2011年3月11日。あれから11年を経た今も、心の奥に鮮明に息づく「東日本大震災の痛み」。自然災害の猛威、恐ろしさ、追悼の念。
NHKニュースに流される映像の一つ一つが、忘れ得ぬ記憶として胸に突き刺さる。そして、近い将来発生が予測される南海トラフ大災害。その時私たちはどんな行動をとるのか、どんな行動を起こすのか。11年前の体験は過去ではない。現在に生き、将来への道しるべの役割を果たしている。
追悼の祈りは、途切れることなく永遠に続く。
何もできなかった、何もしてあげられなかったが、私たちの仲間は、粛々と完全復興を目指して、元気を取り戻しつつある。
あれから11年、私たちに突き付けられた課題に、どれほどの対応が取れているのだろうか。自然災害と言う魔物は、まさに我々の遠く及ばない魔力を秘めている。魔力が発する課題は無限であり、対応もまた無限である。それでも、自分を守り、近くの大切な人も守るにはどうすればいいのだろう。
常日頃から考えておきたいことである。よくわかっているのだが。災害は忘れたころにやってくる。3.11は忘れてはならない。