ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

京都現地事情 その84 京大に「変な建物」が出来た「がん免疫総合研究センター」

2024年07月29日 | 京都現地事情

「京大の建物の外観はバラバラ!」では無かった

 

昔、森永卓郎氏がTV番組(TBS日曜の「がっちりマンデー」です)で「京大の建物は外観がバラバラ」と言ったのに対し、私は京大と東大の構内を実際に巡って、東大の方が「外観がバラバラ」と書いたのが、下記のブログです。

 

2013年5月22日の「建物考~東京の特徴はバラバラ~

 この中に出て来る「某経済評論家」は森永卓郎氏です。

2014年8月6日の「京都大学の建物は外観がバラバラか? 京大と東大の比較

2015年9月25日の「建物考~東京の特徴はバラバラ~東京大学編

 

がん免疫総合研究センターの外観は?

 

日本経済新聞に掲載されていた「私に履歴書 本庶佑」の6月30日の最終回に、京大に完成予定の「がん免疫総合研究センター」の外観が載っている。この建物の住所は書いてないけど、写真から推測すると、東大路通(東山通)と近衛通りの交差点の北西角のようで、Googleマップを見ると工事中です。ここは医学部構内では一番目立つ場所です。

(私は未だ現地に行っていません。この暑さなので行けるのは秋以降かな)

 

この建物は5階建ての円柱型で、菅笠のような円盤形の屋根が乗っていて、玄関は三角形の平べったい屋根が付いている。なんか、玄関の三角形の屋根はドナルドダックの口元のように見えるし、円盤形の屋根と三角形の玄関の屋根は河童のお皿と口の様にも見える。この建物は安藤忠雄氏の設計らしい。医学部構内をGoogleマップで見る限り、長方形の建物が多く、この建物は十分に「外観がバラバラ」です。下の写真は「がん免疫総合研究センター」のホームページのスクショです。

 

下のモックアップは「がん免疫総合研究センター」の全景です。これを見ると、円柱の建物に長方形の建物が続いていて、ドライヤーの様にも見える。

 

話はずれますが、このブログでは下記の様に安藤忠雄氏が設計(設計事務所の設計というべきかも)した他の施設を批判的に紹介しています。

2014年2月26日の「不可解!狭いのにビックリ!東横線渋谷駅

2015年7月7日の「新国立競技場と東横線/副都心線渋谷駅は安藤忠雄氏

  上の二つは、地下化されて通過駅になった東横線渋谷駅について書いています。

2018年6月12日の「横浜の山の中から極限御免 その3 ~若い人を殺すシニアと財務省と特捜部とノルウェーと安藤忠雄~

  このブログの下の方で、熊本駅の高架化された在来線ホームについて書いています。

 

がん免疫総合研究センターとは?

 

この建物の正式名称は「がん免疫総合研究センターブリストル・マイヤーズスクイブ棟」で、ブリストル・マイヤーズスクイブからの寄付金5300万ドル(1ドル155円とすると82億円。55億円と書いた記事があるが、当時の為替レートだと思います)や京大からの資金などで建設されました。米製薬大手・ブリストルマイヤーズ・スクイブ(BMS)は、小野薬品がオプジーボを開発するにあたっての開発パートナーでした。

 

「小野薬品棟」とならなかったところがミソで、日本経済新聞の「私に履歴書 本庶佑」には、小野薬品との特許裁判などの若干の経緯が書かれていました。オプジーボの開発過程での本庶教授と小野薬品との関係は、外部からは十分に把握できないので、これくらいにしておきます。

 

和解の内容は

 

本庶教授と小野薬品との和解では、小野薬品は

・本庶佑氏に50億円を出す

・京大に230億円を寄付する

となっています。京大への寄付金の一部は建物の建設費に回されたのでしょうか。また、これらの金は運営費などに使われるのでしょうか? これらの資金、施設、研究要員で、ガンの免疫療法が進展してくれるとありがたい。

 

オプジーボ関連のブログ

 

私が書いたオプジーボ関連のブログは下記です。

2015年11月13日のブログ「負けている日本の技術-本庶佑氏のがん免疫療法

2016年10月3日のブログ「ノーベル生理・医学賞は今日の夕方

2018年10月1日のブログ「台風21号・24号とノーベル医学・生理学賞

2019年3月22日のブログ「丸山ワクチンとオプジーボ

2020年6月20日のブログ「小野薬品は本庶教授との特許料問題に英断を持って早期に解決するべき

2021年12月28日のブログ「本庶佑京大教授と小野薬品のオプジーボ裁判

 

あと2か月ほどで今年のノーベル賞の発表があります。今年は日本人の受賞があるのでしょうか? あると良いのですが、私は無いと推測しています。

 

2024年7月29日

 


京都現地事情 その83 外国人が増えて京都が壊れてきた 

2024年06月30日 | 京都現地事情

猿知恵

 

その前に、都知事選に一言二言。NHKから国民を守る党の立花孝志党首は、都知事選のポスター掲示板を貼る権利を他人に売って稼いでいる。立花孝志党首の顔は人懐っこそうで、長野県の地獄谷温泉に浸かってほっこりしている猿の顔にそっくり。だからでしょうか、都知事選の金儲けは、猿知恵ですね。あまり賢くない。

 

えっ、共産党は嫌いですか?

 

最近の週刊ダイヤモンドに佐藤優氏が「都知事選に出馬する蓮舫氏の実態、『親共産、反自民、非小池都政』」という2ページの小文を書いている。もしかして、佐藤優氏は共産党が嫌いですか? 親ロシアなのに? 今は共産党がロシアを支配しているわけでは無いけど。なんか違和感がある。

 

外国人が増えて京都が壊れてきた

 

ここからが本題。先日、京都に行ってきました。今までは、観光地やその周辺にしか外人の観光客を見なかったけど、今回は普通の街中にも外人さんを頻繁に見かけるようになって、京都の中にまで浸透してきた。

 

その1 スマホを見ながら自転車に乗る中国人の子供

 

バス通りの幅1.5メートルほどの狭い歩道を歩いていたら、8・9歳の子供二人がスマホを見ながら子供用自転車に乗って歩道を追い抜いて行った。日本語で注意してやったけど、知らん顔していた。子供がスマホを見ながら自転車に乗っているは初めて見た。

 

会話を聞くと中国語ですね。ただし、台湾か中国かは知らないけど。この子供二人の親は旅行者では無く、京都に住んでいるんだろうな。親は金儲けで忙しいのかもしれないけど、ちゃんと子供を教育しろよな。自分がケガするし、相手をケガさせるぞ!

 

その2 赤信号を無視するLUUPの電動キックボード

 

日曜日で人や車が少ない比較的広い道路をLUUPの電動キックボードに乗った顔の黒い人が赤信号を無視していってしまった。その交差点、交番の前なんだけど。白ワイシャツ、ズボンだったので、日本に住んで働いている人だろうな。

 

時々、京都の一方通行の細い道を逆走しているLUUPの電動キックボードを見かける。京都では、自転車は一方通行を逆走可だけど、原チャリと同じ扱いのLUUPの電動キックボードはダメなはずだけど。

 

その3 バス停にいた人は全員外国人

 

(その1)で書いたバス通りの普通の住宅街にあるバス停で、明日に乗るバスの時刻を確認していたら、周囲の人が急に分からない言葉で会話を始めた。中国語でも韓国語でもないような? 周囲にいる人は外見から日本人と思っていたのに。アジア系の人は、顔で見分けがつかなくても、服装をみると日本人かそうでない人の区別はある程度つくけど、この時周囲にいた人たちは日本人といっても違和感のない服装だった。彼女らはスマホを見ていたので、旅行者だろうな。

 

その4 刺青の日本人

 

刺青をしている多くの外国人が日本に来て、そこら辺を歩いているのなら、そのうち刺青をする若い日本人が出て来るだろうなと思っていたら、やはりいた。四条通を歩いていたら、前に4・5人の半袖Tシャツ・半パンの若い男性たちが歩いていた。全員が腕や足の見える場所に入れ墨をしていた。会話は聞こえなかったけど、腕に「絆」とか書いてあったし、外人さんほど派手な刺青では無かったので、多分日本人。

 

京都も住みづらくなってきた。感覚的にですが。

 

2024年6月30日

 


京都現地事情 その82 旧有栖川宮邸はどうなる?

2024年06月06日 | 京都現地事情

旧有栖川宮邸が数十億円で森トラストに売却

 

朝日新聞デジタルや読売新聞デジタルには、平安女学院が所有している旧有栖川宮邸が森トラストに数十億円で売却されると言う記事が出ている。他に転用するのは難しいと思われる土地・建物なのに、数十億円にはビックリです。複数の企業が入札したらしいので、欲しい会社が他にもあったようです。

 

平安女学院が国から旧有栖川宮邸を購入した時は数十億円もしなかったはず。数億円くらい(推測です)なので、平安女学院はかなり儲けています。

 

旧有栖川宮邸のある土地は約2150平方メートルあります。しかし、下のGoogleマップを見ればわかるように、敷地のほとんどに木造平屋の屋敷が建っているので、新たに建物を建てる余裕はない。

(注)赤線で区切った範囲は、この敷地を正確に表していません。

 

2015年01月12日の「京都事情その24~京都に貴族(お公家さん)の屋敷は残っている?~」に書いている様に、京都に現存している御公家さんの屋敷跡は、京都御所の中にある閑院宮邸、御所の北側の同志社大に囲まれた冷泉家、そしてこの旧有栖川宮邸しかないので、唯一無二の貴重な建物です。それにしても高額。

 

(有栖川宮の豆知識)

有栖川宮は、皇女和宮の婚約者だった人で、東海道を進んだ官軍の大総督でしたが、大正時代に有栖川家は絶えています。昔、有栖川宮を騙った詐欺事件がありましたが、絶えた宮家の名前を使うとはありえない事件でした。「有栖川」は京都の北西を流れる小川です。

 

東京メトロ広尾駅からしばらく歩いた有栖川宮記念公園は、有栖川宮の邸宅跡で有栖川宮の銅像がありますが、建物は全く残っていません。

 

平安女学院は真如苑にも校舎を売却

平安女学院は、過去にも校舎の一部を「真如苑」に売却している。「真如苑」は今も同じ場所にあります。

 

旧有栖川宮邸の周囲の事情

 

上のGoogleマップにあるように、旧有栖川宮邸の道を挟んだ南側は、日本聖公会の聖アグネス教会と前の所有者の平安女学院がある。日本聖公会のまたの名は英国国教会です。旧有栖川宮邸の北側はホテルでしたが休業しているようです。ホテルは建てられてから(多分)50年くらい経っているので建て替えの時期です。ホテルの北側には日本聖公会京都教区の施設がある。

 

この写真は、烏丸下立売の交差点から見たストリートビューです。左側(南側)に聖アグネス教会と平安女学院の建物、右側に旧有栖川宮邸があります。旧有栖川宮邸の背後の高いビルは休業中のホテルです。この交差点を奥の方に300㍍ほど行くと、京都府庁や警察本部、移転した文化庁があります。

 

烏丸下立売の交差点から、右手(北)に少し移動した写真です。左手奥に聖アグネス教会、左手に旧有栖川宮邸、正面が休業中のホテル、右手が日本聖公会京都教区の施設です。

 

休業中のホテルや日本聖公会京都教区の土地はそれほど大きくないけど、京都御所の周囲でこれだけまとまった土地は無い。

 

河原町のカトリック教会はヒルトンになった

 

2023年6月5日の「京都事情その74 5月の京都と固定資産税と京都朝日会館」では、河原町のカトリック教会の敷地のほとんどはヒルトンのホテルになることを紹介しています。

 

森トラストの構想

 

ここからは、私の妄想というか推測です。森トラストが文化財の旧有栖川宮邸だけを数十億円で買収するとは慈善事業のようですが、そんなことはありえない。私が森トラストの社長なら、旧有栖川宮邸と隣接している休業中のホテルと日本聖公会京都教区の土地を合わせてホテルを立てて、旧有栖川宮邸は日本風の別館にします。もちろん、日本聖公会京都教区の施設は別に作る。森トラストの構想こんな感じじゃないでしょうか。

 

2024年6月6日

 


春節の京都と京都市立芸大作品展 京都現地事情 その81

2024年02月14日 | 京都現地事情

春節の京都

 

日本の建国記念日の三連休の前後、京都は混んでいました。四条あたりを歩いていると、あちこちから中国語が聞こえて来る。中国人か台湾から来た人なのか分かりませんが。日本に来る中国人が少なくなると聞いていたのに? それに時々韓国語も聞こえて来る。

 

中国政府の意に沿った記事

 

ネットを見ていたら、“Record China”の記事に「春節に中国人が来ない、『爆買いを待ち望んでいた日本人がぼうぜん』と在日中国系メディア」という記事を見つけた。この記事には、「在日の中国系セルフメディア『東京新青年』は11日、『中国人観光客による爆買いを待ち望んでいた日本人がぼうぜんとしている』との見出しを打った記事を配信し」とある。

 

「東京新青年」とは初めて聞くメディアの名前だし、「セルフメディア」とはなんじゃいな? それに11日は中国人が沢山来ていた頃なので、何でこんな記事になるのかは良くわからん。まあ、中国政府にヨイショする姿勢は分かるけど。

 

市芸作品展

 

京都市立芸術大学が京都西郊の山の中腹から移転し、京都駅から徒歩5分の場所に来てから4カ月。作品展があるというので行ってきました。音楽系はやっていなくて、美術系だけです

 

美術系の作品は前衛的というか、旧来とは異なるのを目指しているので、古い頭の私にはパッと来ないのは仕方ない。面白いと思ったのは、修復コース。昔の美術品を修復するコースがある。素晴らしい出来栄えでした。

 

ここは鉄道ファンの一等地

 

京都市立芸術大学の建物は、東海道線の線路の直ぐ傍に建てられているので、新幹線、東海道線、湖西線、奈良線、そして稀に草津線(「温泉でも行こか!」などと言うとバカにされるよ!)の電車が行きかうのが見られる。それに長大編成の貨物列車。残念ながら、山陰線の電車や近鉄、京都止まりのブルーの各駅停車は見られない。ここでコーヒーを飲みながら、通り過ぎる列車を眺めていると素敵な時間を過ごせそうだけど、そういう施設は無い。ただし、写真を撮るのにはあまり適さないと思う。

 

高架は新幹線、向うに分かれていく複線はJR奈良線。それ以外は東海道線(湖西線・草津線も同じ線路を走る)と鴨川の上の電留線への線路です。向うの山は、東山の南の部分です。JR奈良線は昔単線だったけど、近年複線化された。JR奈良線の途中までは、トンネルを掘りたくない頃の東海道線の廃線跡なので、複線の用地は確保されていた。

 

上の2本はJR奈良線。それ以外は東海道線(湖西線・草津線も同じ線路を走る)と鴨川の上の電留線への線路です。

 

昼間は貨物が頻繁に通る。

2024年2月14日

 


TVでやっていた「いけず石」について 京都現地事情 その80

2024年02月06日 | 京都現地事情

「いけず石」とは?

 

京都の道端に置いてある石。あれが「いけず石」というのは、TVで初めて知った。京都では昔からあるし、横浜にもある。先ずは横浜の例から。

 

横浜の「いけずコンクリートの塊」

 

横浜でも「いけず石」をいくつか知っている。「いけず石」どころか、「いけずコンクリートの塊」が車で10分くらいのところにある。ここは、抜け道の途中で、三叉路の左折する角に高さ約80㎝、厚さも最大60㎝くらいのコンクリートで作った三角形の立派な「いけずコンクリートの塊」がある。

 

この「いけずコンクリートの塊」が出来る前は、もっと小さい石だったか、コンクリートだった。しかし効果が薄かったのか、こんな立派なものになった。

 

作られた頃(何時頃かは思い出せない、多分30年か40年前)を知っているが、昔(製造当初)はもっと白かった(当たり前か)。今は風雨に曝されて年期が入っている。

 

それに昔は白いポールの標識が無かったと思う。標識の下の地面のコンクリートが新しいのは、「いけずコンクリートの塊」の角を少し削って設置した跡かも? この「いけず標識」は、車が接触しないように「いけずコンクリートの塊」の陰に逃げている。

 

この交差点を左折する道は、後から出て来る京都の道と比べて広いけれど、反対方向の車線に車がいると、大きい車は一回では左折出来ないかもしれない。一回バックして切り返そうとしても、抜け道なので結構交通量があり、バックしにくい。

 

昔この道は抜け道だったけど、今は周囲の道路が整備されたので、昔ほど車の通行は無い。それで「いけずコンクリートの塊」は昔ほどの役目は無いのかも知れない。今回改めて見ると、この「いけずコンクリートの塊」を設置したおかげで、駐車スペースを潰している。この家の方は、それほど左折車の被害を受けていたことになる。敷地の角に車輪が乗り上げると、振動が家の方まで伝わって、不快な思いをしていたのかもしれない。

 

横浜の「いけず石」

 

横浜の石垣の下に30㎝ほどの平らな部分がある家では、この30㎝程の平らな部分にコンクリートのU字構を置いて駐車し難くしている。(写真なし)

 

また、横浜の市街地には「いけずコンクリートブロック」(下左)があるし、「いけず電柱」(下右)もある。(Googleマップで探してみました)

   

 

京都に「いけず石」を置く理由

 

京都の「いけず石」は、左折の手間を省くズボラな運転手の車が自分の敷地に侵入しないように、あるいは車体が家の外壁と接触したり、破壊したりするのを防ぐ対策のためにある。京都の旧市街の道は狭いから、ズボラしてハンドル1回で左折すると、左後輪が敷地に乗り上げる可能性がある。場合によっては家の外壁を擦る。

 

もう一つの目的は、敷地内に左側の車輪を乗り上げて駐車するのを禁止すること。狭い道に駐停車する場合は、右側を出来る限り空けておきたいので、民家の敷地に乗り上げて駐車する人がいる。下手に敷地に乗り上げられると、振動が起きるし、家の外壁と接触するかもしれない。

 

京都の旧市街地の様な狭い道では「いけず石」は必要です。京都でも広い道には「いけず石」を置いていない。鬼門(北東方向)封じの石は置いてあるけど。

 

京都の「いけず石」の例

 

(例1)

これは、一方通行の道から一方通行の道へ左折する角に置いてあるポール。このポールがあると車を出しにくいけど、無ければ車を擦られる可能性がある。

 

(例2)

この例も一方通行から左折で出る場所に置いてある立派な「いけず石」。置いていないと、やはり塀を壊されそう。

 

(例3)

この例は比較的広い道だし、交通標識が置いてあるので必要無いと思うけど? 以前は交通標識が無く、無茶なドライバーがいたのかな?

 

(例4)

これは、おまけの「いけず電柱」。しかし、この場所は一方通行の関係から左折しない場所なので、効果は無い。

 

「いけず石」は必要

 

京都のように狭い道が多い所では、左折する場合に左後輪が敷地に乗り上げる可能性があるので、「いけず石」は自衛手段として仕方がない。

 

ふつうの大きさの車でも、狭い道では切り返しをしないと曲がり切れない。それをサボるから、左後輪が民家の敷地を踏んだり、場合によっては民家の外壁を破壊したりする。

 

「いけず石」は、横着なドライバーによる被害を防止する効果がある。家人が不在の場合は、車を特定できないので、もし家屋が壊れたら損害は大きい。

 

他都道府県の人も、京都に住めば「いけず石」を置くと思う。京都でなくても、狭い道や駐車して欲しくない場所では、「いけず石」を置いてあるところは多い。

 

2024年2月6日