「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「夕立去って」

2008年08月28日 | 季節の移ろい・出来事
岩国の誇り、錦帯橋の架かる錦川をおよそ20㎞川上に走ったあたりで、とてつもない夕立に見舞われた。
あれは夕立というより集中豪雨といったほうが当たっているような大雨。
別に急ぐ用事もなく、クルマを止めて小やみになるのを待った。ほどなく雨は上がった。

川の表面を今降り込めた雨が、新しい早い流れとなってキラキラしながら下流へと急いでいる。
ふと見上げると、いつも見慣れた山あいながら、モヤがかかり見事な一幅の山水画をかもしだしている。

思わぬところで大雨に遭い「先が思い遣られるなー」と思い始めたすぐ後に、これほど見事な景色を提供してくれる。自然って面白い。

これほどきれいな川の流れ、周囲の山々と調和の取れた景色が「美川町」という名前の由来なのだろう。
ところがもう3年前になろうか、この川が怒り狂って氾濫し大勢の人が床上浸水などの大災害に見舞われた。これも自然がもたらす恐ろしい一面である。

今回の雨は、文字通りの夕立で、日の暮れ前に瞬間的に降って上がるからこそ、しばし見とれるような、雨上がりの景色を楽しませてくれる。このような雨が数時間も続いたらまたまた大変なことになるのだろう。

夕立は夕立らしくその分をわきまえて、乾きかけた大地にほどよい潤いを与えるのがよい。与え過ぎるのは罪作りだ。やはりほどほどがいいな。過ぎたるは及ばざるがごとしってね。アレッ違ったかな。

         ( 写真:山水画を思わせる夕立の後 )
コメント (6)
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