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ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

新入社員は頑張って! 頑張れる時はそう多くないよ

2025年05月20日 | 会社

同じ話題を去年も書いていた「新入社員は直ぐ辞める」

 

新入社員の話を書こうとしたら、昨年も同じようなことを書いているのに気がついた。毎年春になると、直ぐに辞める新入社員の話題をメディアは取り上げるので、それに反応してこのブログでも、「入社早々辞めるのは昔も今も同じだよ」という主旨で毎年同じこと書いている。例えば

2024年4月29日の「最近の新入社員は直ぐ辞める?

 

上のブログでは、TVでやっていた新入社員の話題を紹介している。例えば

・新入社員ですぐに辞める人がいる。4月1日に辞めた人も

・退職代行業が大流行り

・定年まで勤めたいと言う人は少ない

TVでは、今年も全く同じことをやっていた。これでは、進歩が無い。TVも私のブログもネタ切れです。代わりに今年は違う話を書きます。

 

大卒者の早期離職率は3割前後で横ばい

 

2025年4月12日の日経プラスワンには「Z世代の若者 本当に『転職志向』? 早期離職率 今も昔も3割」は、データを示しながら「大卒者の早期離職率は長年3割前後で横ばい傾向」と書いている。ここでの「早期離職率」の定義は3年以内に離職した新入社員です。

 

これが、3カ月以内とか1年以内とかでデータを取ると違う結果が出るかもしれないし、高卒者の傾向が分からない。

 

TVでヨシタケシンスケ氏を見た

 

ヨシタケシンスケ氏は、絵本作家として有名らしいですが、私は彼の絵本を見たことがありません。彼は会社に勤めていたのですが、嫌だったとか。確かに、TVで彼の風貌を見ると勤め人には適さないような感じがします。それとも、会社員を辞めてから風貌が変わったのかな?

 

新入社員を応援

 

私が就職のために東京・横浜に来た時、初めて一人暮らしを始めた。当初は寮に入ったので、住まいは何とかなった。朝食と昼食は会社の食堂を利用していたが、夕食は外食が多かった。しかし、食堂の料理にも飽きて来たので、たまに自炊をするようになった。その時

・ブロッコリーを洗っただけで、茹でずに生で食べてしまった

・味噌汁を出汁なしで作ってしまった。味噌だけではやはり味が悪い

若い頃は知識が不足しているので失敗続きです。今年入社した人も、めげずに頑張ってください。

 

年をとると仕事ができなくなる

 

昔、会社勤めの一線から退いて窓際族だった頃、中堅の人でバリバリ働いていそうな人?たちと一緒に仕事をしたことがある。そこで中堅の人たちと同じ仕事をしても、中堅の人の方が仕事は速いし、忍耐力も有って、実力の差を痛感した。こういう経験から、私は「もう仕事は続けられないな」と思った次第です。若い人は、若い時に出来るだけ高い所に登っておかないと、後は下がるだけです。

 

2025年5月20日

 


Z世代ってチョロい、横断歩道の縦白線が無くなった理由

2025年04月18日 | 会社

横断歩道の両脇の縦白線が廃止された理由は、水たまり防止ではない。下の図は横断歩道の塗装の変遷です。

Aは昔、Bは現在、Cは検討中。これはイメージで、横線や縦線の幅などの誤りはご容赦ください。

 

横断歩道の縦白線の廃止は雨水が溜まらないように? ホントかよ!

 

TVで若い出演者二人(何かのグループのメンバーだと思う)のうちの一人が、「横断歩道両脇の縦白線が廃止されたのは何故?」とクイズを出したら、もう一人が「水が溜まらないようにするため」と無邪気に答えていた。こういう若い出演者二人はZ世代と思うけど、あまり賢くないというか、ダマされ易いようです。

 

ネットで検索すると

 

横断歩道の縦白線を廃止した理由として、ネットでは

(1)水が溜まらないようにして、スリップや水はねを防ぐため

(2)塗料の節約や作業時間の短縮、経費の削減につながるため

(3)ドライバーの視認性を高めるため

(4)都市美観上の効果(シンプルになる分、町が美しくなる)

との理由が書いてあった。(4)はこじつけのムリヤリ出した理由です。

 

両脇の縦白線の廃止は、塗り直す時間を長くするため

 

最近こういう話が多いですね。少し昔の話題について、本当の理由では無い、当り障りのない理由に変えている。

 

縦白線の廃止の第一の理由として、「(1)水が溜まらないようにして、スリップや水はねを防ぐため」を挙げているが、水が溜まらないようにする効果はあるかもしれないけど、それは二番目か三番目の理由です。本当の一番目の理由は、「(2)塗料の節約や作業時間の短縮、経費の削減につながるため」です。横断歩道両脇の縦白線はタイヤとの摩擦で横白線より消えやすくなる。横白線が残っていても、また塗り直さなくてはならない。再塗装する時間を延ばしたいからです。

 

当時、縦白線の方が車のタイヤで擦られて消えるのが速いので、縦白線を廃止するという説明が新聞だったか、TVだったかでしていた。

 

ドライバーの視認性を高めるため? 正反対だろう!

 

また、「(3)ドライバーの視認性を高めるため」という理由がネットに載っていが、これは当時の議論と正反対です。交通事故を減らす運動をしている団体は、両脇の白線が無い横断歩道は目立ち難いので、交通事故が増えると心配していた。

 

白線の間隔を広げる検討が始まっている

 

ところで、横断歩道の横白線の間隔を広くして、車のタイヤが横白線部分になるべく乗らないようにする検討が最近始まっていると報道されている。(上図のC)この実験の目的は、横断歩道の塗り直し間隔を延ばすことと新聞などの報道には書いてある。これを見ても分かるように、昔から塗り直す時期をなるべく長くしようとしているんだよ。

 

当り障りのない理由を挙げているメディアやネット記事は他にもある

 

他にも、一番目の理由を隠して、別の理由を挙げている人たちがいる。例えば、

 

2023年11月29日のブログ「宇部興産専用道路は国鉄のスト対策」にも書いている「宇部興産専用道路」。この道路を宇部興産が作った理由は、あの頃頻発していた国鉄のスト対策で、石灰石を運ぶ貨物列車がストップしたからです。

2024年7月11日のブログ「少し昔の話が間違っている」の「グリーン車」など。

 

当り障りにない理由で納得する人たちは世界で生きていけるのか?

 

こんな当り障りのない理由を簡単に信じてしまう他愛もない人たちは、厳しくて残酷な世界の中で、生きて行けるのだろうかと心配になる。きっと簡単に詐欺に引っかかると思うよ。

 

2025年4月18日

 


バイデンとUSスチールによる詐欺にあった日本製鉄

2025年01月08日 | 会社

日本製鉄のUSスチール買収

 

2023年12月18日、日本製鉄はアメリカの老舗鉄鋼メーカー「USスチール」を約2兆円で買収すると発表しました。「USスチール」はペンシルベニア州ピッツバーグに本社を置き、粗鋼生産ではアメリカで第2位ですが、世界では24位です。

(参考)2021年、アメリカの鉄鋼メーカーの生産量ランキング。

違約金て何?

 

日本経済新聞の10月12日朝刊に「USスチール買収に暗雲 バイデン氏が阻止方針、米報道 日鉄は法廷闘争も視野」という表題の記事がある。その中に下記のような記述がある。

 

「USスチールの買収に失敗すれば、米国市場をテコにした日鉄の成長戦略は見直しを迫られる。買収計画の頓挫によるUSスチールへの違約金5億6500万ドルの支払いも生じるとみられる。」

(5億6500万ドルは、1ドル150円とすると、847億5000万円です)

 

この違約金については既にブログに書いている。

2024年12月16日の「ニュースの隅をつつく その52 日鉄のアホとフジTVの女子アナ

 

この記事が本当なら、アメリカの都合で買収が頓挫するのに、日本製鉄に違約金が発生するような買収契約を結んだ日鉄はアホです。1月になって、NHKなども違約金の支払いについて記事にしているので、違約金は本当なのでしょう。

 

「USスチール」にとって買収が頓挫した方が良い

 

「USスチール」にとって、日本製鉄による買収計画を進める動機が生まれない。日本製鉄による買収計画が頓挫すると、何もしなくても5億6500万ドルを手に入れられるので、補助金を政府からもらうようなもの。そして、労組委員長が推している3位のクレバランドクリフと合併すれば「USスチール」の面目は保たれる。「USスチール」はこの買収契約を積極的に推進する理由が無い。買収阻止を打ち出したバイデン大統領の声明の後に、「USスチール」のCEOはバイデン大統領を強く非難したと報道されているが、これは訴訟になった時のアリバイ作りの出来レースです。

 

アメリカ政府にとって、何も負担しないで補助金を出したようなもの

 

バイデン大統領にとっても、買収阻止を打ち出すことによって、民主党が基盤とする労働組合にも恩を売れるし、何もしないで補助金を「USスチール」に出すことが出来る。こんなおいしい話は無い。

 

買収阻止はアメリカ政府と「USスチール」の出来レース

 

この日本製鉄による買収計画を潰すことは、「USスチール」にとっても、アメリカ政府にとっても、実に美味しい話です。むしろ、買収計画を破綻させたい欲望にかられる。ただし、「シメシメ」という感情を顔に出したり、言葉にしたりしないように、演技しなきゃいけない。「USスチール」とアメリカ政府が組んだこんな大掛かりな詐欺話に乗せられた日本製鉄は、地面師に55億円を払った積水ハウスよりもアホとしか言いようがない。

 

積水ハウスの件は下記のブログを見てください。

2018年3月4日の「おれは詐欺師になるほどの能力は無いけど その2 「怪奇」館の詐欺事件

2023年1月12日の「積水ハウスが地面師に騙された海喜館(うみきかん)その後

 

2025年1月8日

 


セブンイレブン と 昔のTV・CMの企業の今

2024年09月05日 | 会社

セブンイレブンにアリメンタシオン・クシュタールが買収提案

 

コンビニ「サークルK」などを経営するカナダの企業「アリメンタシオン・クシュタール」がセブンイレブンに買収を提案しています。

 

このニュースを聞いた時、「サークルK」とセブンイレブンが同じグループになると、アメリカでは独禁法が障害になるのでは?と思ったので、調べてみました。

 

下記はネットで調べたアメリカにおけるコンビニの順位です。異なる三つのサイトのデータを載せています。

セブンイレブンが一位で、「サークルK」が二位ですが、ガソリンスタンドが主のShellとExxonを含めている場合とそうでない場合があります。ShellとExxonを含めると独禁法に触れないと思われますが、含めないと独禁法に触れると思うのですが? なぜ、ShellとExxonの店を含む場合と含まない順位があるのか、分かりません。

 

昔のTV・CMを見ていると悲しくなる

 

8月のタモリ・ステーションをたまたま見ていたら、昔のTV・CMをやっていた。ちょうどやっていたのは、日立とレナウンとセイコー。

 

日立

日立のCMは、昔から大きな木が出て来て「この木なんの木」と歌うCMをやっている。このCMには、日立の子会社の名前が次々と出て来るので、「日立は子会社が多すぎだよ!」とか、このCMに出て来る大きな木は「寄らば大樹の陰」の「大樹」じゃないかと思っていました。

 

しかし、日立はその後主要な子会社を次々と売却しています。経済評論家などは、日立は非主流の事業を上手く売却したと誉めています。

 

日立建機⇒一部株式を売却し、筆頭株主ではなくなる

日立国際電気(国際電気、日立電子、八木アンテナが合併) 

⇒(映像・通信ソリューション事業)日清紡

⇒(成膜プロセスソリューション事業)KOKUSAI ELECTRIC

日立金属⇒(株)プロテリアル

日立化成⇒昭和電工と合併し「レゾナック」となる

 

これからすると、CMに出て来る「大樹」の見えない裏側が1/3くらい枯れているはずです。

 

(追加 2024年9月5日)

そういえば、日立工機も投資ファンドに売却されています。

日立工機⇒工機ホールディングス

     ブランド名は、”HiKOKI”(「ヒコーキ」ではなく、「ハイコーキ」です)

 

レナウン

ご存知のように、中国の会社に売却されましたが、この中国の会社が破綻したので、レナウンも倒産しています。レナウンに関しては一度書いています。

2023年10月06日の「アレックス! 中国企業は当てにならないぞ!

 

セイコー

昔は今よりも輝いていたように思います。関連会社のセイコーエプソンもニュースに出て来ることも無いような?

 

企業も寿命がある

 

サラリーマンの終身雇用は風前の灯火ですが、企業も寿命があります。大きな木の陰の下で寝ていると、突然木が倒れてきます。

 

2024年8月26日

 

 


トヨタは先見の明がある?とハンズの苦境

2024年07月03日 | 会社

トヨタは先見の明がある?

 

最近、世界でEV(トヨタの言うバッテリーEV)の売れ行きが悪くなり、ハイブリッド車が売れているという報道が多い。これに関して、「トヨタは先見の明がある」とトヨタを持ち上げて、鬼の首を取ったように言う人がいる。世の中には、トヨタを誉めることを職業にしている人がいるようです。

 

しかし、これは間違い。開発戦略と販売戦略を意識的にごっちゃにしている。皆さん、経済評論家という人たちを信用しちゃダメですよ! 投資は自己責任ですよ! 

 

トヨタを誉めているこういう人に聞きたい。トヨタのEVは他社と比べて売れていますか? トヨタのEV技術は世界で一番ですか?

 

ハンズの苦境

 

「東急ハンズ」は業績不振のために、東急不動産からホームセンターを経営するカインズに経営が移って名称が「ハンズ」になった。確かに、渋谷店は以前ほど人が多くない。でも京都四条の大丸の前のハンズ(数年前に出来た)は結構人が入っている。 

 

「東急ハンズ」の苦境を自分なりに考えてみました。昔、アイデア商品というと「東急ハンズ」でした。でも最近は、百均やニトリやホームセンターなどがアイデア商品を取り扱っていて、競合が増えたのがきついかもしれない。

 

また「東急ハンズ」で扱っていたDIY商品は、ホームセンターがあちこちに出来て、客が奪われたかも知れない。それにホームセンターの方の値段が安い。

 

しかし、ビーカーや試験管など理科の実験で使うような器材は他では売っていなかった(今も売っているのかな?)ので貴重だったけど、こういう商品はあまり儲からないだろうな。電子機器の組み立てキットも豊富にあったけど、最近見なくなった。こういうのを組み立てる若い人は少なくなっただろうな。

 

それに、ハンズの値段は若干高めだったので、デフレ時代には合わなかったのかもしれない。でも、他の店では売っていない商品が並んでいる貴重な店なので、今後も残って欲しい。先日も、あちこち探して見つからなかった物が「ハンズ」にあった。

 

2024年7月3日