ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

朝日新聞はやはりこうだったのか メディアに物申す その110

2023年12月19日 | メディアに物申す

名物記者の退社時の最後っ屁

 

2023年11月7日の週刊文春編集部という表示で、10月末で朝日新聞社を退社し地方紙に転職した「名物記者」が、退社時に社長や元同僚に送ったEメールに関する記事がネットに掲載されている。

 

そのEメールでは、「近年の経営陣のもと、そうした朝日らしさを押し潰す管理が強化されてしまいました。その象徴が、現在、問題になっている社外活動規制です」と言う文があり、「出版などのすべての表現活動について、編集局長室の事前検閲を事実上義務づけるルール変更にも踏み切りました」とも書いている。

 

朝日新聞の現役記者の話として、「大学での講演や出版など社外の活動についてはすべて事前に会社の許可が必要だと、社の規定が大きく変更されました。内容によっては、中身も事前に会社が監修するうえ、出演料など執筆以外の報酬はすべて会社に納めることになった」と言う話を紹介している。

 

週刊文春は朝日新聞の対応を批判的に書いているが、朝日新聞記者が外部で講演する時は「朝日新聞記者」として講演するので、事前検閲も仕方ないと思う。「朝日新聞記者」と紹介されないのなら自由に話しても良いと思うけど。

 

朝日新聞の記事は事前にチェックされていたのだろうか?

 

それより、朝日新聞記者が記事を書いて新聞に掲載する時、記事は社内でチェックされていたのだろうか? このブログでは、下記の様に朝日新聞のアホな記事を紹介してきた。(一部です)

 

2022/11/24の「社説「東京五輪の年に 旗を振る、って何だろう」って何だろう?~メディアに物申す その107~

2019/08/26の「典型的な朝日新聞の記事 ~メディアに物申す その71~

2019/08/05の「韓国を批判しないで日本を非難する朝日新聞 ~メディアに物申す その70~

2018/07/18の「朝日新聞のワールドカップ批判を批判する~メディアに物申すその55

2012/10/17の「メディアに物申す その2 -郵便配達と新聞配達-

 

これらの記事を書いた人は、社説を書くようなシニアから吹き溜まりにいるような中年(私の推測です)までいるので、若い人ではなさそう。

 

これらの記事はヒドイ。上に揚げた記事を見ると、これらの記事は社内のチェックを受けたのか疑問がある。私のような素人でもこんなひどい記事は書かないし、チェックする担当者だったらボツにする。もしかしたら、紙面を埋めるために、急いで適当な記事を碌にチェックもせずに使ったのかもしれない。これが朝日新聞の普通の日常だったのかな?

 

名物記者の最後っ屁は納得いかない

 

朝日新聞を子供の頃から30年ほど読んできた私の感想は、自社の記者が書いた記事の内容も碌にチェックせずに、記者が好き勝手に書いて来たのでは?と思う。それが良い時もあったかもしれないけど、悪い時もあった。上に揚げた記事は悪い方に出たと思う。

 

2023年12月19日

 


メディアに物申す その109 朝日新聞の値上げと新聞は中国の海外進出を批判したか

2023年06月27日 | メディアに物申す

値上げする朝日新聞は中途採用をしていたのでは?

 

朝日新聞は朝夕刊セットで月4400円から4900円に値上げすると報道されている。理由は「原材料費の高騰など」をあげているが、実際のところは販売部数急減、それによって起きる販売・広告収入の急減、加えて用紙代の大幅値上げが原因と週刊誌が指摘しており、「なるほど!」と思ってしまう。

 

しかし、朝日新聞はしばらく前(10年とかそれほど昔ではない)に中途採用をしており、他社の記者が転職したという記事が週刊誌に出ていた。経営が苦しい(あるいは苦しくなるのがわかっている)のに、中途採用する意味が良くわからん。

 

朝日新聞は中国の海外進出を批判したか

 

もう何十年も前のこと、日本の企業が海外に進出し事業を始めようとしていた頃の話。日本のメディア(その頃うちでは朝日新聞を取っていたので朝日新聞)は日本企業の海外進出に批判的だった記憶がある。

 

例えば、建設会社がアジアで事業(あるいは日本の援助)をしようとして、日本から技術者を連れて行った。なぜなら、当時のアジアでは仕事のできる技術者が少なかったから。これについて、日本の新聞は批判的だった。理由は、日本から人を連れて行くと、現地の人を使わないので、現地に金が落ちないから。だから現地の役に立たない援助だという論調だった。

 

あれから数十年。日本に代わって中国が海外でいろんな事業(あるいは援助と称する借金漬け)をしているけど、中国は現場で働く多くの中国人を連れて行っていると報道されている。(そして、そのまま現地に留まる中国人も多いらしい。いかにも中国人らしいけど)

 

これについて、日本のメディアは昔の日本のようだと批判しないのだろうか? そういう記事を私は見たことが無い。

 

2023年6月27日

 


メディアに物申す その108 本性を現した産経新聞と結論のおかしな中国記事

2023年02月01日 | メディアに物申す

「民主党政権でも土産物購入、首相長男批判はブーメランか」という産経新聞の記事について

 

1月31日の産経新聞(デジタル版)に「民主党政権でも土産物購入、首相長男批判はブーメランか」という記事が載っている。

 

岸田首相の長男の「政務担当秘書官」は、岸田首相と別行動をしてパリとロンドンでお土産を購入したことで批判を受けている。産経新聞は岸田首相の長男をかばうネタが無いのか、お得意の鳩山首相の頃の話を引っ張り出してきた。鳩山首相からお土産を貰ったという当時の民主党議員のブログを31日に見つけたという内容。

 

産経新聞には分かり易く丁寧に説明するけど、そもそもの話は岸田首相の長男のような経験が決定的に不足している人が「政務担当秘書官」のような重要な仕事が務まるかということ。長男の「政務担当秘書官」は、岸田首相の海外出張に帯同していたが、各国要人との会談のサポートをせずに(推測です。「観光と買い物」をしながら、岸田首相をサポートしていたかもしれないが、普通に考えればそんなに有能とは思えないのでこの可能性は無いと思う)、「観光と買い物」をしていたという問題。

 

海外出張の時に、お土産を買う買わないは別の話なのに、産経新聞はわざと鳩山首相の時代のお土産の話を持ち出して、話を矮小化している。

 

「戦狼外交」は表で、裏は「斗而不破」

 

1月31日のニュースソクラの記事「習近平が毎年初に発していた『一号命令』が消えた」を読んだけど、結論が違うのでは?

 

この記事の前半は、

習近平が正月に「一号命令」を発して、解放軍を鼓舞するのが習わしだったけど、今年は「一号命令」はなかった。

 

中段では、

中国外交の特徴である「戦狼外交」は表であって、裏にあるのは「斗而不破」の方針だ。「斗而不破」とは、「争うが実戦までしないで対話を保つ」ということ。今年の年始に「一号命令」がなかったのも「斗而不破」の一環ではないかと主張している。

 

最後に、(一部を引用します)

「中国政府が日本人に対してビザ発給制限をしたばかり。中国は戦狼外交をまたしているではないかと思われがちだが、ほどなくしてビザ発給は一部再開になった。これも中国が『斗而不破』の外交方針に従っているからだろう」

 

と書いている。

 

結論がおかしい

 

何かおかしいと思いませんか? 中段までの論理は納得するけど、最後の結論がおかしい。中国政府は日本に対してビザ発給を制限したのは、「斗而不破(争うが実戦までしないで対話を保つ)」のうちの「争う」ということで、ビザ発給制限は「実戦」ではないでしょ。だから、理由も無くビザ発給を再開することは、「斗而不破」ではない。

 

つまり、これからもビザ発給制限のような「争い」、つまり戦狼外交は続けるけど、ドンパチ(実戦)まではいかないと理解するのが妥当です。 

 

ビザ発給制限という戦狼外交を推し進めたのは、中国政府の誰?

 

ところで、ビザ発給制限という戦狼外交を推し進めたのは、中国政府の誰なんでしょう? 中国人の入国を制限している国は複数あるのに、ビザ発給制限を実施しているのは韓国と日本に対してだけなので、それなりの地位にある人が決めたと推測できる。習近平ではないだろうし、国務委員に昇進した王毅氏なのか? それとも、駐米大使から外相に昇進し、異例の速さで国務委員に昇進の噂が出ている「戦狼」外相の秦剛氏なのか? 

 

2023年2月1日

 


社説「東京五輪の年に 旗を振る、って何だろう」って何だろう?~メディアに物申す その107~

2022年11月24日 | メディアに物申す

少し古いですが、2020年1月11日に朝日新聞デジタルに載った社説「東京五輪の年に 旗を振る、って何だろう」って何だろう。この社説を私流に取捨選択してかいつまんで紹介します。

 

朝日新聞社説の紹介

 

今年は東京五輪が開かれる年である。そんな年の始まりに、少しだけ考えてみたい。そもそも人はなぜ、旗を手にするのか。

 

(この後、「続・猿の惑星」に出て来る黒旗と白旗、カラシニコフが描かれたモザンビークの国旗、星条旗を燃やした米国人が無罪になった話が出て来る)

 

「日の丸」に対しても、複雑な感情を抱く人々がいる。

 

 東京五輪で旭日(きょくじつ)旗を振るのを禁止すべきだ――。最近、韓国の人々からは、そんな声も伝えられる。旭日旗は旧日本陸海軍の旗であり、いまも海上自衛隊の自衛艦旗である。

 

 日本政府は「(旭日旗が)政治的主張だとか軍国主義の象徴だという指摘は全く当たらない」と反発している。

 

 そう簡単に言い切れるものだろうか。

 

 昨年のラグビーW杯の観客席でも一部で旭日旗が振られた。わざわざ国際競技の場に持ち込む人の目的は何だろう。快く思わない人たちがいることがわかっている旗を意図的に振る行為に、「政治的主張」はないといえるのだろうか。

 

 昨年のラグビーW杯の観客席でも一部で旭日旗が振られた。わざわざ国際競技の場に持ち込む人の目的は何だろう。快く思わない人たちがいることがわかっている旗を意図的に振る行為に、「政治的主張」はないといえるのだろうか。

 

(省略)

 

 なぜ、旗を掲げるのか。五輪を前に一人ひとりが立ち止まり、自由に考えてみるのはどうだろう。歴史を学ぶ、他者を尊重する、平和の尊さを発信する。旗の数だけ、それぞれの思いがあっていい。

(ここまで)

 

遠回しで何が言いたい?

 

これって社説? エッセイ? それとも受験問題用の文章? いかにも朝日新聞らしいネタと取り上げ方と書き方をしている。それに2020年1月は平和な時代だったということがわかる。

 

何を言いたいのか? 「この文の意図するところを100字以内で説明せよ」というような国語の問題にするために作ったような文章です。社説なら遠回しに言わずにもっとハッキリ書いて欲しい。

 

私が理解したこの社説の主張は「東京五輪で旭日(きょくじつ)旗を振るのを禁止すべきだ」ということ? 残念ながら、新型コロナウィルスの流行でそういう時は来なかったけど。またこの社説では旭日旗自体が悪いのか、東京五輪で旭日旗を振るのが悪いのか、明確では無い。

 

朝日新聞社旗はどうなの?

 

この朝日新聞社説の主張で行くと、「東京五輪で朝日新聞社旗を振るのを禁止すべきだ」ということになるけど、それでよいのかな?

 

2021年07月30日の「何でも旭日旗に見える韓国人は『病膏肓』」に書いたが、ある韓国人は朝日新聞社旗よりも旭日旗とは思えないプラカードを「旭日旗」といって批判している。この論理で行くなら、朝日新聞社旗は旭日旗そのもの。朝日新聞社旗をみて、不快に思う韓国人はいないのかな? 

 

旗を振る人の信条による

 

それとも、「ちょうにち新聞」と言われるほど親韓国・親北朝鮮の朝日新聞は、社旗が旭日旗であっても「韓国・北朝鮮は朝日新聞を許している」ということかな? なるほど!

 

ということは、旭日旗を振る人の信条によって、旭日旗を振っても良い人になるし、旭日旗を振ってはいけない人にもなるということ?

 

星条旗を燃やした人が無罪になる話と随分かけ離れてしまった!

 

なぜ朝日新聞社旗を批判しない?

 

前述のブログに書いたように、一部の韓国人は信条の如何に関わらず、旭日旗あるいは旭日旗と似ているデザインを「旭日旗」といって批判している。たとえ、旭日旗と主張するデザインを作った人に他意は無くても。それからすると、韓国・北朝鮮の人は朝日新聞社旗をなぜ批判しないのだろう? そして、この社説を書いた人は、自社の社旗をどのように考えているのだろう? 

 

2022年11月24日

2023年4月1日の「朝目新聞社は社旗を変更へ」参照。


メディアは自分を棚に上げて批判する~メディアに物申す その106~

2022年11月22日 | メディアに物申す

NHKも朝日新聞本社も元は国有地

 

朝日新聞は、渋谷というか代々木にあるNHKの敷地が元国有地(東京オリンピックのメディアセンター)ということで、NHKに国有地を提供することはおかしいと批判した記事を以前に書いていた。しかし、築地の朝日新聞の土地も元は国有地(海上保安庁水路部を追い出した)なのに、知らないのか、知らんふりをしている。

 

郵便配達のバイクを言うけど新聞配達のバイクはどうなの?

 

私のブログに一度書いているが「郵便配達のバイクが歩道を走っているのはおかしい」と朝日新聞に出ていた。

2012年10月17日の「メディアに物申す その2 -郵便配達と新聞配達-」参照

 

この頃、私の家の近くの新聞配達のバイクも歩道を走っていたけど、朝日新聞の記事はこちらを指摘していなかった。新聞配達店は新聞社と資本関係はないので、関係は無いらしい。それに、新聞配達の兄ちゃんはヘルメットを被っていなかった。早朝だから誰にも見つからないと思っていたかもしれないが、私はその頃早朝出勤していた。

 

最近、近くで見る郵便配達のバイクは、車道にバイクを止めて配達している。新聞配達の最近の状況は、早起きしないのでわからない。

 

高野山参詣道と飲酒運転ひき逃げ

 

今年の春、NHKが発注したテレビ中継放送所の工事で、高野山参道の路肩や木製の階段の一部を破損したので、修理するという記事が出ていた。

 

この直後に、朝日新聞販売店の経営者が飲酒運転で死亡事故を起こした。週刊FLASHによると、取材に対し朝日新聞本社は「取引先がやったこと」と回答したらしい。

 

NHKの高野山参道の場合は、取引先が起こした破損について、NHK本体が対応している。だったら、朝日新聞も取引先(この経営者は、規模の大きな販売店組織の有力メンバーらしい)の不祥事に、朝日新聞が対応すべきです。

高校野球の主催は新聞社?

 

高校野球で思い出した。昔、NHKで不祥事があった時の話。朝日新聞に「NHKは高校野球の中継は出来なくなる」とNHKの高校野球中継が続けられないことを匂わす記事が出ていた。高校野球は、高野連と朝日新聞社が主催しているので、朝日新聞はNHKの中継を止めことが出来ると思っていたのかな?

 

その後、高校野球にいろいろ不祥事が出たころ、この不祥事への対応で主催の朝日新聞が表に出ることはなかった。

 

2022年11月22日