ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

ニュースの重箱の隅をつつく その31 「若殿!」と「ドロボー!」

2023年02月27日 | ニュース その2

岸信夫元防衛相は体調不良のために衆議院議員を辞職し、長男の信千世氏が後を継ぐ予定と報道されている。その信千世氏は自分のSNSに自分の華麗なる家系図を挙げていたが、批判が大きくなったので、削除したとか。

 

そう思って、信千世氏の写真を見ると、江戸時代の大名の跡継ぎのようなボーっとした顔をしている。さすが若殿!

 

頭ごなしに「ドロボー!」と言うよね

 

2月13日の北國新聞社の記事(抜粋)。

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園芸用支柱盗んだ後暴行 七尾署、83歳男逮捕

 

七尾署は12日、園芸用の支柱4本(時価合計400円相当)を盗み、逃走するために男性に暴行を加えたとして、同市の無職の男(83)を現行犯逮捕した。

 

男は「支柱は家の庭で使おうと思った。頭ごなしに泥棒扱いされて腹が立った」と話している。

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私が小さい頃、火事が起きれば「火事だ!」と叫ぶよう言われた。ドロボーを見つけたら、「ドロボー!」とは言わずに「火事だ!」と叫ぶように親から言われた。なぜなら、「ドロボー!」と叫ぶと人が出て来ないけど、「火事だ!」と叫ぶと人が出て来るから。

 

今回はドロボーを見つけた人が大人だから、「火事だ!」と叫ばずに「ドロボー!」と叫んだようです。しかし、ドロボーを見て「ドロボー!」と叫ぶなと言うドロボーはドロボーの風上にも置けないヤツです。

 

それに今回盗んだものが400円相当の園芸用支柱とは!? 高齢なので、遠くまで買いに行くのが大変なのか? しかし、「ドロボー!」と叫んだ人に暴行を加えることが出来るほど元気そうなのに? 単に「ものぐさ」なのか?

 

2023年2月26日

 


TVの重箱の隅をつつく その14 フジTVの「24節季説明士」とトルコ南部地震の偽善者

2023年02月23日 | ニュース その2

フジTVの24節季説明士の「真冬」とは?

 

2月3日のフジTVの朝の番組で24節季説明士(別の名前は気象予報士)が「(今頃は)真冬より寒い」と言っていた。(一字一句同じではない) 私は1月下旬から2月上旬が一番寒い時なので、この時期を「真冬」と思っている。この気象予報士の頭の中では、真冬は何時頃と思っていたのかな。まさか、「大寒の頃」(今年の大寒は1月20日)と思っていない? この気象予報士は、実際の気候より、24節季(節気)を信じているようで、「大寒(1月20日)の頃」を真冬と思っている。

 

気象予報士試験には24節季(節気)を入れて、気象予報士は「24節季説明士」と名称変更するべきです。

 

それに、この「24節季説明士」は少しボーとしている。昔は某アナウンサーがイジメていたが、最近はそれが無いので気が緩んだか?

 

トルコ南部地震の偽善者TV

 

トルコ南部からシリア北部で起きたマグニチュード7.6の地震。多くのビルや住宅が倒壊して大きな被害が出ています。

 

翌日の日本のTVに、現地TVからの映像と思しきものが放映されていた。それを見ているとマイクを持ってライブ中継をしていた現地のTV局?の人が、道端に立っていた(誰かと話していたようにも見えたけど?)男の子を抱き上げて、「助けた!」と叫んでいた。偽善者め! そこら辺に立っていた男の子を連れてきて何が「助けた!」だ! 瓦礫の山の下から助け出したわけでもないのに。

 

TV局の知識は小学生以下

 

そのトルコの話。TVを見ていたら、複数のTVでトルコの首都はイスタンブールではなく、アンカラと訂正していた。トルコの首都はアンカラなんて小学生でも知っているのに、TV局の大人は知らないようです。TV局は小学生の地理の勉強をさせるべきです。

 

2023年2月23日

 


ニュースの重箱の隅をつつく その30 H3の失敗とスペースジェットの開発中止

2023年02月19日 | ニュース その2

今回はたまたま三菱重工に関わる話です。

 

H3は失敗

 

H3ロケットの初号機は17日に打ち上げの予定だった。しかし、メインエンジンは点火されたが、ブースター(補助ロケット)に点火しなかったので、ロケットは打ち上げられなかった。ブースターに点火しなかったのは、何らかの異常を検知したので、点火信号が送られなかったからと説明している。

 

この打ち上げ中止(あるいは「失敗」)ついて、JAXAは「中止」と言っているが、当然「失敗」だったという見方もある。この「失敗」か「中止」かで、外野ではどつきあっているけど、次の打ち上げに向けて原因を明確にし、体制を立て直しすべきと皆さんは思っているはず。

 

元技術者の端くれの私は、JAXAの状態を危惧している。外野での「どつきあい」は論外として、JAXAでは「中止」か「失敗」にこだわっている場合ではない。

 

それに、JAXAの責任者が記者会見で涙を見せたというのを聞いて、呆れてしまった。なぜ涙を見せる必要があるの? 打ち上げが成功した場合は良いかも知れないけど、今回は「中止」か「失敗」でっせ! 今後も難しい局面が次々に現れて来るのに、こんな場面で涙を見せるとは理解できない。JAXAの中では、「失敗」をお互いに慰め合っているのかな。

 

「中止」か「失敗」といい、涙といい、JAXAは線が細すぎる。本当に大丈夫か? お互いに慰め合っていても、技術の世界の結果は冷徹でっせ! 成功か失敗か、結果は必ず出て来る。

 

スペースジェット中止で予約していた航空会社は?

 

スペースジェット(MRJ)に関しては

2016年02月02日のブログ「三菱グループは今後も最強か?

2016年02月05日のブログ「三菱グループは今後も最強か?続き~MRJも心配~

に書いている。なお、当初の名称は「MRJ」だったけど、後に「スペースジェット」に変更している。

 

既に報道されている様に、三菱重工が計画していたYS-11以来の国産旅客機の開発が中止になった。量産は2013年の予定だったが大幅に遅延し、売れる見込みが立たないことなどを理由に挙げている。

 

ところで、「MRJ」は日本が久しぶりに手掛ける国産旅客機なので、「オール日本」の体制だった。計画が始まった頃、国内航空会社の中で全日空はそれなりの機数を予約していたが、日本航空は予約していなかった。まあ、日本航空は再建途上であり、将来どうなるかわからない「MRJ」を予約しないのもそれなりの見識だと思っていたが、「オール日本」の体制からの圧力で、日本航空も「MRJ」を予約するようになった。全日空は予約しているのに、なぜ日本航空は予約していないのかと声が大きい人たちが騒いでいたとメディアに出ていた。

 

ところで、全日空は予約しているのに、なぜ日本航空は予約していないのかと騒いだ人たちは、今回のスペースジェットの開発中止をどう思っているのか? まあ何も思っていないと思うけど。こんなことにいちいち気にしていると政治家なんてやってられないと思っていると思うよ。

 

2023年2月19日

 


中国戦狼外相、米国には通じず

2023年02月16日 | 国際・政治(中国)

前駐米大使の起用は米国との仲を改善するサインか?

 

誰かが、前駐米大使の秦剛氏を外相に起用したのは、中国が米国との関係を改善しようとするサインと書いていたが、そんなわけ無いだろう。中国外相の秦剛氏は、駐米大使の時代は大人しくしていたが、その前の報道官時代は「戦狼」と言われていたように、対外的にキツイことを言っていた。彼は親米ではないし、米国と太いパイプがあるわけではない(多分)。

 

「戦狼外相」に関しては既に書いている。

2023年02月04日の「戦狼外相秦剛氏

2023年01月15日の「行き当たりばったりの習近平は失脚する

 

中国外務省の報道官会見なんてゴミ

 

中国外務省報道官の記者会見なんて、何の権限も無い小役人が適当にしゃべっているのに、日本のメディアが何で取り上げるのか、と書いて来た。例えば

2022年06月20日の「中国外務省の小役人

 

中国外務省の発表

 

中国が飛ばした気球を米軍が撃ち落とした事件で、中国外務省報道官の記者会見での発言を、時事通信、産経新聞、日テレ、テレビ朝日などから集めました。(全部ではない) 中国外務省の報道官なんて、使い走りの小役人なのに高い演台の上で偉そうに話している。だいたい、中国政府の他部門の役人や中国共産党が中国外務省の小役人に情報を流してくれるか、大いに疑問がある。それでも、報道官の話から中国外務省の動きだけは分かる。

 

3日午後 (アメリカ上空を気球が飛んでいる頃)

状況を「確認中」として、「臆測や大げさな騒ぎ」を控えるよう内外メディアにくぎを刺していた

「米国とともに冷静、慎重にこの問題を処理することを望む」

 

3日夜 (中国の気球であることを認める)

「米国内に誤って入ったことは遺憾」

「不可抗力で米国に誤って入った」

 

4日

「米国の一部の政治家やメディアが(気球の)問題を利用して中国を攻撃していることは、断固反対だ」

(気球は)「民生の気象研究用」

ブリンケン氏の訪中延期は「米国の事情であり尊重する」

「米国の一部の政治屋、メディアがこれにかこつけて中国を攻撃、中傷することに断固反対する」

 

5日

気球を撃墜したことについて「強烈な不満と抗議」

「中国は検証を経てこの飛行船が民間用で不可抗力により米国に進入し、完全に意外な状況であることをすでに何回も米国に知らせた」

「米国防総省報道官もこの気球が地上の人に軍事的・身辺的に脅威にならないと明らかにした。こうした状況で米国が武力を動員して過剰反応を見せたことは国際慣例を重大に違反したもの」

「中国は関連企業の正当な権益を断固保護するだろう」

 

7日 (韓国の中央日報)

「この気球は米国のものではなく中国のもの」

「中国政府は引き続き自身の正当で合法的な権益を決然と守るだろう」

全世界の記者たちは気球の所有企業、細部設備、後続調査の是非などに対する質問をしたが「関連情報がない」「状況が分からない」と答えなかった

気球は「侵入」したのではなく、「漂流」したものであり、「偵察用」ではなく「気象観測用」

「米国は冷静かつ専門的で、武力を使わない方式で妥当に処理すべきだった」

「米国がついに武力を動員したのは明白な過剰反応」

 

7日 

気球は「中国のもので、アメリカのものではない。中国政府は自身の正当で合法な権利を断固として守る」

 

13日

「アメリカの気球が去年の1月1日以来、十数回、中国の領空に侵入していた」

「アメリカの気球を撃墜したのか」との記者の質問に対して「責任ある専門的な措置を取った」

アメリカこそが「最大のスパイ国家だ」

 

10日以降に撃墜された3件の飛行物体について「状況を把握していない」

「昨年来、米国の気球は10回あまり、中国の領空を違法に飛行した」

中国の6企業・団体を禁輸リストに追加する制裁については、「強い不満と断固反対」

 

15日

以前に日本に飛来した気球について、日本が中国に抗議したことに対して「日本は確固たる証拠がないのに中国の顔に泥を塗った。それに対して中国は断固として反対する」

 

戦狼外相は苦しくなってきた

 

当初、戦狼外相は気球問題で波を立たせないよう目論んでいたが、アメリカがそうはならなかったので、徐々に元の性格が表に出て来た。中国外務省の報道官は、これくらい外に向かってあること無いことを言わないと、中国国内から批判を浴びる。しかし、これでアメリカとの関係改善は元の木阿弥になってしまった。

 

だいたい、中国の中央政府や地方政府の情報を中国外務省の小役人が把握できるわけが無いのに、報道官が中国を代表するかのように振る舞うのは越権行為。

 

戦狼外相は、やはり「戦狼」を前面に押し出さなくては、目立たない。米国を相手にすると今回の様に手強いので、これからは御しやすい日本に対してさらに「戦狼」の面を押し出してくる。

 

2023年2月16日

 


「ウニ」のようで「ウニ」ではない

2023年02月13日 | 健康・薬・食飲料

雨が降って来た・・・

 

外に出ると雨がポチポチ降り出している。思わず、「雨が降って来た、ほんの少しだけど」と口ずさんでしまった。誰の歌だったかネットで検索すると、歌詞が「が降って来た」で、「白い想い出」という歌だった。

 

「うに」のニセモノ

 

最近TVを見ていたら、「ウニ豆腐」や「ウニかま」を紹介していた。面白そうなのでネットで調べてみたが、残念ながら私はまだ食べたことが無い。ついでに本物の「ウニ」の畜養について。

 

「うにかま」

 

一正蒲鉾が、2021年11月1日(月)より「ネクストシーフード うに風味」という名前で発売している。ただし、数量限定だそうで、私は見たことも無い。「かにかま」を作ったメーカーが、カニに続いて「うなぎ」を作り、ウニも作ったそうです。しかし、私は「ウナギかま」を見たことが無いので、「ウナギかま」は売れなかったのかな。

 

「うにかま」ですが、ホームページの写真を見ると、ウニそっくりで思った以上の出来栄え。300グラムで540円だそうで、なかなかリーズナブルな値段。ただ、ウニとかまぼこの食感は少し違うような?

 

「ウニ豆腐」

 

豆腐は素材として、実際のウニに一番近いような気がする。これは豆腐大手の相模屋が作ったもの。「BEYOND TOFUシリーズ」の一つらしい。スーパー「マルエツ」にあったという情報がネットに出ていたので、近くのマルエツに探しに行こうかな。マルエツで、95グラム1個が199円とおもったより安い。「うにかま」と良い勝負かな。

 

ウニの畜養

 

これは痩せて商品価値のない本物のウニに、餌を与えて身を増やそうという試み。磯焼け(海草が生えているはずの海底なのに、極端に少なくなっている)を起こした海域にいるウニは食べるものが無いので、ウニの身がスカスカになって商品価値が無い。これらのウニを集めてきて、エサを与えて育てると、ウニの中身が増加するというもの。

 

それで思い出した。昔三浦半島で栽培が盛んなキャベツの捨てられる部分をウニに与えたら、身が増加したという話を聞いたことがある。TVでは、ウニ専用に開発したエサを与えることでより天然ものに近い風味を出せると言っていた。これは養殖ではなく、畜養というらしい。ただし、採算を取るには、相当の規模が必要に思われる。そうすると、痩せたウニが十分手に入るかどうか?

 

こういうウニの畜養を行っている業者は日本各地にいるらしいけど、採算が取れるほどの規模で行っている業者がいるのかどうか、定かでは無かった。最近のウニの値段は昔の2倍以上になっているので、是非実用化して欲しい。

 

2023年2月13日