中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

3つの中河内塩買い道

2016-03-30 21:34:20 | トレイル日記

中央分水嶺を歩いて越えて中河内の人たちは、車が普及するまでは敦賀へ塩を買いに行っていたそうです。

そしてそのルートが3つあって、例会でも取り上げてきた池河内への庄野嶺越と獺河内への黄金清水越、それからスキー場で寸断され未確認の栃ノ木峠から新保への道です。

今日思い立って新保から籾ヶ岳(点標恋谷)へ突き上げている谷へ行ってきました。

林道終点から山の田跡の踏み跡を伝って岩がちな谷を遡ると、稜線直下まで炭焼き窯跡が点々とあって昔からの道があったことがわかります。

源頭の急斜面では倒木や藪で踏み跡も消えて尾根伝いに籾ヶ岳(スキー場となって三角点は不明)へ出ました。

踏み跡はほとんどの区間でイノシシ、シカがよく歩いているようで藪漕ぎはわずかで済みました。

栃ノ木峠側一帯はスキー場で地形がすっかり変わっていて昔の道は残っていないので、山頂から峠下へのトレイルがその代わりのコースとなります。

ということで旧道は敦賀側だけですが、皆さんにも歩いていただきたい味わい深いコースでした。

帰りは左岸尾根を下ってみましたが、こちらも自然林にけものみちが続いていて藪はわずかで尾根末端の送電線鉄塔へ抜け出ることができました。

谷ではネコノソウがあちこちに、尾根ではタムシバが多く、山はもう春ですね。

 

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早春の横山岳スルー

2016-03-28 21:18:45 | トレイル日記

雪なしでスノーシューシーズンを終えるのは寂しいかぎりですが、好天の横山岳スルーはそうしたもやもやをふっ飛ばしてくれる素晴らしさでした。

登りがいといい、余呉湖琵琶湖から上谷山三国岳左千方までの大展望、遠くは白山や御嶽山まで、さらにブナ林の残雪を踏んでの山頂と、早春の余呉の山を堪能することができたと思います。

若い人とシルバーの混成隊でしたが、足並みもよく下山予定時間ドンピシャでスルーを終えることができたのは素晴らしいの一言。

これから始めたいと考えている人も、余呉初級、中級と歩いてゆけばだれでもこの素晴らしい横山岳へ登ることができます。

5つの急坂の西尾根、長い北尾根ですからトレイルを歩きなれた人向けの余呉を代表するループコースですので、我と思う方は次回5月8日(日)にまた行いますのでぜひチャレンジを。

4月10日(日)から春例会スタートで、今年もまた中央分水嶺・淀川水源の森トレイルを歩き始めますが、多くのご参加をお待ちしています。

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スノーシュー例会で見事下谷山スルー

2016-03-13 23:44:37 | トレイル日記

ウッディパルへ向かう道すがら余呉川の菜の花満開。

すっかり春の雰囲気ですが、余呉はすごいところで奥山には雪がしっかりと残っています。

栃ノ木峠からの冬ルートはさすがに融けていましたが、分水嶺へ上がると雪が現れスノーシュー装着。

真っ白い白山も見えて意気揚々とブナ林を進み、音波山を越えて岸田ベンチで昼食を取りました。

元気を取り戻し強者は駆け下りの特訓に余念がなく、足取りも軽やかに予定通りの時間に下谷山へ到着。

大パノラマを堪能し南尾根を見届けて山頂を後にしました。

 

駆け下り南尾根の頭へ登り返して緩やかな長い尾根を進み、ブナ林ピーク873をすぎて尾根が細くなったところでスノーシューをはずしツボ足で大音波へ。

ここから半明への激下りではさすがに今までとは勝手がちがい疲れも出て足取りが鈍ってきたが、見事車道へソフトランディング。

お疲れ様でした。

距離の長さの下谷山に続いて次回例会は登りがいのある横山岳、多くのチャレンジャーをお待ちしています。

スノーシューは山上のブナ林だけとなりそうですが、冬例会のラストにふさわしく存分に楽しみたいと思います。

 

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深坂古道敦賀側をひとまわり

2016-03-10 21:05:21 | トレイル日記

 

中央分水嶺深坂峠は紫式部も越えた旧北陸道の古い峠道です。

例会では敦賀側へ下ることはほとんどないのですが、追分疋田への峠道は琵琶湖側より昔のままの姿で残っていて味わい深いものがあります。

新道野峠から深坂峠へは深坂地蔵の参道を歩くようにしていて分水嶺をショートカットしているのもご承知の通りです。

さらに深坂峠から北へのびる尾根には地図を見ると三角点峰457.8や三足富士という名の山があり、ちょうど新疋田駅の東側に連なる山並にあたり自然林で興味深いものがあります。

ということで追分から例によってけものみちを伝って三足富士、三角点峰は点標疋田ですから疋田山と呼ぶことにしますがこれに登り、尾根を伝って新道野峠西側の三角点峰448.5まで足をのばして深坂峠、追分とひとまわりしてみました。

終始立派なけものみちが鬱蒼としたカシなどの常緑樹の森に続いていて、高さ以上に登りがい、歩きがいがあっていいコースでした。

特に展望は期待通り素晴らしいものでした。

三足富士からは疋田のまちなみ、疋田山の登りでは三足富士ごしに敦賀湾、そして山頂からは余呉トレイル大黒山、真っ白な三国岳周辺、妙理山、横山岳、行市山、三方ヶ岳の大パノラマが開け圧巻。

夏以降になりますがこのコースはぜひ例会で取り上げて、皆さんに歩いていただきたいものです。

今週末3/13(日)は下谷山スノーシュー、山上で残雪スノーシューを楽しみたいと思います。天気もまずまずのようですので多くのご参加を。

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北側から余呉中央分水嶺を眺める

2016-03-04 09:04:43 | トレイル日記

いつも歩く余呉の中央分水嶺を周囲から見るのは楽しいもので、改めてその素晴らしさがよくわかります。

金糞岳、白倉岳、己高山、乗鞍岳、岩籠山、鉢伏山、そして湖畔の山々といい山が目白押しで折々歩かせてもらっています。

今回は北側今庄の藤倉山です。

北国街道栃ノ木峠や近代化遺産旧北陸線の関係からすると一連のエリアであり興味深いものがあります。

この山は今庄のまちなみの裏山で登山道がよく整備されていて、カタクリ群生地でよく知られていますが展望の良さや全山ブナ林というのも魅力的です。

北陸道木の芽峠と山中峠の道が出合う新道集落から雪を蹴散らしながら登り、山上の大パノラマを楽しみながら山城燧ケ城跡を経て今庄のまちなみへ下り、鹿蒜川ぞいの旧北陸線跡の道を歩いて新道へ戻るという盛り沢山なコースはいいものでした。

余呉中央分水嶺は三国岳左千方から上谷山、下谷山、音波山、栃ノ木峠籾ヶ岳が連なり、北面は雪が多く真っ白で圧巻でした。

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