中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

安蔵山のブナ巨樹の森へ

2010-03-29 14:10:41 | トレイル日記

雪融けが進み小原までなんとか車が入るようになり、田戸まで歩いて安蔵山へ取り付く。
先を急ぐために3つある登山口のうちでいちばん手前から登るが、急斜面で浮石、倒木があって手間取る。
やはり急がば回れで、もっとも奥の安全ルートからにすべきであり帰路はそれを下った。
みなさん元気なので、遅れを取り戻すべく一気に山頂へ向かう。山頂手前のブナ林から雪が現われ、スノーシュー登山となって雪原の頂きへ。
昼食の後はもちろんくるみ谷の名水コーヒーを入れる。がんばってもらったのは、山頂から三国岳方面へ足をのばすためであり、三角点ピークまで逝けるのではと考えていたが、雪が硬くて滑りやすく天候も下り坂なのその手前のブナ巨樹の森までとなってしまう。
とはいえここは下谷山や上谷山とならんで立派な森であり、みなさん大満足。

淀川水源の森の中央に位置する場所で、周囲は三国岳、上谷山、下谷山、横山岳、そして登ってきた安蔵山に囲まれ素晴らしい憩いの森だ。
抱えると三人がかりという立派な木からいっぱい元気をもらって帰路につく。

今後楽しい整備ツアーの合間に上谷山、三国岳へ行きますので、ぜひどちらにもご参加下さい。
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中河内裏山のトレイルを歩く

2010-03-23 16:52:35 | トレイル日記
日曜日のトレイルクラブ例会は悪天で中止となりましたが、分水嶺や塩買い道の様子を見に登りましたので、その模様をお伝えします。



登山口中河内ではザゼンソウが開花し、山では雪椿の花も開き始めていました。
庄野嶺越の掘れ込んだ峠道には雪がありましたが、河内山への分水嶺は切れ切れです。
地元の人の話どおり塩買い道の敦賀側には道形がしっかりと残って続いていました。
峠の網谷側には小池があり、谷は雪に埋まって小雪渓。
下は雪解け水の増水で大変でしたが、炭焼き窯跡が3箇所ありました。

塩買い道は草刈をして、いい季節にみなさんに歩いてもらおうと思っていますので楽しみにしておいて下さい。
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雪の横山岳、歓喜の余呉頂上

2010-03-18 12:48:09 | トレイル日記
新雪の時に続いて残雪の横山岳へ。
朝から晴れわたり、足取りは軽い。
西尾根は思いのほか融けるのが早く、ケヤキ広場あたりからやっと雪が現れる。


スノーシューの着脱をくり返しながら天狗の森の岩場を登る。
巻き道を避け尾根伝いに進み、雪の尾根頭に出ると眼下に琵琶湖が広がる。
ここまで来れば頂上まであとわずか。
ブナ林を抜けると余呉頂上に達し、雪山また雪山の大パノラマが視野いっぱいに広が
る。
想像していたよりすごかったようで、みなさん目が点に。
上谷山や三国岳、そして奥美濃の山々の向こうに聳える白山、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスまで今日はくっきりと見えている


山はまだ冬の装いで真っ白。
北風を避けて日だまりで琵琶湖を眺めながら昼食。
そしてかつぎあげたクルミ谷の名水でコーヒーを入れるが、今日の味は格別なものがある。
大パノラマをバックに記念写真を撮り、ブナ林のプロムナードを三角点山頂へ。

ここで琵琶湖側の景色を堪能し、三高尾根を下る。

急でざらめ雪というなかでの下りはスノーシュー上級者向けで手ごわく、安全第一で慣れない人はツボ足で。

それでも緩斜面では大いに楽しんでもらって望横展望ベンチまで下ると、雪は切れ切
れとなる。
鳥越、小市谷へと頑張って進むと、最後の難関が待つ。
雪融け水で増水した沢の徒渉だ。
靴に水が入る前にテンポよく渡るのがコツだが、スノーシューの下りと通じるものがあり、全員ドジもなく無事通過して菅並への林道へ出る。
雪の横山岳は一日めいっぱいで、楽しさもしんどさもトップクラス。
みなさん、大変お疲れさんでした。
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淀川水源の森ピークへ

2010-03-08 13:52:15 | トレイル日記
7日は朝からあいにくの小雨だが、それでも行こうというつわものが集まり、
天気の大きな崩れがないようなので決行する。
それでも安全第一であり、今日は行けるところまで、とみなさんの了解をいただく。
中河内から、まだ1メートルあまりの雪が残る車道からスノーシューを履いて8時すぎにスタート。

急斜面を頑張って登って三角点ピーク818まで登ると、
ここで日頃の行いのよさが出て、小雨が雪に変わる。
それでは予定通りと下谷山へ。
南尾根を進むほどにブナ林は樹氷に覆われてきて、風のあたらないところで昼食、
水源コーヒーそして記念写真。

そして素晴らしい樹氷の原生の森を抜けながら、
この日の幸運に「バンザイ」とつぶやきながら順調に971ピークへ立つ。

急な下りや雪の車道歩きを回避し中央分水嶺を栃ノ木峠へ抜ける旨
ウッディパルへ連絡を入れて、さあ出発だ。
峠から先日下見をしていることもあり、トレースもわずかながら残っている。
樹氷のブナ林歩きは続く。
音波山のブナ巨樹も装いを新たにして存在感を誇示していて、
ただただ見とれてしまう。

とはいえ下山する時間が迫っているので、重い腰を上げてラストスパートに入る。
そして峠の淀川の源碑へ駈け降りて、4時半ごろ無事ゴール。
この区間が雪の余呉トレイルの核心にあたることから、喜びもひとしおだ。

3/14の安蔵山は、菅並と田戸の間が車道の雪が残っているので延期とし、
代わりにリクエストの多い横山岳へ菅並からスノーシューで登ります。
集合はウッディパル余呉8:00です。ふるってご参加下さい。

同様に3/21上谷山は河内山周辺のトレイル、
3/28三国岳は安蔵山となり、
上谷山、三国岳は4月に登りたいと考えています。
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