中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

下丹生山・七々頭ヶ岳・横山岳スルー

2012-04-30 21:58:59 | トレイル日記

連休は今年も横山岳。

トレイルロッジウッディパルに泊まり、一日目は下丹生山、摺墨、七々頭ヶ岳で菅並まで、二日目は菅並から西尾根、横山岳、北尾根を歩く。

参加された方は大変おつかれさまでした。

一日目は天気が良すぎて夏のような暑さで低い山とはいえ下丹生山を越えて摺墨から七々頭ヶ岳へ二つの山を登るのは思いのほか苦行だったが、できたてのコースを通ってのスルーであり、菅並までみなさんよく頑張ってただいて整備案内するものとしてはうれしいかぎり。

二日目は曇りで横山岳余呉頂上までスムーズに登ることができ、三角点頂上を残雪を踏んで往復したあとで念願の北尾根を下る。

昨年小原下流側から三角点ピーク点標名桑樹谷まで整備で上がっていて、ブナ林の北尾根をここまで快調に下ってのいっぷくは格別なものだった。

その勢いで巨樹の森の入口にも寄り道して、この尾根のすごさを実感してもらった。

菅並の人たちがかつてよく山仕事で登っていたという場所だ。

泊りがけでつないで歩くというのはトレイルの醍醐味であり、やり遂げた後の達成感は大きい。

一日だけの人もまた次の機会にチャレンジしてほしいもの。

整備途上の区間などもあって、慣れない人には歩きにくく「こんなはずでは」といことになりやすく、だれもがそうだが回を重ねるごとにすいすい歩けるようになる。

ともかくも雨なしで、カタクリをはじめ多くの花やブナ新緑を堪能できたことは幸いでした。またお会いしましょう。

次回は5/10(木)妙理山スルーの予定でしたが都合により延期となります。

申し訳ありませんが、改めて日取りを決めこのブログなどでお伝えしますのでよろしくお願いします。

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花のトレイル大箕山呉枯ノ峰

2012-04-25 21:52:16 | トレイル日記

今年もまた、菅山寺の花薗を存分に見ることができた。

ブナ新緑のもと、ミヤマカタバミ、サンカヨウ、ムラサキケマン、イカリソウが一面に咲き乱れていて壮観だ。訪れるたびに建物の傷みがひどくなっていて心が痛むが、周囲を精一杯こうした花が明るくしているように見える。特に多いカタバミの少し赤みがかった白花が印象的だ。朱雀池のほとりのショウジョウバカマも楽しみにしていたが、すでに盛りをすぎていたのだけは残念であったが。

トレイル例会であり、ウッディパルから送電線巡視路ルートを使い歩いて登り、三角点481.8の大箕山を越えて行っただけに感動もひとしお。近江天満宮前でトレイル弁当を食べ、手植えのケヤキで記念写真を撮り、花と新緑の菅山寺の森をひとまわりした後は、歩きモードに戻して呉枯ノ峰へノンストツプ。暑いくらいの好天であったが涼風が吹き、快調に一等三角点の山頂へ。気分がいいのでまたまた記念写真を撮り、意気揚々と田上山から木之本へ下った。

24000歩近い大箕山呉枯ノ峰スルーであった。

花のトレイル次回は4/29-30、いよいよウッディパル交流館に泊まっての下丹生山横山岳スルー、天気もチャレンジ日よりのようで申し込みがまだの人はお急ぎ下さい。夜はトレイルカルチャーの夕べも開催です。

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トレイルクラブ会員のみなさんへ

2012-04-21 21:53:06 | トレイル日記

やっと余呉も桜が満開となり、トレイルも山野草の花が開き始めました。

4/25(水)花の臨時例会菅山寺呉枯ノ峰(上の写真の山、一等三角点があります)

4/29(日)30(祝)花の一泊二日例会下丹生山・横山岳スルー

いずれも予定通り実施します。

どちらの日も天気もがよさそうですので、申し込みがまだの方もぜひおでかけください。

会員でない方も当日入会手続きが出来ますので参加可能です。

詳しくはトレイルクラブ事務局0749-86-4145(ウッディパル余呉内)へ。

多くのみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

 PS.トレイルクラブ例会で、7/22(日)イカ谷納涼沢歩きは7/21(土)の誤りです。どなたでも体験できる滝のない沢歩きで、雌鳥越へ出てイカ谷ノ頭から尾根道を下る夏にふさわしいコースです。安くて簡単なもので結構ですので沢シューズをご用意下さい。水が冷たくて暑さを忘れさせてくれます。水の源はなんと湧き水で、一見の価値ありです。

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網谷黄金清水の谷コースを登る

2012-04-16 14:23:22 | トレイル日記

昨日日曜は好天のなか、サンケイ旅行会ツアーで網谷から栃ノ木峠まで案内する。先週水曜の平日組は雨であっただけに明暗が分かれた。昨年からの10回におよぶトレイル歩きの5回目で、ちょうど道半ば。その本降りの雨で雪解けが進み、雪崩があっては大変と尾根を迂回していた黄金清水の谷道を通ることができた。

中河内塩買い道が通る小さな谷だが、冬はすっかり雪に埋まり昨日も上半分は雪渓状態。トレイルでは異色のコースだ。分水嶺へ出る手前の池の周辺も一面の雪原で、600mほどの低い山だが豪雪地帯中河内の裏山にふさわしい。それでもあちこちに群生する雪椿の蕾はだんだんとふくらんで、日当たりのいいところから花が開き始めてきた。

木立ごしに望む上谷山、下谷山、大黒山、横山岳も残雪に覆われていて圧巻で、例年より遅くまで雪が残りそうだ。花は残雪が消えたところから咲き始めるのであわせて楽しめる。これが余呉の山の魅力でもある。

分水嶺の雪も融けて、雪の上を楽々と歩けたものが薄くなってあちこちで踏み抜いて悲鳴が上がる。ルートファインディングの腕の見せどころだ。続けて歩いてもらってることもあって足取りもよく、予定時間通りに余呉高原籾ヶ岳へ到着。霞んでいるが、白山や青葉山まで見えてみなさん大感激。

平日組の人は、次回も白山を見るチャンスがありますからお楽しみに。

ところでウッディパルのロックガーデンでは、ちょうどショウジョウバカマが見頃で、イワウチワも咲き始めた。麓から山へ、南から北へ、花のトレイルはこれからが佳境。余呉トレイルクラブがとっておきの場所へみなさんをご案内しますので、例会へぜひご参加下さい。トレイルカルチャーの夕べも開きますので、ゆったりできる前泊がおすすめです。次回例会は4/25(水)花の菅山寺と呉枯ノ峰、4/29(日)-30(祝)花の横山岳スルーです。お待ちしています。

 

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トレイルクラブ、賤ヶ岳へ

2012-04-10 19:46:16 | トレイル日記

賤ヶ岳では長浜各地を舞台に、戦国大河ふるさと博(2012.3.24-12.2)が開かれている。

その中心は天下分け目の合戦が行われたこの山ということになる。

この山頂はそうした歴史に興味のない人も、琵琶湖側、余呉湖側に広がる大パノラマは雄大で、昔から人気のスポット。

余呉トレイルにおいても、ここはスタートにふさわしく余呉の山がほとんど望めるとあって、ここから大平良山を経て権現峠への道も整備の対象にしている。

今日はいい天気となったので、語り部ガイドの人たちに賤ヶ岳合戦の舞台となった山やその背後に聳える山々をよく知ってもらい、大名の話だけでなく山の話もしてもらおうということで、山頂でレクチャーをさせてもらう。

現にこの時期、奥に聳える真っ白い山など特に人目を引き、よくお客さんから聞かれるという。

「琵琶湖・淀川水源であり、中央分水嶺の上谷山で、その向こうは福井県です。余呉トレイルがここからあの山の隣の三国岳左千方までのびていて、興味があればトレイルクラブのツアーがありますから、ぜひどうぞ」と答えてもらいたいもので、語りべガイドさんもあれもこれもで大変だが、頑張っていただきたいと願わずにはおれない。

こちらもおまかせにせず、これからせいぜい応援に上がらせてもらうことにしよう。

余呉南端の山であり、ニリンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマエンゴサク、スミレやマメザクラなど花が開き始めていて、行かれる人は遠くの景色ばかりか近くの足元もご注意を。

トレイルクラブ例会はご要望にお答えして花を楽しむトレイル歩きを増やしました。前夜のトレイルカルチャー懇親会もありますからぜひ前泊でどうぞ。

次回は4/15(月)刀根越から柳ヶ瀬山・玄蕃尾城跡です。

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中河内の山はいまだ雪の中

2012-04-07 22:43:30 | トレイル日記

 

雪の多い中河内は今年は特に残雪が多い

野神のザゼンソウこそやっと姿を現しはじめたばかりで、山はまだほとんど雪の上を歩く状態だ。

予報とはちがい登りはじめから青空が出て、雪崩注意報が出ていることもあって網谷黄金清水の谷は避けて尾根から中央分水嶺へ出て今日は栃ノ木峠まで歩く。

というのも谷ではフキノトウやネコノメソウ、尾根ではンサクがかろうじて目に止まっただけで、花には早く目的を残雪のトレイル歩きに変更せざるを得なかったのだ。

こうした状況であり、青空の下、余呉の奧山の大パノラマを堪能することができた。

左千方、上谷山、下谷山、大黒山、横山岳、安蔵山の今だ真っ白い姿は圧巻で、さらに西側の敦賀三山、敦賀湾・日本海も味わい深いものがあって、今の時期は展望台からだけでなく、あちこちで展望が開けるものだからその都度足を止めて景色を眺め、みなで「すごいすごい」と見とれてしまうばかり。

それでもエスケイプしづらい長い区間であり、その合間はしっかり歩いてもらったおかげで予定より早く峠手前ベルク分岐へ下山することができた。

おつかれさまでした。

次回は追加例会です。4/16(月)花の峠道刀根越から柳ヶ瀬山玄蕃尾城跡へ。これからトレイル歩きや山登りをはじめようという人に役立つトレイルカルチャ-・懇親会もありますので、遠方の人はもとより近くの人もゆったり前泊で余呉の春山を楽しみませんか。

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4月です。花とブナ林のトレイルスルーにチャレンジ

2012-04-01 16:42:03 | トレイル日記

余呉の山にはまだまだ残雪がいっぱいあって、雪解けした場所から出てくる山野草の花を探し歩くことになりますが、ともかく「花とブナ林のトレイルスルー」にチャレンジです。

昨日今日と雨も降り、菅並六所神社脇の丹生川(高時川)の雪解けで増水した流れは迫力満点で、豪雪の余呉にふさわしい春の風景です。入口の余呉湖あたりはさすがに雪はなく、湖ごしに横山岳が素晴らしい菊姫伝説の新羅崎では山はしぐれ雲に隠れていましたが、可憐なショウジョバカマが花を開かせていました。余呉川のほとりの野大神では田んぼのあぜに一面にオドリコソウが。雑草扱いされますが、にぎやかに春を告げてくれ心も和みます。

この春から楽しい前泊をしていただこうと、夜に「山・自然・旅のトレイルカルチャー」をはじめます。例会のスライドなどを見ながらの懇親会のようなものですが、余呉のトレイルの魅力はもちろん、各地の山やトレイルのことから歩き方、道具、服装、歩きの効用、山の危機管理にいたるまで知つておきたいことをお伝えしてゆきます。特にこれからトレイル歩きをはじめる人に役立つものにしたいと考えていますので、多くのご参加お待ちしています。

また春の例会予定はすでにお知らせしておりますが、回数が少ないというご意見も多くトレイルカルチャーにふさわしいプランを追加しました。あわせたスケジュールは下記の通りです。

■2012春から夏のスケジュール・宿泊プラン(もちろん日帰りもOKです)
4/6(金)泊7(土)中河内ザゼンソウと花の網谷(残雪が多くスノーシューも楽しめます)
4/15(日)泊16(月)花の峠道刀根越と柳ヶ瀬山玄蕃尾城跡
4/24(火)泊25(水) 花の山寺菅山寺と一等三角点呉枯ノ峰
4/28(土)泊30(祝)残雪と花の横山岳スルー
5/9(木)泊10(金)ブナ林の妙理山スルー
5/19(土)泊20(日)花の谷針川谷
5/27(日)泊28(月)七七頭ヶ岳池めぐり)
6/2(土)泊3(日)ブナ林が続く大黒山東尾根
6/16(土) 泊17(日)ブナ原生林下谷山スルー
6/26(水)泊27(木)ブナ原生林安藏山
7/4(水)泊5(木)手軽なブナ林庄野嶺河内山
7/13(金)泊14(土)-15(日)三国岳・左千方スルー(14は山中ソロテント泊)
7/20(金)泊21(土)ブナ林大黒山イカ谷の納涼沢歩き
*ご参加には余呉トレイルクラブ入会が必要です。トレイルロッジ宿泊は、ウッディパルのご配慮でこれまで通り手軽な料金(素泊まり3000円)で利用ができます。もちろん当日のみの参加もOKです。

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