中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

錦秋の下谷山行

2015-10-26 11:10:23 | トレイル日記

好天に恵まれ紅葉が盛りのブナ林プロムナードは何度訪れても素晴らしいものです。

足並みも揃って、進化を続け言葉も忘れるくらいにおいしいトレイル弁当は音波山を越えて北の山並みが望める岸田ベンチで。

ここまで歩を進めることができれば、下谷山山頂で広大な淀川水源の森や上谷山の大パノラマを楽しむばかりか、原生林が広がる山上をひとまわりすることができます。

この山のブナ林は琵琶湖周辺では混生林が多いのですが森はブナ一色の純林で、誰かれなく歓声が上がるくらいに迫力満点です。

栃ノ木峠からの往復コースは緩やかなブナ林尾根の約25000歩の行程で、山に登るというよりも森をひたすら歩き続けるというのは下谷山ならではのもので貴重な山といえるでしょう。

リーダーダンジョ―的には『ヤマケイ関西ハイキング2016』でも好きな山のひとつとして紹介したくらいです。

次回例会は11/8(日)横山岳の金居原から菅並へのスルー、歩く下谷山と対照的に登りに登る名山ですので多くのご参加を。

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見まわりは西野水道から山本山、磯野山へ

2015-10-17 21:54:01 | トレイル日記

大崎峯山、菅浦大峰、磯野山と湖北の琵琶湖湖畔の山をめぐり、今日はとどめの山本山へ。

これまで賤ヶ岳、大平良山だけであったが、それぞれに琵琶湖大観が味わえて湖北にふさわしいものです。

山本山は賤ヶ岳からの歩道が整備されていて縦走する人が多い人気コースですが、先の山梨子や今回の西野水道起点にすると湖畔の自然豊かな水辺から登ることができ、トレイルクラブでは改めてここから琵琶湖・淀川の源の山々まで歩くことをおすすめしたいと思っています。

磯から見る竹生島やつづらお崎はとても新鮮で、稜線の歩道へ出ると古保利古墳群があり古墳時代初期から末期に造られた133基の古墳があるといわれていて、ここは単なる自然境ではなく古代からの一大中心地でもあったことがわかります。

その間に阿曽津千軒跡へ、西野木戸港、片山と熊野を結ぶそれぞれの峠道が越えていて、これらを知れば折々眼下に開ける湖北平野の美しい農村風景も違って見えてきます。

それにしてもその先に聳える余呉の山並や横山岳、金糞岳(写真からはみ出していますが)は圧巻です。

さらに山本山へ登ると中世の山城跡が見事に残り、三角点など本丸跡の一角にあるのもおもしろいところです。

引き返して登る磯野山も規模の大きい中世の山城跡があって、これらがその後の姉川合戦、賤ヶ岳合戦にどうつながってゆくのか想いを巡らせていると、足取りが一向に捗らないので困ってしまいます。

道が整備された低山縦走は高低差が少なく、気合を入れて少し頑張ると遅れが取り返せるのでなんとか予定時間に西野水道へ戻ることができましたが。

来春からのトレイル歩きにこうした手軽に楽しんでいただけるコースを組みこんでゆきますので、乞うご期待です。

 

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秋例会は錦秋の金糞岳から/次回例会は下谷山に

2015-10-11 21:33:40 | トレイル日記

 

毎年のことながら湖国第二位の高さを誇る金糞岳の紅葉には脱帽だ。

ガスのなかを連状口からスタートし小朝、大朝ノ頭を越えて金糞岳へ。

金糞岳から白倉岳の低木まじりの草稜の色合いなどまさに点描の鮮やかさで、歓声が上がりっぱなしだ。

山頂でトレイル弁当に舌鼓を打っているとガスが切れて、それから白倉岳をすぎるまでドンピシャのタイミングで視界が開ける。

八草分岐を過ぎることから雨となったが山上の印象がよかったことで苦にはならない。

奥山で止んで、これ幸いと下りはノンストップで高山キャンプ場へ。

わずかな差のように思うが1300mの高さとはすごいもので、毎年のことながらこの山で一足早い紅葉を楽しませてもらっていて、これから紅葉前線とともに高い山から低い山へ舞台は移るが、楽しみは尽きない。

皆さんもご一緒しませんか。

 

次回例会10/25(日)は余呉を代表するブナ林紅葉を楽しむべく安蔵山谷山を予定していましたが都合により下谷山(栃ノ木峠から往復、中級向12㎞)に変更させていただくことになりました。多くのご参加を。

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峯山、大峰に続き山梨子から磯野山へ

2015-10-08 21:54:48 | トレイル日記

湖北には中央分水嶺や淀川水源の森ばかりか、湖岸にもいい山が多い。

塩津、大浦、海津を湖北三湊といい、それに菅浦なども加わってこの地域は湖とのつながりが深い。

賤ヶ岳からの琵琶湖大観に匹敵する絶景があちらこちらにあって、さらに低山ながら鬱蒼とした森が残されていて登りがいがある。

今日の磯野山など賤ヶ岳と山本山の間にあって、山梨子集落から磯歩きをして歴史のある有漏神社へ行きここから登るという湖北ならではのもの。

磯野山には戦国時代の山城跡もあって楽しみは尽きない。

北側の360.4ピークへの自然歩道では木立ごしに伊吹、金糞、横山、そして余呉の山々が望め、ピークを越えると賤ヶ岳が姿を見せる。

だれでも無理なく歩くことができる余呉トレイル番外編にふさわしい。

来春からはこうしたコースも例会に加えて多くの人に、湖岸から水源の森・中央分水嶺まで歩いてもらいたいと準備をしているところで、乞うご期待。

この日曜の金糞岳から秋例会スタート。

安蔵山・谷山、横山岳、沓掛山・津谷山、行市山、呉枯ノ峰という順番に、高い山から低い山の区間へ迫力ある余呉トレイルとその周辺の紅葉を追っかけてゆきますので、多くのご参加を。

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