中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

風雪の大黒山

2011-01-26 22:11:03 | トレイル日記

椿坂峠の中河内側から除雪の壁を乗り越えひとつ北側の尾根から登り、急斜面の上で正規のルートに合流し、交代で膝までのラッセルで一気に山頂へ。
予報通り今日は厳しい天候で、いつになく季節風が吹き荒れて、大黒山へは登ったものの予定の北尾根は風がもろにあたり、雪もさらに多いことが予想されることから断念し、ウッディパルへ電話連絡して南尾根へ向う。
強力トランシーバーやケータイで交信しながら、無理のない範囲でトレイルスノーシューを行っているが、今日は残念ながら南尾根も思いのほか強風が吹き抜けていて、ホワイトアウトで視界もきかず、風の弱いブナ林をみつけて昼食をとっただけで早々に往路を引き返す。

急斜面では新雪が層になって滑っている箇所をあちこちで見かけていただけに、一日中歩くルートには随分気をつかい、峠へ戻って熱いコーヒーを入れやれやれ。

そして着いた旨交信をすると、国道が中河内付近の雪崩の関係で迎えの車は椿坂集落で足止めをくっているという。
仕方がないので歩いて峠下まで下り、現在地を伝えるとトンネル工事現場入口まで許可をもらって向っているという。
今日はいろいろとトレーニングをさせてもらったが、最後はいい結末となった。
好天の時もあれば今日のような時もあるが、参加されている人たちの安全を第一に考えて対応しているので、安心してご参加を。
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雪降り積もる音波山

2011-01-23 21:28:20 | トレイル日記

今日も冬型の気圧配置が続き、小雪が舞うなかを栃ノ木峠へ。
数日前に訪れてからも雪は降り続いて、椿坂峠の雪崩防止柵からあふれるほどの積雪となっていて、水源の里中河内の車道の雪壁は高くなる一方だ。
大型の数台が組んでの完全除雪で道がきっちりと確保されているのは何よりだ。
にぎわう余呉高原スキー場の入口から反対側の尾根に取り付き稜線へ。
前回のショガ谷ノ尾の時より雪の深さも増した尾根を、こちらもこの冬いちばん多い参加者ということで登る様子も壮観だ。
断続的に雪は降り続くが、降ってるときはひたすら歩き、止んで周囲が見えてくると休憩ということで着実に歩を進め、山頂手前のブナ林で昼食。

大人数なので皆さんに手伝ってもらい大きなレストランを作り、コーヒーも頑張って入れる。
そして元気になったところで一気に山頂へ向う。

今回は大勢であり、さらにクラブの若い人も勢ぞろいしていてラッセルもはかどる。
広い雪の台地となった山頂ではどんぴしゃで雪も止み、皆さん登ったかいがあったと大満足。
枝も折れるほどどっさりと雪を付けた、音波山のシンボルであるブナ巨樹は特に壮観で、皆から歓声があがる。

予定時間を少しオーバーしているのでウッディパルへ連絡を入れ、下りにかかる。
トレースを伝うので気軽なもので、いい斜面があると安全確認をして、皆で駆け下りたことはいうまでもない。
このトレーニングが下りの時間短縮を可能にし、今後の厳しい山に生きてくるのである。

次回1/26,1/30からは淀川水源の森ルートとなり、まずは大黒山北尾根だ。
多くのご参加を。
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スノーシューに最適な尾根を行く

2011-01-19 23:31:22 | トレイル日記

冬型の気圧配置が続き、余呉の積雪は昨年のピーク時と同じ位になった。
中河内では2メートルを超え、栃ノ木峠の余呉高原スキー場は2メートル30センチ。
今日も朝から雪が舞う天気であったが、音波山の日であったので様子をぜひ見ておきたかったので栃ノ木峠へ向かう。
集った人は皆先日の別の集まりで音波山へ行っているので相談して、中央分水嶺から今シーズン閉鎖されているベルクスキー場を通り抜け、ショガ谷ノ尾を南下して中河内までとする。

ベルクを通過する時は地吹雪状態でつらいものがあったが、ショガ谷ノ尾の最高点782あたりでは雪雲が切れ、ひと時日差しがでて素晴らしい雪景色を堪能することができたのはラッキーであった。
この尾根は地図を見ればわかるが、音波山や下谷山そして南尾根と大音波谷をはさんで向かい合う位置関係であることから、北から東に続く広大なブナ林尾根を間近に見ることができる。
さらに南側は大黒山、西側は庄野嶺の中央分水嶺というように、どちらを向いても余呉の山の大パノラマ。

ほとんど高低差がない尾根は歩きやすく、このあたりは雪質もよく、スノーシューコースにもってこいだ。
最高点で例によって雪囲いを作ってコーヒー付きランチを食べてから、中河内に向けて下る。
尾根は3つに分かれるが、等高線のもっともゆったりしている真ん中の尾根にルートをとる。
この尾根は中河内の人たちがかつて焼畑や炭焼きに上がっていたというだけにスギの植林が多く、見通しがきかないので地図でよく確認しながら進んだ。
尾根末端で眼下に絵のような中河内の雪に埋まる集落が眼下にひらけるが、あまり近くへ降りるのもはばかられるので左端の尾根を下ってイカ谷出合あたりの車道へ出て、中河内へ。

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寒波で北上は中断して菅山寺へ

2011-01-16 21:54:07 | トレイル日記

今日は強い寒波で実施が危ぶまれたが、朝まで降り続いた雪も小降りとなり、ものは体験ということで決行する。
とはいえ天候は予断を許さないので予定の中河内周辺から無理のない菅山寺へ。
ウッディパルからスノーシューをはき赤子山スキー場を登り尾根伝いに進み、どっさり降って交代でラッセルして昼すぎ到着する。
途中からは横山岳ばかりかその奥に真っ白い上谷山が姿を見せているのに驚くやら、今日の幸運を喜びあった。
降ったりやんだりで、山門の屋根の下を借りて昼食とし、大ケヤキを見上げながらのコーヒーの味も格別。
本堂へまわり、いちばん若い人を皆の代表にして鐘をひとつ打たせてもらう。。
雪に埋もれた山上の境内にひときわ厳かに響きわたって心地よい。
天候が大崩れしそうにないので、近江天満宮から尾根を登り呉枯峰へ向かう。
途中で坂口から登ってきた苦闘するワカン隊に追いつき、トップを交代してスノーシュー隊がここでも道作りをすることに。
はからずもその差がかれらだけでなく、スノーシュー隊にしてもワカンを履いたことがない人もいて感心しきり。

帰りはトレースがあるものだかららくらく赤子山へ戻ることができ、シーバーでゲレンデをこれから下ることを予告し、事務所の皆が見ている前で元気をふりしぼって駆け下りた。
今日のコースはトレイルではないが、今後余呉湖周辺の賤ヶ岳や合戦関係の山をひとつながりにして大いに歩いてもらおうということで、「歴史と自然の回廊」という名で再整備することにしている。
中央分水嶺や淀川水源の森ルートより手軽でありだれにでも楽しめることから、トレイル入門ルートとしても貴重であり乞うご期待。
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トレイルスノー着実に北上中

2011-01-13 21:21:40 | トレイル日記

前回もそうだが、今日も曇り時々雪の予報に反して時々晴れで快適なトレイルスノーシューを楽しむことができた。
それにしても今年の余呉は思いのほか日差しがよくのぞくのはうれしいかぎり。
雪山は天候や雪質などによってどこまで歩けるか見通しが立てにくいものだが、今シーズンは前回中河内裏山の庄野嶺越まで到達し、今日は中河内から庄野嶺越を登り返して北上する。
好天とはいえ前日に降った雪が根雪の上に30センチほど上乗せされ、前回よりさらに雪国の雰囲気にみな大喜び。
ラッセルはつらいが皆で交代して行うのでスムーズに峠へ。
初めてのスノーシューの人も雪質がいいこともあってスイスイ。
河内山手前のブナ林で昼となり、例によってスノースコップで快適な場所を作り、コーヒー付きランチタイム。
雪の中央分水嶺を歩くだけではなく、こうした時間も、さらに下りの小走りなど感動いっぱいなのがトレイルスノーシューの醍醐味。

今日は特に樹氷ごしの敦賀湾や、前回見れなかった上谷山や三国岳・左千方のジャイアンツも展望も見事で、行市山から音波山までの分水嶺はだれでも手軽に楽しめて絶好のスノーシューフィールド。
塩買い道の峠や雪に埋まる小池を見て網谷へ下る予定であったが、時間もありさらに分水嶺を北上し鉄塔のあるピーク622の尾根を網谷林道終点めざして進むことに。
下りとなるとさすがに初めての人には未知の領域のようで幾度か転んでいただいたが、楽しみながら頑張ってもらい予定時間通りに歩き終えることができた。

これからチャレンジという方はぜひ次回1/16の中河内パート2やその次1/19,1/23栃ノ木峠から音波山往復が特におすすめですので、ご参加をお待ちしています。
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雪たっぷりトレイルスノーシュー

2011-01-10 20:32:13 | トレイル日記

椿井嶺周遊は先の平日では南下して椿坂裏山まで行ったが、休日の今日はならば北上ということで中河内まで歩く。
正月明けで参加者はマイクロをいっぱいにするどころかウッディパルエスティマ号の席を埋めるのが精一杯だが、遠方からもトレイルを気に入って来て貰っていることは心強いかぎり。
例によって天候、参加者の顔ぶれからコースを決めて説明しみなさんの了解をもらってスタートする。
それにしても今日の余呉北部の天気はラッキーであった。

分水嶺から西の湖西方面は黒い雲が流れて雪降りが続いているようだが、こちらは曇り時々雪という予報に反してほとんど終日日差しがのぞき、根雪の上にさらさらの新雪が積もり歩きやすい。
点標津谷山頂で今回も雪囲いを作って、ゆったりとした昼食タイムをすごすことができた。

前回のこともあって気を入れてのぞみ、スムーズな進行となり下山時刻も予告どおり。
バージンスノーを蹴って雪たっぷりの分水嶺を快適に歩くことができ、めざすトレイルスノーシューにふさわしい一日となった。
ちなみに積雪は庄野嶺越で、郵便マークの建物が写真の通りの埋もれ具合で、1メートル50センチちかくあった。

次回平日ツアーは1/13(木)、休日ツアーは1/16(日で豪雪の水源の里中河内裏山の庄野嶺を歩きます。
多くのご参加お待ちしています。
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新年おめでとうございます

2011-01-05 23:23:33 | トレイル日記

今日はトレイル御用始め。
昨夜から今朝に新雪がが雄ぽみ大晦日に雪の上にのって快適なスノーシューができた。
コースは初級ということで雪のどっさり積もった車道椿坂峠から登って別荘地裏の三角点ピーク623.0に立った。

初めてという人もしっかりした足取りなので分水嶺を南下するが、なんということかルートを外れてしまい冷や汗たらり。
幾度となく歩いていていながら、正月草々なので歩きやすいところを歩こうとしたのが運の尽き。
すぐに少しバックし正規のルートに。
558.3の三角点ピーク沓掛山へ登って昼食。
今シーズン初めてスコップを持ってきたので、さっそく風よけテーブル付きの憩いの場所を作り、たのしく快適に昼食を取り、記念に写真をパチリ。
中でワイワイと皆でくつろぐのは湖の時期ならではで、こうした場所の作りがいがある。
この先も雪が積もると油断ができない複雑な分水嶺歩きなので、気を入れて進む。

西側には野坂岳、岩籠山、乗鞍岳、東側には大黒山から妙理山を木立越しに望みながら順調に下り、無事に椿坂裏山のブナ巨樹に到着。
年末年始とこのキに縁が深いが、何度見てもほれぼれする。
尾根ルートを今回も取って予定通りの時間に下山する。
ウッディパルへ戻ると、長浜市役所の若い人が待っていて、トレイルスノーシューについて取材を受ける。
地元取材きは何よりもうれしいもので、頑張ろうという気にさせられる。
みなさんもトレイルすのーシューにご参加を。
初めての人も大歓迎です。
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