ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

京都事情 その17 京都の食べ物いろいろ

2013年10月31日 | 京都現地事情

京料理より焼肉

私は、今でも京料理よりは、焼肉(ただし、赤肉です)の方が好きです。多くの種類の料理が少しづつ出てくる京料理と牛やラムの焼肉のどっちを取るかと言われたら、焼肉を取ります。しかし、年を取るにつれて、徐々に京料理を食べるようになりました。

 

鯖寿司は安い店で

京都では、鯖寿司が有名ですが、 有名店の鯖寿司は、脂っこすぎます。シャリが小さくて、厚い鯖が乗っていますが、私にとってバランスが悪いです。安い店の鯖寿司のほうが、鯖が薄くて脂が少なく、私には食べ易いです。

 

錦、本当は面白い

京都と言うと、いろいろな京風な食材を売っている錦(錦市場)が有名ですが、歩いている人のほとんどは、修学旅行生と観光客、それに少しの外人さんで、狭い商店街が混雑していて実に歩き難い。これらの皆さんは、ほとんど何も買わず、冷やかしだけです。修学旅行生は、最近できた観光客向けのお菓子屋の前で何か食べています。そりゃそうですよね。おかずを買って帰っても、ホテルの夕食で食べるのは気が引けるし、おまけに全部食べきれないし、お土産にするには日持ちが心配だし、持って帰るのも大変だし。

修学旅行生と観光客の皆さん!錦は面白くないですよ!

私は、いつも買うものがありますが、秘密です。

 

餃子を沢山食べたい

関西でうれしいのは、餃子が安いことです。その昔、関東に王将が無い頃、餃子が高くてビックリしました。今でも、京都の「王将」では6個で200円(関東では220円)ですが、ここ横浜の山間部のラーメン店や中華料理店では、6個で350円以上しています。この話をすると、北海道出身のヤツが、「京都旅行中に、「王将」で初めてゴキブリを見た」といつもチャチャを入れてきます。この話は、大昔の話です。

今では餃子は「王将」が有名ですが、昔は「ミンミン」(文字化けするのでカタカタで書いてますが、「ミン」は漢字で、左が「王」、右が「民」)というチェーン店があり、こっちの餃子の方が旨かった記憶があります。

 

松茸、昔は良かった!

今は高級食品の松茸ですが、昔のマッタケは安かったそうです。今では、数本で23万円する松茸ですが、大昔少し傘の開いたマッタケは、一皿千円程度で売っていたそうです。

昔は良かった!

2013.10.31


浮体式洋上風力発電を応援10~五島列島椛島沖は開所式~

2013年10月28日 | 洋上風力発電

五島列島椛島沖は開所式

NHKニュースやGOTO-FOWT(椛島沖の洋上風力発電を紹介するサイト)によると、実証機と呼ばれる2000kW風車の開所式が、石原環境大臣などが出席して、1028日に行われました。

GOTO-FOWT ⇒ http://goto-fowt.go.jp/archives/category/information/

今年の3月末までは、小規模試験機と呼ばれる100W風車でしたが、今回実証機と呼ばれる2000kW風車が設置されました。

なお、福島沖に設置されている風車(この風車も2000kW)は、未だ運転を開始していません。

 

佐賀県唐津市沖の洋上発電に事故発生、先行き見えず

三井海洋開発は、風力と潮流発電を組み合わせた装置を今年8月末までに設置し、秋から発電(発電機は500Kw.)を開始する予定でした。

しかし、1012日、水車を台船に載せて運ぶ途中、北九州市沖で水車が台船から落下し、海中に沈んでしまいました。

2013.10.28

 

五島列島椛島沖の追加

京都大学のプレスリリース

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2013_1/131028_1.htm

には、風車の仕様、海域の風速、設置時の写真などが掲載されています。

実証機の2000kW風車もダウンウィンド型で、100W風車と同じく、ローターが風下側にあるタイプです。ダウンウィンド型に関して、下記の日立のサイトを参照。

http://www.hitachi.co.jp/products/power/wind-turbine/feature/rotor/index.html

なお、福島沖もダウンウィンド型風車です。風車は同じ日立(元は富士重工)製ですから。

2013.11.01

 


事業の終焉、ああ無情!~炭鉱、写真フィルム、プラズマディスプレイ~

2013年10月22日 | 会社

事業が終焉を迎えようとする時、人々の胸には様々な思いが交錯します。

 

その事業を何とか続けたいと思うのは人情でしょう。しかし、それに固執していると、痛い痛いしっぺ返しが待っていて、骨の髄からその判断が間違っていたことを思い知らされます。今回は、そのいくつかの例を挙げてみました。

 

①北炭の夕張新炭鉱

日本の石炭産業が海外の炭鉱に負けて、北海道や九州の炭鉱が次々と閉山していた頃です。最後の切り札として、北炭(北海道炭鉱汽船)が、夕張新炭鉱を開坑しました。安い海外炭に負けないよう、大幅な機械化でコストを下げる目論見でした。

 

私も日本から炭鉱が無くなるという事実を受け入れ難く、大いに期待していました。ところが、この夕張新炭鉱はガスの突出が多く、1975年に5名の死者を出す事故、1981年には爆発・火災事故が発生し、93名の生命が失われ、ついに力尽きて1982年に閉鉱してしまいました。

 

1984年に三井三池炭鉱有明鉱で死者83人、1985年に三菱南大夕張炭鉱で死者62人の大きな事故が発生し、日本の石炭産業存続への淡い期待は、木端無残に粉砕されてしまいました。一つの事業が終焉を迎える時、これでもか、これでもか、と容赦のない嵐が吹きつけて来るようです。

 

②コダック、富士写真フィルムの写真フィルム

これは、比較的最近の、説明する必要の無い有名な話です。

 

この教訓は、消耗品ビジネスの勝ち組であったコダックや富士写真フィルムであっても、元のカメラに技術革新が起きると、消耗品の方に影響が強く出て、ひとたまりも無かったということです。むしろ、消耗品ビジネスを羨んでいたカメラ会社が、デジカメで残ったのは皮肉です。そのカメラ会社も、今はケータイやスマホに押されていますが。

 

③プラズマ・ディスプレイ

プラズマ・ディスプレイの出現した頃を知っている古い者として、何で液晶に負けたのかという思いが強くします。最近の報道によると、最後に残っていたパナソニックも製造を止めることにしたようです。

 

初期のプラズマ・ディスプレイは、微かに光っているだけでした。次いでオレンジ色1色の時代がしばらく続きました。この時代、今は無き晴海の国際展示場に行くと、プラズマ・ディスプレイが毎年改良されているのが良くわかり、大いに期待していました。その後突如として、フルカラーのプラズマ・ディスプレイが出現し、ビックリしました。

 

私は、プラズマ・ディスプレイが何とか生きる道は無いものかと思っていましたが、現実はそんな感傷を踏み倒し、技術革新というブルドーザーは容赦なく周囲をなぎ倒して進んでいったようです。

 

ついでですが、私は有機ELディスプレイの画像を見て、液晶よりも画質が良く、液晶にとって変わると思っていますが、また液晶の進歩に負けてしまうのでしょうか?

 

液晶は、生まれは欠点だらけでしたが、苦労して大きくなり、立派になりました、と言うしかないですね。

2018.10.22


行列のできる町田の「上海名物」、値上げ恐るべし! 

2013年10月22日 | 健康・薬・食飲料

私は商売をしたことが無いので、物の値段に関しては、鈍感かもしれません。しかし、商品の値付けに関して、その重要性を実感したことが、最近ありました。

 

TVで良く取り上げられる、町田市の「顔見世商店街」、この狭い通路の入口の左側角にある、行列のできる「小陽生煎饅頭屋」。ユニークなのは、2坪くらいの店の中で、5人くらいの人がキチキチに立って、「上海名物」を作っています。食べる場所は、ありません。

大きさは「おはぎ」くらい、薄い皮で包まれた中には肉と野菜が入っていて、大きな釜で蒸しています。箸で薄皮を破くと、大匙一杯くらいの熱い肉汁が出て来ます。出来立てを不注意に食べると、熱い肉汁で口をヤケドするので、ご注意!

私も何回か食べましたが、並んで食べるほどではありません。他で見かけないので、珍しいのでしょう。

土日は、20人くらい並んでいる時もありました。ところが、この店が最近値上げをしました。4個が350円→380円、6個が510円→570円という具合です。途端に、列の人数が半分から2/3くらいになってしまいました。

値上げ、恐るべし!

2013.10.22

(追記)

・4月の増税後に、4個が380円→400円、6個が570円→600円になって、列はさらに短くなっていました。

・題名を修正しました。

2014.04.27


ガラパゴス駅伝

2013年10月16日 | うんちく・小ネタ

1年経つのは早いですね。もう来年の手帳が出ているし、2週間で年賀状の発売です。

こうなれば、正月も直ぐやってきて、正月と言えば、箱根駅伝です。

しかし、駅伝は日本だけが盛んで、海外で流行っているという話は聞かないですね。

日本の携帯電話は、ガラパゴスケータイ、略称ガラケーと言うので、日本の駅伝は、ガラパゴスエキデン、略称ガラデンにしましょう。

正月に箱根駅伝、略称ガラデンが盛んなのは、正月の酔った頭に、外人のいない日本人だけで行う競技が精神的に落ち着くというか、自己陶酔に浸れるのでしょう。

「国際化」の旗を振っている人が、正月は箱根駅伝を応援しているのなら、それは自己矛盾と思います。

2013.10.16