「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「タニシの卵 Ⅱ」

2008年08月08日 | 季節の移ろい・出来事
3週間前になろうか、当ブログで「鵜の目・孫の目」というタイトルでタニシの卵のお話をさせてもらった。
それから後、レンコンの茎に産み付けられた鮮やかピンクがどのように変化するのか、少なからず責任を感じて観察?らしきことを試みた。

産卵から孵化までの時間は、水温によって2週間~5週間と大きく異なることが分かっている。
産卵されたレンコンの茎を1本、内緒で拝借してきた。
不要になった火鉢をテラスの雨だれ受けとして据え付けてある、我が家のメダカ火鉢に差しておいた。

あれから3週間。一度か二度雨に打たれた。それ以外は来る日も来る日もガンガン日照り。そんな悪条件でも特に変化もなく、ピンク色が残っていた。
一昨日よく見たら、いきなり半分以上が真っ白く変身、一粒一粒の殻が壊れ、産まれた幼貝が水の中に落ちていったと推測される。

その後が見るも無惨に、スズメに突っつき回されたらしく、茎にはほとんど残らず、水に浮いてしまっていた。
そこで、小生よりもっと物好きに観察された話を拝借。
「ピンクの卵塊は次第に水分を失い、白くなり硬化した。こんなに乾燥したら孵化は絶望的か、とあきらめかけた2週間後、卵塊の一つひとつの卵から、幼貝が次々に孵化し始め、水槽の中を元気に活動している 云々」とある。

ひょっとしたら我が家の火鉢の中にも、力強く孵化した幼貝が泳いでいるかも知れない。ところで、幼貝の大きさは2~3㍉らしい。メダカはこんなものを餌として食べるのだろうか、と心配。

こんなことでは夏休みの宿題としては点数をもらえないだろう。
只、タニシは稲やレンコンにとって、有り難くない生き物なので、アヒルやアイガモなどの放流によって駆除に力を注がれているという。

そうしてみると、タニシの卵は、生まれたての鮮やかピンクが目を楽しませるだけで、後は厄介者扱いのようである。少し可哀想な気もする。でもなかなか繁殖力が強く、来年もまた鮮やかピンクを見せてくれるに違いない。
憎まれっ子、世にはびこるってね。

        ( 写真: スズメに荒らされた、レンコンの卵、白い殻が水に浮かぶ。)

コメント (4)
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