中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

トレイルスノーシュー納めは横山岳

2013-03-23 22:36:42 | トレイル日記

3月に入り暖かい日が続き、なんと東京で桜が満開というニュースまで流れるとあって、つぼみの湖国はなんと北国だろうと思ってしまう。

余呉では今日はトレイルスノーシューの日であるのが嘘のような気がしてくるが、ウッディパルから横山岳を望むと上は白く俄然ファイトがわいてくる。

 

というわけで雪も融けただろうからと手ぶらで来た何人もの人に、なかば無理やりスノーシューを渡して、全員背負って西尾根をひたすら登る。

天狗の森の上のドームで余呉湖を見下ろしながら美味なトレイル弁当冬バージョンを食べてからこの愛すべき道具を装着。

ちょうど一面に広がる山上のブナ林の入口であり、長いボッカの苦労も吹っ飛ぶ。

そのスノーシューの感触を一歩一歩味わいながら雪の残る場所を伝って余呉頂上(西峰)へ立ち、山の向こうの真っ白に近い左千峰・三国岳や上谷山、およびその向こうの越美山地の怒涛のような山並みと対面する。

いつもながら歓声が上がる瞬間だ。

ブナ林が特に立派な広い稜線を思い思いにスノーシューを進めて三角点山頂を往復し、北尾根へ。

北尾根の頭までブナ林が続く緩やかで広い稜線の下りとなりることから、だれもが安心して駆け降りが楽しめ、振り返ってカメラを向けるとファインダーの中は大人のワンダーランドといった感じでほほえましい。

そして大きなブナの下でなごりを惜しんだ後は急降下し、三角点峰桑樹谷山を越えて菅並と小原の間の車道へわき目も振らずひたすら歩を進めるのである。

西尾根から登り北尾根を下るコースは長く、時間の余裕はわずかで気がぬけないが、トレイルスノーシューも回を重ねると緩急自在で頼もしいかぎり。

いつの日にか上谷山と左千方へというモチベーションも高まったところで、今シーズンのトレイルスノーシューのクールは毎回多くの参加をいただき無事終了しました。

余呉トレイルクラブ例会は次回から花とブナ新緑クールとなり、4/14(日)余呉湖をめぐる山々をひとまわり‐賤ヶ岳、大平良山・権現峠・神明山からスタートです。

引き続きまして多くのご参加をお待ちしています。

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雨にも雪にも負けず庄野嶺スルー

2013-03-10 21:30:55 | トレイル日記

前回三方ヶ岳に続き苦難は続く。

寒冷前線通過で昼前後に天気が崩れる予報であったが、無情にも出発する頃から雨が降り始める。

このところの暖かさで体にこたえるがこれもトレイルであり、気持ちを切り替えて豪雪の中河内網谷へ。

雪崩の危険大であり、網谷黄金清水ルートは避けて左岸尾根を登る。

始めての参加の人からこんな急なところを登るのかとあきれられるが、これが余呉スタイル。

木の枝を持って登るスノーシュークライミングは駆け降りとともにここでは必須であり、これによって安全快適なスノーシュースルーが可能となる。

それにしてもこの間の雪融けの早さはどうだろう、尾根に出るとあちこちで地面が出ているわ、さらにか細いトレイルは枝が垂れ下がりすっかりクロースで悲惨な雨中行軍は続く。

唯一なぐさめてくれるのは次々と現れるマンサクの花。

雨もやがて雪となり、敦賀展望台をすぎると尾根の高度が上がるにしたがって残雪が多くなり、ペースも上がりスノーシュースルーにふさわしいものとなる。

ペースをあげてピーク718へ頑張って登って、これまでの遅れを取り戻した後は、駆け降りや順番にトップを歩いてもらったりで楽しみながら余呉高原スキー場脇の籾ヶ岳へ。

後は記念写真を撮って駆け下るだけで、悪条件のなかででも結果的には予定より30分も早くゴール。

改めて参加者のレベルが向上していることを示す結果となった。

お疲れ様でした、この調子で次回横山岳もチャレンジを。

横山岳に続き、春のトレイルの予定もこの間で決まりましたが、おぼえていただきやすいよう毎月第二、第四日曜日に開催となります。

花とブナ新緑の余呉トレイルにふさわしい場所へご案内しますのでご期待ください。

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