やっと寒波もすぎてひと段落、琵琶湖地方では寒いと北雪、暖かいと南雪といいますが、今年は超北雪なのか柳ヶ瀬以北中河内周辺に集中しているようです。
それでは西浅井はどうだろうかと車を山門水源の森に走らせます。
入口の駐車場は50センチ前後で除雪されない状態で森へのトレースなし、人気の場所でこれは珍しいことで勇んで見まわり開始です。
車道峠からスノーシューを付け尾根伝いに直接アカガシの森へ抜け出てブナの森ピークへ、メジャーポールを見ると積雪110センチ。
ノートレースは感動的ですが新雪で膝近くまで沈むこともあってひとりラッセル行は時間がかかり、あわよくば東ヶ谷山までと考えていましたが中央分水嶺ジャンクションの雪のドームまでがやっとでした。
ともあれこの雪のドームは標高540メートルながら素晴らしい場所で、北は岩籠山ごしに敦賀湾日本海、南は琵琶湖から鈴鹿の山並、東は西浅井から余呉の中央分水嶺・淀川水源の山々と伊吹山地、そして西は間近に東ヶ谷山(最初の写真)という中央分水嶺ピークにふさわしい大パノラマが広がります。
帰路はブナの森ピークから湿原を見下ろしヒノキの森を経て南湿原へ下り、湿原展望台往復の後は中央湿原から北湿原脇の森歩きをして車道峠へ戻りました。
琵琶湖西岸断層でできた山間の湿原は雪に埋もれ森や山の配置も絶妙で、大いなる自然の庭を回遊しているような素晴らしさでした。
次回の余呉トレイルクラブ例会は1月28日(日)七々頭ヶ岳・新谷山スノーシュー、観音堂や山上の池がブナ林にあって展望も楽しめ手軽で快適なスルーコースです。