かなり前から気になっていたのが、某スイス系保険会社のTVコマーシャル。サイトで検索すると同じような疑問を持った人が質問していましたが、保険関係者(当の外資系保険会社か商売敵かわかりませんが)らしい人から、とんちんかんというか敢えて茶化すような回答が来ていました。それで名前をハッキリ言いますと、チューリッヒです。
「事故も起こしていないのに、あまり保険料が変わらないなんて・・通販型も良いかなって・・」
全く日本語がおかしい。そう思いませんか? 私は文法学者では無いので、文法上の間違いを指摘できませんが、普通に日本語を使用するものとしておかしいと思う。
「事故も起こしていないのに」⇒「保険料が上がる」
日本語は正しいが、こんな保険会社は利用しない
「事故も起こしていないのに」⇒「保険料が下がる」
20等級(一番割引率が大きい等級でこれ以上は無い)以外の人は普通そうでしょう。正確には「等級が上がる」です。ただし日本語としては「事故を起こしていないので」が正しい。
「事故も起こしていないのに」⇒「保険料が変わらない」
この人は20等級なんでしょうか? 20等級の人は等級が上がらないので、保険料は変わらない。その場合でも日本語としては「事故を起こしていないので」が正しい。
そうすると、このTVコマーシャルは20等級の人限定なのかなあ?
いずれにしても、こんなに頭が混乱するTVコマーシャルを放送する意味あるのでしょうか? あるいは他の保険会社には無いチューリッヒだけの特別の優遇プランがあるのかな? そんな風に受け取れないけど?
一番ありそうな可能性として、スイスで放送しているコマーシャルを日本に移植した時、日本語のチェックが不十分だったのでしょう。外資系の保険会社なので片言の日本語を話す外人のボスに、日本人スタッフが何も言えなかったのかも?
おまけに、このTVコマーシャルに出て来る電話オペレーター役が舌足らずで、「この価格です」が言えてない。
こういう日本語が奇妙で、理解に苦しむコマーシャルをTVで長期間、平気で流す会社の保険は大丈夫なんでしょうか?
2015.07.31