかなりの乗客が降りるが、各停を追い越すので、各停から乗り換える客で車内はかなりギュウギュウ詰めになる。次のたまプラーザ駅で少し降り、さらに次のあざみ野駅(港北ニュータウンを横切る横浜市営地下鉄の乗換駅)でかなりの乗客が降りる。それで車内は、つり革はほぼ埋まっているが、かなりの余裕が出来る。
5分後の各停(鷺沼駅で追い越した各停)は、急行よりかなり空いていて、つり革の人はパラパラ程度。多分、もめごとが起きたのは急行でしょう。
急行のこういう混みかたでも痴漢はいる。昔、もう少し空いていた車内で、前にいた女の子を触っている痴漢を見つけて間に入ったことがある。
逆にこういう中途半端に混雑した状態になると、カバンが当たったとか、別のトラブルが起きることがある。最近は、若い人ばかりではなく、30代の兄ちゃんや良い年のおっさんでも、カバンを片手にブラブラ下げたまま立っているので、電車が揺れる度にカバンが人にコツコツ当たる。
私の親からは、カバンは前に下げて、人に当たらないようにと言われた記憶があるが、こいつらは都会の最低限のマナーも知らないというか、教えてくれる人もいないのでは?と思う。最近は、スマホに夢中になっている奴ばかりで、以前よりさらにヒドくなってきた。
一方、顔が険しい若いお姉ちゃんはスマホに夢中で、混雑した車内で肩にかけたカバンを人にグイグイ押し付けて来る。周囲を気にしないおばさんは、夕方に沢山の手提げ袋やカバンを持って、それを他人にブイブイ押し付けて来る。
ついつい電車での不満が出て横道に反れてしまいましたが、元に戻ります。
いずれにしても、この程度の混雑だったら、目撃者が必ずいるので、名乗り出て欲しい。痴漢でなければ、男性の名誉を回復してあげて欲しいし、痴漢であれば相手の女性の心の傷をいやして欲しいと思います。
2017.05.26
(追加)2023.10.18
この事件からしばらくして、線路に逃げた男性は痴漢だったとニュースに出ていました。