昔っから、変わりやすいもののたとえとして、「女心と秋の空」などと云われている。
なにも、アタシが云うわけでじゃなく、ごくフツーにそう云われている。
セクハラなどと云われては困るので、敢えて付け加えると、変わりやすいことが全て悪いわけではなく、マイナスイメージばかりではない。
ということを力説しておきたい。変わりやすい、移ろいやすい故に良い面だって幾つもあるということ、である。
今日の夕暮れのように、青空のまま暮れてしまうのかな、と思ったとたんに大きな一筋の雲が。
今夜は日本シリーズ第5戦があるというのに、いやな雲行きだなー、と何故か負の直感が。
でもまあ雲行きはどうでも、札幌ドームだから雨の心配はない。何が何でも3連敗はありえないだろう……
と、敢えて負の直感を打ち消して、やおら試合開始を待つ。
幸先よく1点先行。この調子なら先発を打ち崩すのは時間の問題・・・かな?
と思ったとたんに、先を読む日ハム栗山監督は、さっと投手交代を告げる。
出てくる投手にすべてきりきり舞い。こうなると、地の利を持つホームグラウンドチームに追い風が吹く。
まさに変わりやすい秋のっ空のごとく、広島カープのこの変わりようは何なのだろう。
あれほど強かったカープが、北海道に行った途端に、負け犬の如き弱さに変ってしまう。しっかりせーよ!と言いたくなる。
結果は案の定、9回サヨナラ満塁ホームラン。こりゃちょっとヤバイな~。いやちょっとではない、大いにヤバイな~。
29・30の土日ともに試合が行われることを祈って、第7戦目マツダスタジアムでのサヨナラ勝ちに夢を託そう。
まだ終わったわけじゃない。まだもう2試合も残されているのだ。
それにしても、この3連戦を見る限り、限りなくヤバイッ!!を感じてしまう。ガンバレカープ!!