「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「スーパームーン」

2015年09月28日 | 季節の移ろい・出来事

 
 史跡名水、桜井戸観月お茶会会場を照らすスーパームーン              我が家の二階から眺める、スーパームーン

昨夜は旧暦の8月15日。十五夜で「仲秋の名月」であった。
そして今夜28日の月は、満月の中でも特に大きく明るい「スーパームーン」と言われている。
このように、美しい夜空を競演する名月とスーパームーン両方が楽しめるとは、有難い年なのかもしれない。
ただ、秋特有のひつじ雲に覆われて、せっかくのスーパームーンも、恥ずかしそうに時折顔を出す程度であった。ちょっとザンネン。
 
【地球を回る月の軌道は僅かにだ円になっていて、月と地球は、およそ27日周期で近づいたり遠ざかったりしています。一方、地球から見える月の形は、およそ29.5日周期で満ち欠けをしています。
国立天文台によりますと、28日は月が地球に最も近づく日と満月になる日とが重なることから、月の見かけの大きさがことし最も大きくなるということです。最も小さく見えるときの満月と比べると、28日夜の満月は、直径がおよそ14%大きく、30%近く明るく輝いて見えるということです。
満月が特に大きく、明るくみられるのは、およそ14か月に1回で、次回は来年の11月14日になるということです。】 NETより。
 
見事に明るくまん丸い大きな月、スーパームーン。その下で繰り広げられる「観月お茶会」。
それも、日本名水100選に選ばれている、史跡名水桜井戸の水でお茶を点てるとあれば、近隣の多くの人が集まるのも無理はない。
およそ400年前の、岩国吉川家初代藩主「吉川広家」が、武将茶人上田宗箇らを招いてお茶会を開いたという由緒ある井戸である。
すぐ近くなので、顔を出して一服のお茶と、なじみの顔との交流を楽しんできた。
 
これからの季節は、紅葉を愛でる「もみじ茶会」などがあちこちで開かれる。何とはなしに日本人に立ち返る気分にさせられるひとときでもある。
今夜の茶会を主催するのは「史跡名水桜井戸保存会」という地元のボランティアグループである。
その会長という人と立ち話に及んだ。「今年から、中学生以下の子どもたちには、お茶券をあらかじめ無料で配って、子ども参加を多くした。人数が増える分、お茶碗はプラスチック製でいいのではないか、との意見も出された」そうな。
そこで議論をした結果、「子どもだからこそ本物のお茶碗で味あわせることにした。」ということだった。 その心意気やよしである。
 
詫び寂びを旨とする日本古来のお茶の世界は、「立居振舞、調度品など小さな空間に贅を尽くして心身を鎮める場」ということであると解釈する小生の意見と合致。ちょっといい気分で、一段と美味しいお茶となった。
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2 コメント

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スーパームーン (takeko)
2015-09-29 01:33:02
悲しいかな今年もだめじゃったいね。この3-4週間雨、曇りの天気続き、こっちまでかびがはえそうな。子供達として馬鹿にせずプラスチック製を使わなかったとは本当よね.良い会が設けられてうらやましいね。
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takeko さん (yattaro-)
2015-09-29 21:52:03
それは残念でしたね。
秋の夜空を照らす名月。できれば邪魔をせずに見せて欲しいのにね~。
ただ、こちらでも雲がかかって、完全な姿はなかなか見られなかったんよ。
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