年に1度のお楽しみ、定年退職者の会 元気よく、カンパ~~イ!!!
今年もその季節がやってきた。
天下の名勝「岩国錦帯橋」を岩国側から渡ったところをを横山という。その一帯に吉香公園が広がり、四季折々の花や風物が楽しめる。
そんな公園の一角に菖蒲園があり、色とりどり数百株といわれる菖蒲の花が咲き、今まさにその見ごろを迎えている。
定年退職者の会総会・懇親会で旧交を温め、のどを潤しお腹を満たした二次会は、三々五々小グループに別れ、見ごろに咲いた菖蒲を愛で、公園内の茶店で冷たいものを口にしながら、ゆったり流れる時間を楽しむ。これが毎年の定番コースであった。
会場が、錦帯橋のすぐ近くにある、岩国最大のホテルが利用されていたから。
今年の場合、諸般の事情がからんで、総会会場が錦帯橋そばから駅前の繁華な場所に移った。その影響もあって、懇親会で満たしたお腹を
公園散策でこなすという風流には至らなかった。でも逆に、別な二次会でたっぷり時間を過ごす向きも多かったようだ。
今年の参加者最高齢は95歳という大先輩であった。娘さんが同じ会社で会員でもあるが、敢えて単独行動で参加された由。
自宅から10kmの範囲は自転車で行動する。どうかすると九州の実家へ高速を運転して一人で出かけるほどのお元気さらしい。但しこの件については昨今の世情から、「これだけは辞めてくれ」と息子さんに頼まれて、渋々了承されたとのこと。
さらにもう一組、親子連れの参加があった。どちらも親子二代で定年退職まで勤め上げ、さらに定年退職の会に一緒に参加できることは、並みではできないことだろう。見上げた健康家庭であり健康親子である。
中には「エッ、あの人が亡くなったの?」という逝去者名簿に釘付けになる人もいる。
長生き、大いに結構。問題は、年の多さもさることながら、如何にフツーの社会人生活ができるか、ということであろう。
人間だれしも元気で長生き。つまり健康寿命を延ばしたいと考えてはいるが、飽くまでも読んで字のごとしそれは「寿命」である。
寿命とは、「命がある間の長さのことであり、生まれてから死ぬまでの時間のこと」である。
だから先のことなど誰にも分かりはしないが、せめて今を楽しみ、お呼びがかかるところには出向き、他人と、世間と、交わるところに、健康長生きの秘密が隠されているのではなかろうか……などと、大先輩の元気な姿を見て、我が身を振り返る一日となった。
場所が変われば楽しみ方も変わると言うことで、楽しい時間を過ごしてきました。
今回は特に逝去者名簿の多いこと、そして「エッこの人が?」と思わず声に出た程驚きもしました。
対してご高齢であることが信じられない様なお元気な方に接し、過ごし方を尊敬もし、こうありたいものだと拝みたくなる様な気持ちにさえなりました。
本当に、我が身を振り返る1日となりました。
少しリキが入った感じもありました。
それにしても、出て来られる人は皆さんお元気そうですね。
特に親子で参加の二組は、ある意味で生き方の見本みたいな気がしています。
楽しく、美味しく、素敵な会でしたね。