中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

淀川水源の森・中央分水嶺トレイルの秋スタート

2010-09-30 18:18:58 | トレイル日記

22日には小雨のなか大黒山北尾根の仕上げをし、26日には横山岳を歩き、今日は菅並妙理山登山口、椿坂登山口、中河内大黒山北尾根登山口に案内杭を打って、一通りの準備はこれで完了。
本来なら小熊のトッチーを立てるところだが、作者の腰痛が重症で案内杭となってしまったが致し方ない。
明日から10月、酷暑が続いたせいで今年は遅い秋の訪れだ。
余呉トレイル正式オープンということで、2日の横山岳から秋のツアーがスタートする。
関係者一同感無量だが、道も手作り、PRもささやかで、多くの人に知らせないままでオープンとなる。
ウッディパル余呉や市余呉支所の応援を受けるだけで会員手弁当で拓いたささやかな道だが、ここの自然や歴史的風土は他にないメルヘンの世界であり、歩く人はきっと大きな感動に包まれることだろう。
紅葉前線を意識して北から南、淀川水源の森から中央分水嶺を順次歩いてゆきます。
地域を賑わしに来たれ、永遠の若人。
余呉トレイル一同、いい出会いを楽しみにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妙理横断

2010-09-19 21:06:44 | トレイル日記


秋晴れのもとで淀川水源の森のハイライト妙理横断という筋書きだったが、気温はぐんぐん上がり、椿坂からは登りに登るコースということもあって汗だくとなって、昼前に山頂へ、
昼食のあと、案内杭とあわせてもうひとつの仕事である展望地探しを行う。
少し東へ進むと南側が木立越しに見えてきて、少し枝をはらうときれいに横山岳が。
これで山頂手前からの上谷山下谷山とあわせて展望が楽しめることとなった。
妙理はブナ林が思いのほか立派で参加した人を喜ばせるが、山頂をはじめ登り下りは終始樹林のなかで展望がないのが不満であった。
上谷山も横山岳もここからが最も間近に望めて迫力満点。
これで淀川水源の森にふさわしいものとなった。
案内杭も要所に打ったので登りやすくなったとはいえ、山頂から東妙理間のササは深くもう少し刈る必要がありそうだ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大黒山北尾根へ

2010-09-16 21:08:17 | トレイル日記



今日は塩買いの道であったが、昨夜からの激しい雨で椿坂峠が朝方通行止となり網谷の谷道も歩けたものではなく中止にし、トレイル整備作業に変更する。
整備といえば大黒山北尾根。
焼畑が盛んに行われたというイカ谷が藪に埋まり、その代わりに右岸尾根を歩けるようにと思っていたが、やる暇がなく気にかかっていた。
イカ谷遡行の時に下っていて様子はわかっていたが、その時は出合へ下ったことから、車道からの取り付き方が課題であった。
中河内からイカ谷をすぎ半明方面へ進み偵察をし、山すそにあるスギ林からが唯一の場所ということで藪をこいで尾根へ。
幸い尾根はササが多くなく、断続的に続くふみあとというかケモノ道が続き、それを追って登るとイカ谷出合への尾根が分かれる場所へ着く。
後はテープを付け藪を刈り
昼過ぎに三角点ピークイカ谷へ。
予想以上に手間取ったが、ここから大黒山までは一度草刈をしているのでスピードアップして進む。
大黒山山頂へ出て標識杭を打ち「北尾根・中河内へ」とそれに書くと、晴れやかな気分に。
中央分水嶺∩塩買い道・淀川水源の森という「Xトレイル」がこれをもって貫通したからだ。
北尾根は予定になかったが、大黒山から半明への道の高時川本流に架かる橋が流されたことで、その代わりに拓くことにしたものだ。
中河内の山仕事の場所であり、樹幹から下谷山、上谷山、三国岳を望む菅らしい尾根道ができたことは素晴らしいことだ。
昨日はトラベルギャラリー3回目柳ヶ瀬から椿坂峠も、椿坂裏山のブナ巨樹など評判もよかったこともあり、北海道スキルアップ山行トムラウシ・ニペソツ・石狩岳直後で疲労がピークのなかでの連日のトレイル歩きだが、とても気持ちよく行えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

淀川水源の森を眺めながら

2010-09-05 05:56:47 | トレイル日記



[写真は上から上谷山、三国岳左千方、横山岳]

余呉トレイルは中央分水嶺ルートと淀川水源の森ルート、そして中河内塩買い道からなる。
ちょうど中河内を交点とした「X」トレイル。
まさに縦横無尽といった面持ちで私たちを誘う。
多くの山仕事の道や峠道の古道を復活させ、つなぎ合わせたものだが、整備した私たちも驚くくらいに自然は濃密で多彩だ。
高時川・余呉川源流を知るには必要最小限の道が必要であり、これらを歩くことによってはじめてその水源の森の広さ、深さが実感できる。
なかでも昨日歩いた大黒山から妙理山の淀川水源の森ルートは魅力的だ。
広い尾根深い樹林は展望をさえぎるが、ここには貴重な好展望地があって、水源の森を俯瞰することができる。
横山岳、安蔵山、三国岳、上谷山、下谷山という高時川左岸の山を右岸からから望むという構図となる。
流域でも抜きん出た規模を誇る広大なブナ林は圧巻であり、戦後に大規模な伐採が行われたものの多くは二次林として復活しつつあることも自分ごとのようにうれしくなるだろう。
このところ日照り続きだが尾根脇の横谷の水場も健在であり、吹き渡る風もあり、下界の酷暑がうそのように快適に歩くことができた。
もちろん標識杭もいくつか設置する。


この区間は整備の際残置テープ類もいっさいなかったことからほとんど歩かれていなかったようで、そうした面でも貴重なコースであり特におすすめ、秋のクールでも歩きますのでぜひご参加を。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレイルの憩い

2010-09-02 21:40:34 | トレイル日記

毎週平日、休日とトレイル歩きを続けていると、たまに申し込みなしという日がある。
今日は行市山から川並までの予定であったが、悲しいかな今日がこれにあたってしまう。
この区間は夏の初めにも歩いていたので変更し、前から気になっていた林道横山岳登山口の案内杭設置の後に、権現峠から文室林道あたりを歩き、峠や林道峠へ案内杭を打つ。
下の写真で頭が黄色の白杭がわかりますか。

10月からのトレイルツアーが正式なお披露目であり、最低限ここだけはという道になりきっていない箇所があちこちにあって、こうした日はちょうどそうした作業にあてる。
そして個人的に道の様子が気になっていた権現峠南の三角点ピーク大平良山へも足をのばす。
時々はトレイルから脱線するのも気分が変わって楽しい。
杉林が多いもののよく手入れされており、ケヤキの巨樹やカエデやカシなどの立派な木もあり低山とは思えない深い森が続く。
歩く人が多くないので踏み跡が途切れることもあるが、下草も少なくテープを追えば問題はない。
四等三角点だが珍しく広場となっていて、樹林の合間から余呉湖と横山岳が望める。
ちょうど湖畔の新羅崎の上にあたり、絶妙のアングル。
川並から行市山までがもの足りないという健脚の人は、ぜひ飯浦切り通しなり賤ヶ岳からこの大平良山を歩いてほしいものだ。

田んぼは黄金色になり、やっと涼しい風が吹きはじめて酷暑も先が見えてきたことでもあり、この土曜日のおすすめの大黒山と妙理山を結ぶ尾根は、ぜひ多くの方のご参加を。
夏に歩いたコースを、10月からのクールで再訪すると紅葉がことのほか心にしみますよ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする