「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋深し・・・Ⅱ」

2016年10月20日 | 季節の移ろい・出来事

                          
                           さー、お芋ほりするよ~  

垣根の曲がり角で、落ち葉を集めてたき火をするには少し早い気がするが。
深まり行く秋のもう一つの顔は、たき火にくべてこんがり仕上がった焼き芋を、フーフーしながら食べる焼き芋の味でもある。
6月初め、苗を買って植えてから丸5ケ月間。真夏には水やりもして育てたサツマイモ。

9月の終わりごろから続いた雨で、勢いを取り戻した茎は、それはそれはしっかり茂っていた。
あまりにも茂り過ぎたので、茎の部分を刈り取ってイモヅルのきんぴらをこしらえて食べたほどである。
さて根っこの方は、茎の茂りに見合う成長が期待できるのか、いささか心配。

小さい畑2枚に植えておいた。一方は悠雅君の持ち場、もう一方は希さんの持ち場。
要するに孫が芋掘りをして歓声をあげるのを楽しみに、せっせと作っているようなもの。
そして10月17日。里帰りした希さんの「おいもほろうよ~」とおねだりする声にに気をよくして、ひと汗流すジジである。
 
 ウントコドッコイショ、ソ~レッ!         こんなのがあったよ~~

一丁前に腰を落としてツルを引っ張る。手を土の中に這わせて手探りで芋を探す。次いでジジがクワで土を起こす。
「あった~~」まるで宝物でも見つけたような、甲高い声を近所にまで響かせる。
この歓声のためにがんばってきたし、この歓声ですべてが報われる瞬間でもある。

「スイカは?」「キューりは?」と訊いてくる。
「スイカもキューりも夏にできるんだよ」と言えば「夏は終わったんだよ」と言う。
だからまた来年スイカもキューりも植えようね、判ったような判っていないような約束をする。

これでまた一つ秋の風物詩が往ってしまった。

コメント (4)
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