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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「病み上がりのカンパイ!」

2017年06月10日 | 宴会・会食

                                      
                                     
                   吉香公園に今を盛りと咲く花菖蒲

          
     年に一度、岩国工場定年退職者の会、総会      懇親会

花菖蒲が咲き誇るこの季節。毎年楽しみに待つ一大イベントがある。
長年勤めた会社の「岩国工場定年退職者の会」である。今年は45周年という記念の総会と懇親会であった。
定年退職者の会なのだから、高齢者の集まりであることは言うまでもない。出席者の数も年々減ることはあっても増えることはない。
そんな中でも、今年は総会出席者125人を数えた。懇親会に至っては現在の工場長はじめ、工場幹部や組合関係者などの参加で総勢150人に及ぶ大宴会である。

ここ何年か総会議長職を仰せつかっている。鼻手術の病み上がりを感じさせないよう、鼻詰まり対策など万全を期して臨んだ。
何はともあれ、午前中の総会を無事クリアー。いよいよお目当ての懇親会。
約2週間に及ぶ禁酒生活。といっても、生まれながらの下戸は、晩酌などと言うと人が笑うほどのわずかな量を口にするだけ。
それでも、ほとんど毎日のように体内にアルコールが入るということに変わりはない。
退院後初めて口にするビール、どんな味わいじゃろうか。

何の心配することやある。全員による乾杯の食前酒に続いて、冷たいビールで隣同士のカンパ~~イ!!
この一杯目のうまいこと。「あ~生き返った、元気になったんだ」などと自らを鼓舞するうちにまた一杯、そしてまた一杯。
そのうち、いつもの如く顔を真っ赤にして段々テンションは上がってくる。

どの顔を見ても、遠い記憶がふと蘇る。年の差を超越し、職場環境の違いを忘れて昔話に花が咲く。
机を並べた同窓会の楽しさはもちろん十分経験済みだが、それとはまたひと味異なる、あたたかな懐古の空気が流れる。

時あたかも6月10日「時の記念日」。
我々年齢を重ねた者にとって、年々確実に減っていくと実感するもの、それが「アレ」と「残された時間」であろう。
「彼はこんなことをしている」「こんな世界を楽しんでいる」などといった新しい発見もあった。
今の自分を眺めて、決して暇を持て余すような日々ではないと承知してはいる。が、更に工夫を凝らし、時間の無駄遣いを戒めようと、時の記念日に開かれた定年退職者の会の会場を見渡しながら、ふと頭をよぎる自戒の念である。

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「雨に降られて」

2017年04月26日 | 宴会・会食

    

ことしはタケノコの出るのが遅かった。いつまでもいつまでも ❝ 春は名のみの風の寒さや~ ❞ で、暖かくなるのが遅かったせいだろうか。
地表が冷たくて、タケノコが芽を出そうにも、寒くて出せなかったというのが本当の話のようだ。
人間様は地表に芽を出したものを掘り起こして食するが、イノシシ君は地表に芽を出さない地中に眠るタケノコを掘り返して食する。

人間とイノシシではここらあたりが知恵の差というか、季節を先取りして人間より先に美味さを味わっているようだ。
自然の中で逞しく生き抜くためには、このように人間を出し抜く知恵や感覚・嗅覚が磨かれていくのであろう。
そんな加減で、なかなかタケノコにありつけない今年の春であった。

そうはいっても、毎年この季節の恒例行事はちゃんと予定されていた。それが今日であった。
ところがゆんべ遅くに、ヤブの持ち主君から、急な事情の変化があって、二日先に延ばせないかという相談が来た。
そりゃぁもちろん、彼の事情が最優先。すぐに参加予定の友に連絡して、二日先に延期と相なった。

今日はあいにく未明からの「菜の花くたし」の雨がシトシト止み間まなく降り続いている。
昨夜は、今日の雨を見越しての準備だけに、カッパも着替えも、靴の履き替えもリュックに詰め込んでいた。
それが延期となって一番喜んだのは、ほかならぬ小生である。

ここんところ、治療中の鼻の調子がイマイチのうえに、微熱が続き、気力が失せていて、自分らしさがなくなっている。
その上に、雨に濡れてのタケノコ堀はどうかな~ と思案していたところへ延期の話。「渡りに船」有り難し。
耳鼻科の診察に出向いたら、風邪が原因ですから兎に角早く風邪を治しなさい、とのことだった。

楽しみを二日伸ばしして風邪治療に専念。やはり年に一度の「やぶの中のクラス会」人数は減ってもやっぱりアタシがいないとね~
などと一人よがり丸出しで、明後日を待つことにしよう。

 

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「花見第2号」

2017年04月07日 | 宴会・会食

  
      錦帯橋遊覧船から眺める満開の桜              川面から眺める錦帯橋の雄姿

少なからず心待ちにしていた今年の花見第2号。あいにくの小雨模様ではあったが、集まった仲間みんなが?意を決して決行した。
今年は何故か商売人泣かせの桜花のようで、週末のお天気がパッとしない。
まだまだつぼみの固かった4月頭の土・日はともかくとして、いよいよ満開を迎えた第2週の一番おいしい週末はお天気になればいいのに…。

などと天道様相手に愚にも付かぬ不平を並べても仕方がないのだが・・・。
ならば花見を中止してスゴスゴ帰ったのか??といえばとんでもない!いったん決めたからには雨が降ろうと槍が降ろうと……。
おっと、槍が降ったら中止するかもしれないねー。でもそれ以外だったら、やると決めたらやるのだ~(笑)自分でも笑ってしまう。

広げたブルーシートを、間断なく降る春雨が容赦なく濡らす。「やがて上がるだろう」という期待と「こりゃ青天を望むのは無理かなー」という思いが交錯する中、取り敢えずカンパーイと気勢は上げてみたものの、お酒のグラスに雨の波紋が。料理は濡れる。
なんともたまらず、大きなテントを張った売店の貸座敷へ。そこで改めて『カンパーイ』。

それでも桜の花の下の宴会をあきらめたわけでは決してない。1時間もすると再びブルーシートの元の場所に戻って、またカンパーイ。
陣取った場所は、お天気さえよければ花見客がひしめくほどの超一等地。錦帯橋を臨み周囲は全て満開の桜。
でも今日ばかりはシートを敷いて車座になっているのは、我々を除いて他にはいない。近くをそぞろ歩く観光客の「物好きだね~」と「なかなかやるもんだね~」という相反する眼差しを意識しながら、持参した食べ物飲み物を順調に平らげていく。

そして特筆すべきは、宴会も最高潮に達したころ「遊覧船に乗って、川面からの景色を眺めよう」ということになった。
所要時間20分、お一人様500円。総勢11人で大型船に乗り込むことになった。
我々御一行様に続いて「北海道は札幌から1日4県をまたぐ日本一周の旅をしている」という初老のご夫婦と遭遇。
縁は異なものとは言うが、こんな雨の中の花見をがんばる我々に、思いがけない話題のプレゼントとなった。

かつては岩国検定で、岩国の諸々を幅広くベンキョーした我々にとって、格好の観光案内出来る相手発見・・・と意気込んだまではよかったが、そこは観光遊覧船のこと。船頭さんが一生懸命思い出しながら観光案内されるので、こちらも控えざるを得なかった。
それにしても、あれだほど大勢の観光客の中から、偶然の遭遇にしては出来過ぎほどの出会いではあった。

かくして、雨にも負けず何が何でもやり通した「花見第2号」。我々の固い決意にご褒美のような楽しい出会いもあったし、順風満帆のお花見より思いで多き宇宙の花見であったことを、ここに記しておきたい。

「やってみなはれ・・・」とは松下幸之助さんの言葉であるが、まあやり通してみると面白い味わいが心に残る花見であった。

 

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「花見第1号」

2017年04月02日 | 宴会・会食

 
                 岩国工場OB会、100人の花見                  中には八分咲きの見事な桜も

4月最初のメインイベントとも云うべき、会社OB会の花見に行ってきた。
桜の開花はというと、まだまだ1分咲きというのが実感である。ただつぼみのふくらみで、桜の木全体がピンクに染まり、真っ白く咲き乱れる時期が近いことを予感させる。
少し移動したところにある1本の若木は、8分咲きとも思わせる見事な桜もあるにはあった。

OB会参加者の方は、わずかではあるが年々減少傾向にある。新しく退職した人たちがどんどん参加しなければ、減ることはあっても増えることはないという実情はある。それでも102人の参加があり、現役の工場幹部や組合関係者を入れると総勢130人の大宴会である。
懇親会の会場は残念ながら「青天井、桜の木の下」とはいかず、雨予報を見越して吉香公園内の体育館に陣取った。
開会の言葉のころにはひとしきりの通り雨が。やはり係員の先見の明があったというもの。

例年のことではあるが、やはり行くたびに、わずかながら新しい出会いや思わぬつながりが生まれることもある。
今回もご多分に漏れず、地域活動やサークル活動をやっている人の話をいくつか聞いた。
これも、幅広くアンテナを張る必要のある小生にとって、ひとつの役割を果たすカギとなるものではある。

ビールも冷や酒も頂いて、普段無口な小生??にしては軽口饒舌を駆使して勝手に楽しんだ。これで本格的な4月の順調なスタートとなった。
年度替わりとなる4月は、預かっている地域活動においても、新年度スタートにあたって諸々の作業を抱えることになる。
愚痴を言うつもりなどないが、実際大変な煩雑さではある。そんな中へ飛び込む前に、心置きなく笑ってしゃべれる旧友との語らいはまた一つ明日からのエネルギーに変わっていくことだろう。と願いたいものだ。

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「オーサムッ!忘年会」

2016年12月16日 | 宴会・会食

                              
                 カンパーーイ!!

この冬一番の冷え込みの中、予定通り、長い付き合いの気の置けない仲間による忘年会に出席。
あれだけ気を付けていたにも関わらず、2日前から微熱が出始めた。
午年生まれは、体調の変化に対して何かと大げさに反応すると言われてきたが、今回もひょっとしたらそうかな?警戒した。

二晩続けて、少し濃いめの玉子酒の助けを借りて爆睡に次ぐ爆睡。これはよく効いた。
若干の鼻声は残ったが、楽しみな忘年会を控えるなどという選択肢など思いも付かないまま、元気回復した。
但し、肌着から気を配り温かいものを選び、アスコットタイの上にマフラーも用意し、マスクはポッケに忍ばせて。

周到な準備をしようが何をしようが、出かけられるのは体調良好な証拠。
行ってみたら、二人も風邪によるドタキャンが出ていた。いつもより少ない人数にはなったが、その寂しさも最初だけ。
肝いり幹事さんの「カンパーイ」の声で、後はもういつもの人数と変わらぬ賑やかさ。
その気になって二次会カラオケでは、今年の全てをぶつけるように、3曲は熱唱したのかな、人の迷惑顧みず……。

欠席せざるを得なかった一人は、この日のために精一杯の努力をして恢復に努めたのだが、どうしても治らなかったらしい。
こんな状態で自分が無理して出席して、友に感染させたらそれこそ大きな迷惑をかける。欠席するのが友情!!
と、涙を呑んで欠席を選んだ、という話を宴会の途中で耳にして、「オレも参加しちゃまずかったかな?」とチラッと思った。
が、すぐに忘れて大はしゃぎ。最終電車の時間まで楽しんだ。ということは、アタシの風邪は、他人に悪影響を及ぼすほどではなかった、
ということなのだろう。自分の存在が場を盛り上げているなどと自惚れてはいるが、実際には何の影響力もないアレとよく似ている。

そこでまた、おふくろの置き土産を一つご披露しよう。
「風邪の神さまは茶碗の陰におわす」のだそうな。風邪を早く撃退する方法の一つ、食欲がなくても無理してでも、「食べる」こと。
だそうですよ。風邪気味のご同輩。

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「リッチな忘年会」

2016年12月05日 | 宴会・会食

 

師走に入って、あちらこちら忘年会真っ盛り。
負けてはならじ、「やろうじゃないの」という元気ジルシの高齢者、といっては失礼な二人を含めた計6人。
アルコールはともかく、昼ご飯を狙った山海の珍味を、手作りでリッチに味あおうという、真昼間の忘年会。

あいにくの朝からの冷たい時雨にも負けず、一応調理のリーダーからあーせーこーせー言われるまま、準備に取り掛かる。
自慢じゃないが、こと調理にかけてはからっきしの知識と腕前。言われるままに右往左往。
ロケットストーブでは、ローストチキンを蒸し上げる。「火を上手に燃やすんよ」と指示が飛ぶ。火の番は任せなさい。タケノコ茹でで鍛えられたこの腕前?

その向こうでは「バエリア」という、手作りでは初めて見るおいしそうな料理が、グツグツ煮立っていく音が聞こえる。
こうなると、雨?寒い?・・・そんなものは関係なし。体も嗅覚もあったまり、食欲にお腹が鳴りそう。
調理の合間にはコーヒーとシフォンケーキの休憩タイム。

出来立てのバエリアにまさしく舌鼓を打ち「うまい」などと言いながら、強くもないのに真昼間のビールをグイッ!
カー、たまらんねー・・・などと言っているうちにローストチキンの出来上がり。周囲で蒸したタマネギやサツマイモのおいしいこと。
これまた「うまい・おいしい」の合唱で賞味。なんと贅沢な忘年会だ。もちろん、食べ物が府府とか、おいしいからだけではない。
それらをこの手で調理し、蒸し、焼き、味は好みに合わせて調味料を足したり引いたり。

仕上げは、本格的な材料仕込みと、道具持参の奇特なメンバーによるたこ焼きの実践と、熱々を賞味。
たこ焼き鉄板は三枚も。一度に58個焼きあがる豪快さ。「タコが大きすぎる」「キツネ色になったら竹串一本で45度回転させる」
などなど、うんちくや講釈を聞かされながら、焼きあがるのを待つ。これがまたお金では買えない美味しさ。

デザートもフルーツも全部頂いて、リッチで豪快で、尚且つ繊細な楽しい真昼間忘年会の一幕。
大きなホテルで、高い会費を出して豪華な?食事の忘年会も悪くはないが、こちらの、手作りの気持ち的にリッチを味わう忘年会。
神ってる鈴木誠也にちなんで、サイコーでーした。チャンチャン。

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「旬を掘る」

2015年04月19日 | 宴会・会食

  

心配した春の雨が、時折激しく降ったり一時的に上がったり、何とも頼りないお天気の今日。
何が何でも予定通りということで、小雨にめげず「薮の中のクラス会」を今年も敢行した。
「目が覚めたら大雨が降っているが、雨天決行か」という、野暮な友からのスマホメールで朝5時に起こされた。ややご機嫌斜め。
「雨天決行と言ってあったろうが」とやや冷たい返信。

9時半のタケノコ堀開始時間には雨が上がって、小さな竹藪ながら文字通り「雨後の竹の子」。あっちこっちにいっぱい頭を出している。
その数たるや、少し歩くだけで足の裏にコツコツ当たる。タケノコにも裏と表の年があって、今年は大当たりの表の年。
3人がかりで掘って掘って掘りまくり。同じく3人がかりで皮を剥き、お湯沸し係にゆだねて茹ではじめる。

今回改めて思い知ったのは、藪の持ち主君と吾輩の鍬のさばきの違いである。
彼は鍬の柄を長く持ち、勢いよく振り下ろすからタケノコの周りの土を掘り起こす量が多い。短時間でタケノコの根っこが姿を現す。
こちらは、鍬の刃先の方に手を寄せて、ちまちまと鍬を振るう。同じ量を掘るのに鍬の回数がまるで違う。タケノコの根っこが表れるまでの時間が違う。その分疲れ方も違う。もちろん汗の量も異なる。

そんなこんなを経て、女性仲間が準備してくれているバーベキューが始まる。各自持参の好きな飲み物でカンパイ。
今回は人数が少なく、その分どの話題でもみんなが一つになって同じ方向の話に盛り上がる。これは実に楽しい。
年々寄る年波には勝てず、欠席やむなしというメンバーも出てくる。

とすれば尚更のこと、この一年に一度のタケノコクラス会が楽しみとなって、健康と元気をキープする目標になってくれると嬉しいのだが。
「50数年間吸い続けたタバコを止めて4か月になる」と、半ば自慢する仲間がいる。これにはもちろん全員が拍手喝さいを贈る。
そして「顔色がよくなったねー」「体の動きがシャープになったねー」などと持ち上げる。
毒舌を飛ばし合いながらも、こういった仲間を思い遣れる気持ちが自然にわいてくるのも、同級生のいいところだろうか。

タケノコを漢字で書くと『筍』。つまり、竹かんむりに旬と書く。
まさに、ごく限られた短い期間に美味さを届ける旬の味。それが竹藪に生えるところから「竹の旬」が、筍ということなのだろうか。
その意味でもまさしく「旬を掘る、筍堀り」。とてもいい一日となった。
また来年も元気で会おう、と再会を誓って午後4時半、雨を避けながらの「藪の中のクラス会」散会。

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「道案内」

2014年10月19日 | 宴会・会食

                
                            暮れなずむ、萩の街並み

同じ時期に、一つの方向に向かってスクラムを組んだ仲間の会に所属している。
会長・副会長・会計さんがいて、年に1度全員に案内を出す例会と、たまに声が掛かるプラスαの小例会とがある。
会の発足以来20年を経過して、それこそメンバーは減ることはあっても増えることはない、高齢化の一途をたどっている。

年に1度の例会は、県内各市が持ち回りで引き受け役を担っている。
今年の会場は萩という、歴史豊かな市。来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の吉田松陰の妹を描く舞台の地。
全国に放送される経済効果を当て込んで大いに盛り上がっている市でもある。

例会と言えば、ご他聞に漏れず近況報告と称する、大々宴会である。宿泊を予約して、クルマで出かけた。
結構時間的ゆとりをもって、途中休憩も挟んでのんびり運転。詳細の道筋はカーナビ任せ。
深まる秋景色を楽しみながら2時間余り走った。目的地にかなり近づいたという感触があった。

但し今回は、いつもの高速道路利用の馴れた道を避けて、カーナビ頼りの初めての道に挑戦した。
これがそもそもの間違いの始まり。別に高速料金をケチったわけではない。格別急ぐたびでもないしのんびり行こう。
そんな軽い気持ちと、カーナビがあるのだからという安心感がねー・・・。

「この先700メートル先を左に曲がります」という案内の通り左に曲がった。ひょっとしたら近道を教えてくれたのか、と喜んだ。
段々山道に入って行く。どんどん道は細くなる。ついに、クルマの幅ギリギリの、イノシシが走りそうなけもの道。
それでもナビは、ちゃんとピンクの道筋を追うように黄色い矢印で追いかけている。うん、間違ってはいないのだろう。
益々細くなる道。木の枝はボデーをこする。タイヤは小枝を拾って横揺れしたり・・・。

対向車が来たら全く離合など、はなから無理な一本道。
対向車の来ないことを祈りながら、脂汗をにじませておよそ25分の命がけ運転。「間もなく右に曲がります」でやっと人心地。
大昔の萩往還と言われるようなそば道に案内されてしまった。なんとか時間に間に合うように目的地には着いた。
カーナビの購入からかれこれ5年になろうか。新しくできた道路はさておき、こんな大昔のけもの道へ案内されて。

決して安くない会費に、高い宿泊費。その上、こんな状態ではカーナビの新調もやむなし。えらい出費だな~
でもまあ、こんなことがなければ、クルマであんな道を通ることもなかったろう。何事もなかったから生意気を言っている。
とにかく、カーナビ信頼もほどほどに。「実際の標識や交通規則を守って運転してください」といアナウンスに耳を傾けよう。
アー怖い思いをした。その分、宴会でのはしゃぎもちょっとだけ余分に張り切った、のかな?

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「夕涼み」

2014年07月28日 | 宴会・会食

  
   明るさの残る午後7時、乗船。                    川面から眺める、闇に浮かぶ錦帯橋と遊覧船 

1年に1度は協力したいなと思う「錦帯橋鵜飼」。
思いとは裏腹に、2年ぶりとなる団体さん貸切遊覧船に、どっかりあぐらをかいて、しばしの風流を味わった。
いつも見慣れている錦帯橋も、水面に浮かぶ屋形船から見上げる姿は、それなりの風格と歴史を感じさせる重みがある。
シーズンには何度か橋の上から見下ろしてきた、鵜飼船のかがり火や鵜匠の手縄捌きも、目の前に迫る迫力は、やはり実物ならではの風情がある。

              

♪♪ ひがしゃ長良かにしゃ岩国か ~~ ドンと囃せや錦の川に~・・・  ♪

岩国鵜飼音頭に歌われるように、間違いなく夏の夜の風物詩。観光客はもとより、地元の人も大いに利用して、存続させたいものである。

川遊びなどといえば、もともとお殿様の奥方を慰める、言うなれば権力者の家庭サービスというのが通り相場であった。
それに倣った商家のお金持ちの遊びとなり、風雅を楽しむ風流人などが支えてきた、物入りとなるお遊びである。
そう簡単には庶民に手は出さなかった。その点は今も大きく変わらない。

ただし、今年から、錦帯橋鵜飼の経営母体が第三セクターから、岩国市の事業に返還された。
早い話が、乗船料金がとってもリーズナブルになったということ。これは我々庶民には有難いはなし。
そんな事情もあって、何かのご縁で一つのテーブルを囲んだ仲間の、少し理屈っぽい、すこし歴史の参考になる宴会と相なった次第。

何かにつけて汗が流れる暑い日。束の間の夕涼みにほんの少し、精気を取り戻した感はある。

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「同じ釜の飯を」

2013年10月17日 | 宴会・会食

             
                      2年に一度、旧交を温める会

2年に1度開かれる職場のOB会。第12回目というから、始まってから実質22年になる。
ということは、小生などまだまだ現役バリバリの頃に、どなたか奇特な方がおられて、勇気をもって始められたのであろう。
遅まきながら入会し、幹事の一員として末席を汚してはいるものの、まだ先輩のほうがはるかに多く、いつまでたっても若手の域を出ない会である。

会員資格保持者は全国に200人は下らないと思っているが、案内状発送の会員は今回も120人程度にとどまった。
職場の性格上、本社や研究所とのつながりが深く、退職後の住まいもまさに全国ネットのOB会。全員集合などは夢のまた夢。ただ、この席にあの人がいたらどんな盛り上げ方をするのだろう・・・といった人の顔が浮かぶことはある。

思いもかけず10月半ばに日本列島を襲った台風26号。遠方の出席者の交通の便には随分気をもんだ。
さすがに遠方の方は、旅慣れたと言えるのかどうか、早め早めに行動されて、出席予定者43人、誰一人欠けることなく定刻前に集まって頂いたことに感謝するばかりである。

そして冒頭の黙とうは、我々同じ釜の飯を食った仲間で、一足先に物故者となった方だけにとどまらず、今回の伊豆大島のあの惨状に思いを致し、幅広い多くの方々への黙とうとなった。

こういった会の在り方について、参加される多くの方の声は「よくやってくれた・・・」という感謝の言葉に終始する。その一方で、地元に住んでいても一切見向きもしない人もある。「何のためにやるの?」と疑問を投げかけられることもないことはない。個人の好みであり、個人の思いだから、どちらの意向にも素直にうなずくだけである。

今回の特筆は、女性の参加が目立ったこと。華やぐ雰囲気づくりという点ではこれに勝るものはない。
その昔、女性の職場進出を受けて、岩国工場の中でいち早く新人女性を受け入れたのが我が職場であった。
当時若干27歳、天下の独身、但し貧乏。それでも一度に10人という初々しい新入社員。一人くらいはお気に入りが・・・。虎視眈々でもないが少なからず注目した人だっている。そんな人に、半世紀近くを経て「あの時は・・・」などと言葉を交わす楽しさ、気恥ずかしさ。やはり、楽しくて面白くて、かけがえのないひとときであった、ということにしておこう。

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