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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「楽しみ、スルリ!」

2022年05月18日 | 宴会・会食

               

花よし、緑良し、時や佳し。間もなく菖蒲の開花をみる絶好の季節。
同じ釜の飯を食った仲間が定年退職して、職場を離れた新たな仲間意識が醸成される。その名を岩国工場定年退職者の会という。
300人近い会員がいて、6月初めに行われる総会にはおよそ半分が参加して旧交を温める。参加していない人の消息や近況を噂したりする。

酒類が欲しいとは思わないが、大きなホテルの大宴会場に昔の仲間が集い、美味しい料理に舌鼓を打ちながら思い出を語り合う。赤面したりちょっといい気分にさせられたり。「あんたは、あまり汗をかかない楽な職場を渡り歩いたね」などと人の苦労も知らず大きな声で吹聴する同輩。この雰囲気が好きなんだね~。

などと呑気なことを考えている矢先に、葉書が届いた。「コロナ禍対策のため今年度総会は中止とします」という。
なんとこれで3年連続の中止である。それでなくとも定年退職者の会なのだから高齢者の集いであることは言うまでもない。ア~~アまた中止なの?。
気分転換の絶好アイテムとして楽しみにしていただけに残念である。憎い憎いコロナにまたまた楽しみを奪われた。

それに、丸3年を経過するということは、少しでも病と闘っていたりすると復帰は難しくなる。会社側も、大枚を援助してOB会を維持する魅力に欠けてくるだろう。結局は解散という最悪の事態が見え隠れする。あの人は元気だろうか。あの人はどうしているじゃろう。などと他人の心配をするより我が身を大切にしなさいよ、ということになる。
昭和・平成を支えた企業戦士の末路まで先細りにするコロナとは、ほんとに本当に無粋なヤツである。

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「ただ今11人」

2020年01月04日 | 宴会・会食

           

正月3日。お昼過ぎから、我が家を取り巻くように正月台風が二か所で発生。
午後3時過ぎからモロに我が家に上陸。いつ果てるともないやんややんやの大嵐が吹き荒れた。
その数、食べ盛り育ちざかりの若武者3人を筆頭に、受け入れの二人を足して総勢11人。静かに食べろと言う方が無理な話。

普段は履物と言っても2・3足で、狭いと感じることもない玄関のたたきが、この日ばかりはところ狭しと大小の履物11足が散乱する。
近頃の世相を反映するように、スニーカーが主流。次いで、親元を訪問するといっても、すぐ近くに住んでいる気安さもあって、つっかけも混じっている。もっとも、普段からあまりいいものを履いていない生活態様が見え隠れする。

何はともあれ無事に11人が集結。しばらくはプラスもマイナスもなくこのままで推移するに違いない。
ただ、今は7cmそこそこのちっちゃなスニーカーが、あれよあれよという間に大きくなっていく変化は楽しみである。
人数の変化という点では、受け入れ担当の二人に一番の問題がありそうだ。兎に角健康を優先させ、これからも元気に長く受け入れ役を守りたいと思ってはいるが、さていつまで続くやら。酒豪の部類に入る婿殿にお付き合い出来なくて申し訳ないが、酒は百薬の長と言われる程度の下戸のままでいたい。

そういえばその昔、向田邦子脚本の「ただ今11人」というテレビドラマがあった。
数字こそ同じであるが、我が家の場合、あのドラマほど劇的でもなければ個性の強いキャラ揃いでもない。ただ平々凡々たる11人である。
そうは言いながら、確固たる目標を持った大学1年生もいる。進路が決まりつつある高校2年生もいる。少年野球に熱心な小学4年生もいる。
彼らの夢を静かに見守り、応援団長として楽しみながら、彼らの里帰りを待つ。これも悪くはない。

そして願わくば、彼らの成長過程を少しでも長く見届けたいと思う、令和2年のお正月である。 

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「夕日、しばしの安らぎ」

2019年11月09日 | 宴会・会食

                                   
                                                   2019.11.8  17:00  燃えて海面に輝く夕陽

世の中には、様々な自然現象を広告塔にして、観光客誘致に力を入れる観光スポットが数多くある。
そんな中の一つに、絶好の夕日を売りにした露天風呂を吹聴するお宿がある。そんなお宿で開かれた旧知の友と語り合う小宴会に参加した。

我が家を出て、瀬戸内海沿いに下関方面に向かって車を走らせること1時間20分。下松市中心部手前を海側に曲がる。日立造船笠戸島工場を有する「笠戸島」。
古くからあった国民宿者を全面的に改装した、宝の島 笠戸島「大城」(OOJOU)。
「瀬戸内海の島々と美しい夕日」「四季の味わいと名物笠戸ひらめと笠戸とらふぐ」などのうたい文句通り、しばしの間夕日と戯れる。

本来なら露天風呂の湯船に浸かり、心地よい晩秋の風を受け流して夕日を眺めるはずであった。しかしそれでは絶好のシャッターチャンスを逃すことになる。
ここは一番お風呂を後回しにして、部屋のベランダに椅子を持ち出し、この目に焼き付けるとともにカメラに残そうとがんばった。
何枚かシャッターを切ったうちのやっとこさの1枚。少し雲に邪魔された部分は認めるが、先ず先ずの光景をご覧じろ。

宴会の方は、言わずもがな。久しぶりのお泊まり宴会という気楽さもあって、呑んでしゃべって。
日にちに制限のある別件作業に追われる窮屈さの中ではあったが、しばしの安らぎを与えられる有り難い時間となった。
ホテルの中のカラオケルーム貸し切りなど、引き受け幹事の顔役ぶりがうかがえるおもてなし。ありがたし。

たまにはこんなのもありかな。ほぼ1日を棒に振った分「明日からまた気合いを入れて」との、ほどよい気分転換をプレゼントされた。

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「健康&長生き」

2019年06月12日 | 宴会・会食

  
   年に1度のお楽しみ、定年退職者の会              元気よく、カンパ~~イ!!!

今年もその季節がやってきた。
天下の名勝「岩国錦帯橋」を岩国側から渡ったところをを横山という。その一帯に吉香公園が広がり、四季折々の花や風物が楽しめる。
そんな公園の一角に菖蒲園があり、色とりどり数百株といわれる菖蒲の花が咲き、今まさにその見ごろを迎えている。

定年退職者の会総会・懇親会で旧交を温め、のどを潤しお腹を満たした二次会は、三々五々小グループに別れ、見ごろに咲いた菖蒲を愛で、公園内の茶店で冷たいものを口にしながら、ゆったり流れる時間を楽しむ。これが毎年の定番コースであった。
会場が、錦帯橋のすぐ近くにある、岩国最大のホテルが利用されていたから。

今年の場合、諸般の事情がからんで、総会会場が錦帯橋そばから駅前の繁華な場所に移った。その影響もあって、懇親会で満たしたお腹を
公園散策でこなすという風流には至らなかった。でも逆に、別な二次会でたっぷり時間を過ごす向きも多かったようだ。

今年の参加者最高齢は95歳という大先輩であった。娘さんが同じ会社で会員でもあるが、敢えて単独行動で参加された由。
自宅から10kmの範囲は自転車で行動する。どうかすると九州の実家へ高速を運転して一人で出かけるほどのお元気さらしい。但しこの件については昨今の世情から、「これだけは辞めてくれ」と息子さんに頼まれて、渋々了承されたとのこと。
さらにもう一組、親子連れの参加があった。どちらも親子二代で定年退職まで勤め上げ、さらに定年退職の会に一緒に参加できることは、並みではできないことだろう。見上げた健康家庭であり健康親子である。

中には「エッ、あの人が亡くなったの?」という逝去者名簿に釘付けになる人もいる。
長生き、大いに結構。問題は、年の多さもさることながら、如何にフツーの社会人生活ができるか、ということであろう。
人間だれしも元気で長生き。つまり健康寿命を延ばしたいと考えてはいるが、飽くまでも読んで字のごとしそれは「寿命」である。
寿命とは、「命がある間の長さのことであり、生まれてから死ぬまでの時間のこと」である。

だから先のことなど誰にも分かりはしないが、せめて今を楽しみ、お呼びがかかるところには出向き、他人と、世間と、交わるところに、健康長生きの秘密が隠されているのではなかろうか……などと、大先輩の元気な姿を見て、我が身を振り返る一日となった。

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「気持ちも腰も伸ばして」

2019年04月20日 | 宴会・会食

            

この季節に絶対欠かせないイベント。定年退職直後から、かれこれ17年も続けて来た大切なイベントの一つ「藪の中のクラス会」。
今年も藪の持ち主君のお言葉に甘え、誘われるまま4人連れだってお邪魔した。
高校卒業以来59年という歳月を越えて、全く変わらぬクラスメートの友情そのままに、タケノコを掘って茹で上げる。その待ち時間のバーベキュー宴会に、目下練習中のウグイスの声もかき消される勢いの談笑。
そのうえ、まさに掘りたて茹でたて新鮮タケノコをお土産に頂く、掛け値なしに楽しめる会ではある。

中学時代の同窓会幹事を含めて、目が回るほど忙しかった年度替わりの4月。ここにきてようやく一段落した思い。
気の置けない仲間が集まって、思いっきり気持ちを伸ばし、腰を伸ばして竹の子堀の鍬を振るう。この季節にしか味わえない至福ともいうべきひと時である。

急な斜面にへばりつくように、頭を出したタケノコの周囲を専用の鍬で掘り起こす。しっかり踏ん張っていないと、ズルズルっと滑り落ちる。今やタケノコ堀のベテランの域に達した、と自分で思いつつ鍬を入れる。タケノコは、自分を生えさせた親の方に向かって少し頭をかしげて育つ。そのかしげた頭の根っこ深くに最後の一鍬を打ち込む。見事に根っこから美味しそうなタケノコが転がり出る。

平成14年から始まったこのイベントも、平成と言う一時代の終焉に立ち会い、新たな令和という時代を迎える証人の一つとなる。
我々の仲間も当然ながら高齢化してきた。急斜面をモノともせず鍬を振るえるのは、ヤブの持ち主君と小生の二人だけ。他は動かすのは口ばかり。身体を動かすのさえ満足に行かないメンバーとなってしまった。

新たな元号「令和」となった来年のこの季節に再び相まみえるよう、時に足腰を伸ばし、気持ちを伸ばす訓練を続けてもらいたいものである。小生はどうか。また来年も声をかけ、日程を調整する役割を果たせるよう、色んなことに目を見開き、行動を起こすことで、老化・退化と対峙出来たらいいなと思っている。果たして・・・・・・。

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「同じ釜の飯」

2018年06月09日 | 宴会・会食

            

年に3回は開かれる、岩国工場定年退職者の会。その新年度のスタートに当たるのが今日の定期総会である。
秋には、希望者によるバス旅行。年が明けた春には、歩こう会というホンの少しだけ歩いて、後は宴会の大花見。

そもそもこの会は、長年にわたって同じ通用門をくぐり、同じ制服を着て、同じ釜の飯を食いながら、景気の波に翻弄されたり、人事配転に怒ったり喜んだり。そんな悲喜こもごもを乗り越え、生計を維持してもらった会社に多少なりとも感謝の念を抱く人間の集まり。ということになろうか。
若干足りない部分もあるかもしれないが、それは人それぞれに感じ方が異なるので、足したり引いたりは個人の感情にお任せしよう。

ここ数年総会の議長を仰せつかっていて、限られた時間の中で議案を処理するソウカイ感を味わっている。
議案と言っても、会員総数300有余。今回の出席が110余り。予算総額が約400万円という程度の総会であり、元はみな同じ穴の狢(むじな)ならぬ同じ釜の飯のお陰を蒙った者の集まり。格別紛糾することもない、無風議事進行ではある。
そうはいっても議事進行役としては、あらかじめ執行部との綿密な打ち合わせや、議案の不備はないか、臆病者ゆえの下準備は抜かりない。

そんなことは置いといて。
 
   懇親会                    カンパーイ!!

懇親会場では、それぞれに旧知の仲間と円卓を囲む。
カンパ~イの声が掛かれば後はもう110余人の声が入り乱れ、あちこちで盛り上がる。呑んで食べて予定の時間が来る。
そのあとは、気の合った仲間がいて時間が許せば、今を盛りの花菖蒲を鑑賞し、公園の菖蒲祭りを散策するというお決まりのコース。

でもやがてそれさえ出席が叶わなくなる日が来ることは間違いない。などと後ろ向きな心配がふと頭をよぎる。
大いに楽しんでいる今、そんな先のことを考えなくても。と思うかたわら、議案書の後ろの方のページに去年1年の逝去者名簿が載っているのを見ると、エッ彼がもう? なんでこの人が? などと、永遠の別れが信じがたい人の名前もある。老少不定。

そうして一人合点の納得は『今が一番いい時』『今が旬、今を楽しまなければ』という結論になる。

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「終いの花見」

2018年04月08日 | 宴会・会食

     

大小取り混ぜて数回のお花見を楽しんだ今年の桜。
「春に三日の晴れなし」の格言を覆し、桜が咲き始めてから11日も12日もの晴天続き。
しかも、学校が春休みに入ったころからの長期晴天は、行楽地の人出を誘い大賑わい。商売人は大喜びだったに違いない。
かなりの経済効果をもたらしたことだろう。地域の商店が少し元気を取り戻すと、街全体にホンの少しであっても元気が出て来る。

そんな長きにわたる好天に終わりを告げるころ、今年最大の花見が催された。例の会社OB会の「歩こう会」と称する花見である。
今回で45回目という。そんな節目に合わせて、例年のお城山登りではなく、岩国工場内を文字通り歩いて見学する約3キロを歩き通すコース。お天気こそ朝から青空が広がったが、風が強くその風が冬並みの冷たさ。襟を立て帽子を深く被って対応。
工場内にも数多く植えられているはずの桜の木は、新緑萌える葉桜に。あの優雅な風に舞う花弁は全て散った後であり、総勢110名に及ぶ大花見も、寒さと風に配慮して体育館の中と相なった。今年最後の大花見なのに、少し物足りなさは残った。

それでも、岩国工場の年度末決算はン十億円の黒字という景気のいい話を聞かされた後、あの顔この顔昔懐かしい顔ぶれで、文字通り同じ釜の飯を食いそして飲む談笑のひととき。気分の悪かろうはずがない。
それにしても、会の名前の通り「定年退職者の会」なのだから高齢者の集まりには違いない。体調不良や膝が痛い腰が痛いと声高に聞こえてくる。会場のあちこちにパイプ椅子を用意してもらっている人も多く見受けるようになった。

それでも「例年、この会にだけは何としても顔を出したい」という声も又聞こえる。
確実な代替わり、世代交代は見えている。そこへ行くと小生などまだまだ中堅どころか。周りにいる後輩などに声をかけて、この会の存続に少し力を貸さなければならない。

今日で今年のお花見も終わった。いよいよ明日から新年度として本格始動。
またあれこれ頭を悩ますのかな。「アホみたいにのぼせ上がらんように」と言われない程度に「ほどほどに」を心がけたいものである。

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「職場OB会」

2017年10月19日 | 宴会・会食

                            

青春時代から青年、そして壮年から熟年へと、その長き人生の大半を過ごした職場。
そんな職場のOB会を開いた。2年に1度のこの会も、今回で14回目を数え、発足以来丸26年を過ごしたことになる。
そんな、言ってみれば歴史と伝統を積み重ねた職場OB会。誘われるまま幹事団の末席を汚して数年になる。

運営に携わりながら、これまで蓄えて来たささやかな体験を、微力ではあるが発揮している、と本人は思っている。
先ずは住所録の洗い直しに始まって、会場の設定や会費決定など、あまり言いたくはないが、文字通り高齢者の集い。如何に参加しやすい条件を整えるかに神経を使う。続いて案内状を見て参加意欲を出させるような文面を考える。そうして80数人への案内状発送。

今年は30人の参加であった。ここにも高齢化の波は押し寄せる割りに、新入会員の少なさが目立つ。
もっとも、この頃では純粋な地元の退職者が少ないという実情もある。そんな寂しい現実はひと先ず置いといて……。
兎に角集まった30人で、如何に楽しいひと時を過ごすか、退屈そうな態度を如何に抑えるか、それぞれテーブルごとの盛り上がりを邪魔しないように、目配り気配りを働かせたうえで、時々全員に同じ方向を向かせる時間を作る必要もある。なかなかむつかしい。

そういった雰囲気作りは、受付で会費を納めるときから始まっているようだ。
職場OB会だから、現役時代に部長だ課長だ調査役だという管理職もいる。個人差はあるが、現役時代の役職を引っ提げて参加する無粋な人もいないわけではない。むしろそういう人の方が多いのかもしれない。そこで、先ずは受付の会費納入、名札の取り付け、席順の指定のあたりから、「昔は昔今は今、ひたすら楽しくやりましょう」という意識付けをさせる三枚目が必要となる。これも難しいな~。

などなど、あまり考えるとOB会などやってられない。だから自由気ままな雰囲気づくりに努め、みんなでワイワイやるのが一番。
どっちにしたって10人十色。30人集まれば三十色。そう割り切るとやはり面白さが先に立つ。
その昔、胸ときめかせた新入社員だった女性とも孫の話で盛り上がる。二次会でマイクを持たせば独壇場で歌いまくる。

これでいいのだ。これこそが幹事団の求める職場OB会の姿なのだ。
その節はお世話になりました。が、今は私たちが皆さんのお世話をしているんですよ。幹事にとってはこれからがひと仕事。
これから永久保存版の記念アルバムを作ってお届けしますからね。出来ることなら「可愛らしいお年寄り」を目指しましょうよ。

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「恒例の・・・」

2017年08月14日 | 宴会・会食

                              

日本列島の交通機関という交通機関が、ほぼ満席になって賑わう帰省ラッシュや行楽の人出。冬の場合はお正月であり、夏の場合はお盆である。
お盆とは、夏に行われる日本祖先の霊を祀る一連の行事。日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事。と定義づけられている。

我が家もご多分に洩れず、娘と息子がそれぞれの家族を連れて帰って来る。
とはいっても、娘一家はすぐ近くなので帰省などと言うには当たらないのだろうが、
息子一家は一応クルマで2時間を要するので当然ラッシュに巻き込まれることもあり、お盆帰省という仲間に入るようだ。

両家族が揃うと総勢10人という大所帯になる。おっとっと、息子のところにこの6月に一人増えたのだから総勢11人となった。それにお客を1人招いて総勢12人、というか正確には11.5人の晩餐となる。

晩餐の内容をどうするか。手っ取り早くBBQに。これが一番の人気メニューでもある。狭い庭にひしめきながら、最初の30分は、焼いても焼いても間に合わないほどの勢いで箸が寄って来る。飲み物もアルコールこそ少人数だが、お茶・水・オレンジジュース・カルピス等々てんでに叫ぶ。接待におおわらわ。

それぞれの声に応じるためには前々日あたりから買い物に追われる。
当日だって日がかげる前から汗だくで全ての準備を整える。仏壇にお線香をあげるや否や、我先に勝手な場所に座るのを眺める。そのけたたましさたるや一種の壮観である。これが我が家のお盆行事の定番。
仏壇の奥から、両親やご先祖様が苦笑しながら見守っていてくれるのだろうか。

年に何度もない一大イベントではあるこんな行事が、あとどのくらい続けられるのだろうか。
半端ではない食材を準備するエネルギーは年々細るばかり。それでも今はまだBBQを突っつく笑顔や旺盛な食欲を笑顔で見守っていられるし、気力でカバーも出来ている。

などと弱気が頭をもたげるが、考えてみればまだ0歳がいるのだった。彼女が一人前の仲間入りして自らの手で食べ始めるまでは、投げ出すわけには行かんだろうね~

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「やっぱり、これだ!」

2017年08月04日 | 宴会・会食

          

うだるような暑さの中、幹事さんの肝煎りで気の置けない仲間との暑気払い。
たとえ一瞬ではあっても、真夏の暑さしのぎは「やっぱりこれだ~~」ビアガーデン。先ずはジョッキでカンパーイ!!
総勢10人のこじんまりパーティ。程よい人数で、話題はおおよそ一つに絞られるのか、と思いきや飛んでもハップン。
テーブルの上を駆け回る話題は常に3種類から4種類。それぞれの席で異なる話に花が咲く。声もだんだんでかくなる。

延々と続いている会社時代の仲良しグループの懇親会。4月の花見、6月の総会、それに次ぐ今回だからそれほど新鮮な話題もないのではないか、などと心配することなど何もない。肩も凝らない。そんな中唯一の気がかりは、いつしか一番お年寄り、言うなれば長老と呼ばれる立場になりつつあることである。もうしばらく2番目か3番目のお年寄りでいたいのに。

そしてお決まりのコースが、我先にマイクを握りたがるカラオケボックスの演歌大会。大半があまり新しくない歌、つまり古き良き昭和に戻り、あふれんばかりのヒット曲を次々とぶっ放す。数えてみれば何曲??これでも少し控えたつもりだが。
中には、エッ!この人がこんな歌を、などというミスマッチとも思える選曲がまたオモシロイ。

そんな楽しいビアパーティでも、スマフォの画面をまさぐるのはカープの試合経過。とんでもないスタンドプレーなれどこれだけは誰もが認める。「今5対1で阪神リードよ」などと。最後にはほぼ負け試合を追いついて引き分けに。やっぱり強いね~とまた1曲。

この夏2回目の暑気払い。少し前ならこの時期に2回目などとは考えられないほど回数が減った現実。
「このくらいがちょうどええんよ」という声が耳に刺さるが、もう一つだけ残されているのが高校仲間のシンプルビアパーティ。
これはやはりこの時季欠かせない行事ではある。これを終えたら、また一つ気持ちを切り替え「暑い暑い」と嘆くばかりでなく、秋立つ日を期待して少し鞭を入れることも考えなければ。

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