ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

おもしろく・おかしなTVコマーシャル

2018年09月28日 | うんちく・小ネタ
  • 大坂なおみの肌はツヤツヤ

 

赤ちゃんの肌はぷよぷよ。指で押すと気持ち良い。20歳の大坂なおみ選手の肌はツヤツヤで、プリっと張っている。TVで見ただけで、触ったことは無いけど。自分の肌は張りが無く、ツヤも無く、堅いし気持ち悪い。細胞が若いんだろうな。

 

  • おもしろ・おかしなTVコマーシャル

 

以前、チューリッヒの自動車保険のTVコマーシャルの日本語がおかしいと指摘したが、今回はそれ以外のTVコマーシャルについて。

 

①石原さとみのトヨタPHV トヨタ

 

昨年2017年の6月頃にやっていた石原さとみのトヨタPHVTVコマーシャルを覚えています? 石原さとみが

「こんなに静かなのにアクセルを踏んだ瞬間ビューンですよ」

「こんなに静かなのに。一瞬でビューン!ビューン! ビューン!」

と身振りしながら言っているTVコマーシャル。

 

頭の構造が単純そうな女の子(たまにこういう人が本当にいる)になりきった石原さとみが「ビューン!」と言っている表情(演技なのか、地なのか?)が面白かった。

 

②高い金をかけて作っているのに、何が言いたいのかサッパリ分からない「1UP」 住友生命

 

住友生命の「1UP」のTVコマーシャル、最近は別のバージョンをやっているが昔(昨年だったか)のバージョンについて。「上田一」という男が出て来て、いろんなことをするストーリー性のあるTVコマーシャル。いくつかのバージョンがあったが、どれも酷かった。「1UP」との関係が分からず、何を言いたいのかサッパリわからない。バックの歌は竹原ピストルで「よー、そこの若いの」とか「俺の言うことを聞いてくれ」と続く特徴のある曲だったが・・・。結局、「1UP」って何なんだ? この広告は独りよがりやね。住友生命のだれがこのCMOK出したのか?

 

③授業参観を忘れてバーベキューしている日本人はいるか? P&G

 

これは、洗剤ボールドのコマーシャル。芝生の庭でバーベキューしている女性たちの一人が小倉優子。外人妻の山田さんがどこかへ行こうとしているので「山田さん、どこへ行くの?」と聞くと「息子の授業参観(観参と言っているとか)です」というので、小倉優子が「私も!」と自分も授業参観があると気がつくというストーリー。

 

このストーリーは無理がある。自分の子供の授業参観を忘れて、昼間にバーベキューをしている日本人の母親は(絶対に)いない。このコマーシャルは外資系P&Gのエライ外人さんが連れて来た広告会社が作ったのかな? それと、山田さんのキンキン声は何とかしてほしい。

 

④「湘南二重術は保険適用外です」 湘南美容クリニック

 

当たり前だろ! 美容整形に健康保険が適用されないのは常識だと思う。もしかして、若い人の中には美容整形も健康保険が適用されると思っている人が多いのかな? ところで、このクリニックは本部が新宿らしいのだけど、「湘南」とはこれいかに?

(追加)2019.07.18

2019年7月に見た湘南美容クリニックのCM。関東では「**は保険適用外です」と言っているが、関西では「保険適用外」とは一言も言っていない。何で?逆のような気がするけど?

 

(結論)

金をかけているのに、TVを見ている人が購入意欲を高めるとは到底思えないコマーシャルが多いのはどうしたのかな? 

 

2018.09.28

 

 


中国崩壊への期待と中国崩壊はいつか?

2018年09月25日 | 国際・政治(中国)
  • 中国商人の幻影

 

以前に書いたことがあるけど、昔読んだ中国人商人が出て来る小説。時は戦前か戦中、その中国人商人は日本に住んでいたか、滞在していた設定。その小説の中では中国人商人は約束に忠実で、口約束であっても約束を破らないという話が商人としての矜持として出ていた。ところが、今の中国人商人は約束を文章にしても、簡単に破るとか。昔の中国人はちゃんと約束を守ったとすると、今のようになったのは共産党のせい? それとも、「口約束であっても約束を破らない」のは、その小説を書いた日本人作家の思い込み?

 

  • 日本人が期待している中国崩壊はいつか?

 

日本人の8割くらいは、中国が崩壊することを期待しているし、将来(将来とは何時なのかを予想することは難しい)崩壊すると思っている(私の推測です)。なぜなら、いつまでも龍のように上り調子でいられるはずは無いのは不変的な法則だから。

 

数年前は、直ぐにでも中国が崩壊するという記事が沢山出ていたが、そうは問屋が卸さない。中国もそうならないように必死で対策を考えて実行するので、そう簡単に崩壊しない。

 

そんな中国でも、最近againstのそよ風が吹いているような? その例をいくつか列挙します。それで直ぐに崩壊するわけではないが、今までと状況が少し変わって来たように感じる。市場経済をやっている限り、景気の変動は避けられない。

 

①習近平の独裁への不満

 

これはいくつかのメディアが書いています。個人崇拝を長老から批判されたとか、アメリカとの貿易摩擦の対応のまずさを批判されたとかの推測記事が出ていますが、本当のところはわからない。これくらいで習近平が失脚することは無いと思うが、最近の発言がおとなしいような気がする。と言っても、やることはやっている。

 

②アメリカとの技術摩擦

 

これは、貿易摩擦よりも根深い問題です。中国は2030年にはAIの分野で世界No.1の国になろうと公表しているので、現在No.1の国が警戒しない訳がない。

 

今後、アメリカも欧州も中国への技術流出は警戒するので、今までのように容易に技術を中国へ移転できない。したがって、従来路線では行き詰る。

 

中国は他国から合法的に技術を導入したり、非合法的に技術を盗んだりする癖がついている。それが当たり前なので、独自技術を生み出す動機が無くなる。「そんな技術、アメリカや日本から取ってくる方が速いし、金がかからない」と言われれば、独自技術を開発する気が失せる。中国がトップダウンで独自技術の開発に取り掛かっても、成果が出るのはかなり先になるだろうな。

 

P2P金融の破綻の不満

 

P2Pとは、個人の貸し手と借り手をネットで結びつけるネット金融。中国ではP2Pの倒産が多く、社会不安になる可能性が指摘されていた。倒産すると、個人の貸し手には金は戻って来ないので、貸し手は当然不満を持つ。しかし中国当局の管理強化で、P2P倒産の峠は越えたとみられるので、今後は収まる方向という指摘もあり、どうなるのか?

 

④高速鉄道は、大半が赤字では?

 

リーマンショック後に、景気を刺激するための公共事業として高速鉄道を沢山作った。しかし、中国の高速鉄道の運賃は安いので、北京や上海を発着する幹線は列車の本数や乗客も多く黒字かもしれないが、地方都市への路線は列車の本数も少なく、赤字が予想される。

 

昔の日本の国鉄のように、赤字路線が増えると、黒字路線の利益で補えず、そのうち行き詰る。しかも景気対策のために、今後も高速鉄道を作ると報道されている。これら今後作る路線はさらに乗客が少ないので、赤字の増加が予想される。これに中国はどこまで耐えられるか?

 

⑤海外投資はペイしているのか?

 

一帯一路といい、アフリカといい、中国経済圏の勢力拡大の意図があると言われているし、中国国内の余剰生産のはけ口と言う人もいます。

 

中国は、一帯一路周辺やアフリカなど海外に投資しているが、投資した資金が回収できなくなるとそのうち行き詰る。もっとも、戦略的に投資している採算度外視の案件もあるが、中国が耐えられる範囲で投資しているのかどうか? 相手が払えなくなって投資先の資産を没収しても、直ぐに投資した資金を回収できないので、いずれ金が回らなくなる。

 

⑥解放軍の不満

 

 いくつかの事例が報道されています。ただし、人民解放軍内部の不満の程度はうかがい知れません。

 

・現役の不満

 習近平は、軍の近代化を図るために解放軍がビジネスすることを禁止した。軍ビジネスは、軍の一部が私腹を肥やしている面もあるが、軍の厚生面を支えているという指摘もあり、それが無くなることへの不満が溜まっていると言われている。

 

しかし、軍ビジネスの禁止といっても、どの程度の禁止なのか、それがどの程度徹底されているのか、わからないので、その影響はわからない。

 

・退役軍人の処遇の不満

これも時々報道されています。退役軍人の経済面が厳しいので、各地でデモが起きているとか。しかし、退役軍人が政府を倒すことは無い。

 

⑦地方政府の債務

 

中央政府とは別に、地方政府も多額の債務を抱えているとか? これも昔から言われており、最近もメディアに時々載りますが実態はわからない。

 

⑧民間会社が傾いた

 

・安邦保険を政府の管理下に

 安邦保険は、2014年にニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルを買収。

 鄧小平の孫娘と結婚した創業者の呉会長は、詐欺罪で訴追された。

 

・大連万達、資産売却1兆円

 ホテルとテーマパークの大半を売却して借入金を返すことになった。

 

・海航集団のNo.2がフランスで事故死

201873日、海航集団のNo.2が写真撮影中に15mの高さから落下し死亡。海航集団は資金繰りが悪化し経営再建中で、海外で買収した資産の売却を急いでいた。

 

・京東集団CEOがアメリカで女性に性的暴行を加えた容疑で一時拘束された。

 現在は中国に帰国。

 

こうした不祥事は、中国経済をけん引してきた国有企業や有力者と繋がる民間企業の経営が緩んできた証拠のように思える。

 

(結論)

このような不満や不祥事があっても、国が上り調子の時は国がひっくり返ることは無い。しかし、旧ソ連のように、国勢が下がり気味になって来るとひっくり返る可能性もある。

 

中国がいつまでも上り調子ではありえないし、今までの膿がそろそろ出て来るので、今後もゴタゴタする。しかし中国政府も対策をとるので、中国の崩壊はしばらく(10年?)は無いと思う。むしろ、日本の方が先にひっくり返る可能性だってある。そうなら、どうしようもない。

 

2018.09.25

 

 


NHK夏休み子ども科学電話相談(前半)の秀逸篇と透ける清水焼

2018年09月22日 | 科学・技術

「今頃、夏休みか!」と言われそうですが、産経新聞がネタを提供してくれたので、先延ばしにしていたら今日になってしまった。まずは清水焼の新技術から。

 

  • これは面白い! 透ける清水焼

 

20180830日の京都新聞に、「斬新、透ける清水焼 木材由来の新素材で新製法開発」と言う記事が出ていました。清水焼に「セルロースナノファイバー(CNF)」混ぜて焼くと、つやが少なく透ける特徴があるらしい。どのような感触なのか手に取って見たいけど、今のところ写真だけ。従来から硬質ガラスの食器はあったが、この食器はどのような感じかな? とにかく面白そう。もちろん値段によるけど。

(CNFとは、木材繊維をナノ(10-9㍍)オーダーにまでほぐしたもの)

 

  • 夏休み子ども科学電話相談

 

夏休み恒例のNHK夏休み子ども科学電話相談を聞いていると、時々面白い質問がある。この番組は、朝8時から12時近くまでやっているので、毎日、あるいは毎時聞いているわけでは無いけど、聞いた中で面白かったのを紹介します。(一部聞き逃しサービスを利用)ここでは、高校野球より前の前半部分から取り上げます。

 

①セミを舐めても味がしない

質問は、「木を舐めると味がするのに、セミを舐めたら味がしないのはなぜ?」(他のことをしながら聞いていたので、こんな感じかな)

 

セミを舐めるか? 子どもは無茶するな! 舐めることができる子がいるんだ。その男の子はセミ以外の昆虫も舐めたと言っていた。すごい!というか衛生上止めた方が良いよ。ところで、私はセミをつかめないのが情けない。

 

女の子がアマガエルを舐めた話を20130319日のブログ「今を大切に生きる-弟のイチゴとアマガエル-」の下の方に書いているので、何でも舐めるのは男の子だけではない。

 

専門家の回答は大した内容では無かったので省略。

 

②バラの八重咲

 

質問は、バラの花びらは5枚だけど、「八重咲の花びらは何?」と言う内容。回答は、バラの花弁は5枚なので、あとの花びらはおしべが変化したもの。へー!知らなかった!

 

③鳥のオシッコとウンコ

質問は省略。 回答は、鳥が落とす白いのがオシッコ、黒いのがウンコ。へー! 知らなかった! 確かに、車の上に落ちているのは白いのが多いけど、時々黒いのが混じっている。あれがウンコか!

 

④時計はなぜ右回り?

 

質問は、なぜ時計の針は右回りと言うもの。良い質問だよね。そうだよな、何でかな? 回答は、北半球では日時計が右回りだったから。なるほど!と納得。 

 

2018.09.22

 

 


産経新聞を楽しく読むブログその18 産経新聞は「日本の美学」に反する~メディアに物申す その58

2018年09月19日 | メディアに物申す

日本経済新聞の社説の見出しに「米国のアジア軽視が心配だ」というのがあった。いつまで米国頼みなのか!とあきれてしまった。日経らしいと言えば、そうなのだけど。日本も乳離れした方が良いと思うよ。あちらさんのトップは「道徳観念が欠けている」し、頭脳は「小学5年生のレベル」らしいから当てにならんよ。

 

産経新聞に限らず、新聞はやることがズルい。他人がやり合っているのを紹介するけど、自分の意見はハッキリと言わない。言わないけど、やり合っているどちらかの肩を持つ。こうすると、どちらが勝っても負けても新聞は傷がつかない。今回はそんな産経新聞の例を二つ。

 

①鳩山元首相のツイッター炎上

 

これは産経新聞が出す夕刊フジ(電子版だけ?)が98日付で「鳩山元首相のツイッター炎上 北海道地震の全戸停電『不思議さを感じる』に非難殺到」という記事を載せています。

 

これは、鳩山元首相が「厚真火(力)発(電所)が停まると290世帯が停電する事態に不思議さを感じる」と書いて非難殺到したという話。どうも、(1)290万世帯という数字が間違っている、(2)停電の原因は北電の言う通りなので疑問を挟むな、ということらしい。

 

(1)290万世帯という数字が間違っている

 

鳩山元首相が書く「290世帯」は、正確には「295万世帯」という指摘は、重箱隅か姑のいびりで、大した話では無い。「非難殺到」には小粒すぎる。

 

(2)停電の原因は北電の言う通りなので疑問を挟むな

 

鳩山元首相は、「北海道全戸が停電した理由が納得いかない」と言っている。私も北海道全戸停電(実は停電していなかった地域が、ほんの一部だけあるという話もあるけど?)がなぜ起きたか、疑問がある。北海道電力の説明のように、本当に不可抗力なのか、それとも北海道電力に何らかの不手際があったのか? 他の電力会社の参考にするためにも、今後是非明らかにしてもらいたい。

 

こんな事故が普通に起きるなら、北海道だけでなく日本中どこでも起きる。「北海道は本州の送電網から切り離されている」と言いたい人もいるだろうけど、当時本州側から送電していたとか。

 

夕刊フジによると、ツイッターには「電力供給の仕組み、全く分かっていなかったんだね」と言って批判している人がいるらしい。この人は停電に遭遇していない道外の人だろうな。今の時点で、北海道電力の説明を真に受ける人は、よっぽどのお人好しか、鳩山元首相を貶したいか、停電を他人事にしか思っていない人だろう。こういう人が実際に停電を経験すると、電力会社を痛烈に批判すると思うよ。

 

そして、記事の最後に「ツイッターでは、(省略)などと、批判や皮肉が相次いでいる」と書いている。本当は鳩山元首相を一番非難したいのは産経新聞と夕刊フジなのに、「ツイッター」の非難を紹介しているだけ。やり方が卑怯だよね、夕刊フジ。産経新聞の好きな「日本の美学」に反するね。日本の新聞は、言っていることとやることが違っても平気なんだ。もっとも、それくらいの神経が無いと記者をやってられないのだろうけど。

 

ところで、2018913日の日本経済新聞に「大規模停電の原因究明へ、経産省」という記事が載っていた。経済産業省は第三者を交えて「北海道全域で停電した原因を究明するための検証作業に着手することを決めた」という内容。この記事は鳩山元首相の疑問の方が正しいことを示している。

 

こういう場合でも、産経新聞というか夕刊フジは「この記事はツイッターを引用しているだけ」と責任逃れができる。ズルイね。

 

②ちびまる子ちゃん事件

 

少し古くなるけど、産経新聞(電子版だけ?)は424日付で「『ちびまる子ちゃん』にも圧力? 前川喜平氏批判の自民議員に噛みつくメディア」という記事を書いている。

 

この件は、自民党文部科学部会長の赤池誠章参院議員が平成27年12月に公開されたアニメ映画「ちびまる子ちゃん イタリアからきた少年」のキャッチコピー「友達に国境はな~い」に噛みついた話。

 

ここでも、産経新聞は赤池参院議員が「噛みついた」件の是非は何も言わずに、「赤池氏が文科省に問い合わせをしたことを問題視したメディアの悪意が透けてみえる」とメディアを批判している。これはズルイ手だね。産経新聞は「ちびまる子ちゃん」のキャッチコピーに赤池参院議員が「噛みついた」ことは正しいと言いたいのだけど、それをハッキリと言わないで、メディア批判にすり替えているのは、やり方が卑怯だよね。

 

この記事の最後に、

「2年前以上の出来事をほじくり返すメディアの執念はもはや『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』の類といえる。赤池氏の支持者の中には『知名度が上がった』と喜んでいる人もいるという。『悪名も無名に勝る』ということか…。(政治部 *井*志)」

と書いている。

 

よく言うよ。産経新聞に羞恥心は無いのか? 「2年前以上の出来事をほじくり返す」のは、6年以上前の民主党政権の時の政策や行いを今でも貶し続けている産経新聞の執念と比べると大した話ではない。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」は産経新聞のことだよ。産経新聞の好きな言葉で言うと「ブーメラン」だよ。産経新聞は「日本の美学」という言葉は好きだけど、産経新聞のやっていることは「日本の美学」に反するよ。 

 

それに、この文の後半がヒドイ。構成が悪く何を言いたいのか分からん。なぜ「赤池氏の支持者」が喜んでいることで文章を閉めるんだ。話がずれている。話を意識的に逸らしているか、文が下手なのか? 後者なら、産経新聞の政治部は、文章書きの下手な記者にとって天国だよ。

 

2018.09.19




外交が得意なら反論しなきゃ! 安倍君!

2018年09月16日 | 国際・政治

この土曜日、自由が丘を通ったら、安倍首相の代理の弁士が車の上からマイクでがなっていた。声は安倍君に似ていたが、顔は別人。内容は、かっての民主党政権時代が如何に悪かったかという話。やっぱり、自民党は産経新聞と同じ頭の構造をしている。ところで、自民党の総裁選なんだけど。

 

気まずいロシア料理

 

先日、ロシア極東のウラジオストクで「東方経済フォーラム」が開催された。この「東方経済フォーラム」の911日の会合の後で、プーチンと習近平がエプロンを付けて、ロシア風クレープ「ブリヌイ」を作るというパフォーマンスをやっていた。これを企画した目的は、二人が和気あいあいで料理して二人の関係が良いことを見せることだろうけど、TVでは二人ともブスッとしていて、ぎごちない動きをしていた。もともと二人とも陽気な性格ではないし、これじゃ逆効果だよね。

 

外交が得意なら反論しなきゃ!安倍君!

 

その「東方経済フォーラム」の12日の全体会合で、プーチンが安倍首相に向かい「年末までにいかなる前提条件もなしで(平和条約を)締結しよう」と多くの聴衆の前で発言した時、安倍首相も同じ壇上にいたが何も言わなかった。外交を得意とする安倍首相なら直ぐに反論しなきゃ! 「前提条件なしで北方4島を返還したらね」とか。

 

だいたい日本人はこのように相手から急に提案(攻撃か、脅しかも)された時、迂闊なことをしゃべるとマズイと思って何も言わない場合がほとんど。安倍首相も予算委員会では野党にヤジを飛ばしているけど、こういう重要な場所では黙っているのは内弁慶! かくいう私も、アメリカの会社と交渉する時、そうでした。言い訳をすると、上司が傍にいたのでそれほど自由が効かなかったという理由もある。しかし、安倍首相は日本のトップだし、この「東方経済フォーラム」の壇上では他に反論する人がいないので、安倍首相はハッキリと日本の主張を言うべきでした。

 

今年524日の産経ニュースでは「首相とプーチン氏の会談は21回目となり『日露史上、圧倒的に深い関係』(外務省幹部)を築いてきた」と書いていた。プーチンとは過去21回(9月の今回で22回目)も会っているので、性格もわかっているはずだし、どういう提案(攻撃かも)をしてくるか予測がつきそう。そうでなくても、相手の出方を想定していなきゃおかしい。それに、プーチンの発言に拍手した聴衆が多かったので、直ぐに切り返しをしなきゃ。そうすると、安倍首相の評価も上がるのだけど。  

 

まあね、安倍首相は海外出張が多い割に大した成果を挙げていないし、お坊ちゃん育ちなので切り返せるほどのタマじゃ無し。何回も言うけど、過去21回も会っているのに、結果がこれではね。高い金を使って専用機で海外旅行して各国の首脳と会って「やあどうもどうも」では無駄遣いだよ。

 

最後に一言。

安倍君は、プーチンとの個人的関係を良くしていけば、領土問題が解決すると本気で思っていないでしょうね。本気で思っていれば、アホですよ。ロシアの領土へのこだわりは強いので、個人的関係だけではあきまへん。

 

2018.09.16