天気予報が変わって明日は好天ということが夕方わかり、今日つわもののKさんと安蔵山から点標谷山へ。
昨日は伊吹もうっすら雪景色という記事が今日の朝刊に出ていたが、安蔵山の展望台からの左千方はしっかりとした雪景色になっていて驚く。
安蔵山山頂にも雪があったが、私たちの今日は新雪を愛でる気分ではなく整備モード一色。
何しろ今年中に左千方までという目標を立てていて、それが奥川並への車道に鎖がかけられてしまったことでそれに変わり安蔵から谷山までに作戦を変えて、雪が積もるまでに何とかしたいとあせっていたのだ。
トレイルの整備は迅速を旨とし、もたもたしていると先にきれいにした区間も元に戻ってしまいかねず、テープ付け、整備行1、2、モニターツアーという一連の取り組みを間を空けず行うことが肝要というのが大原則。
さらにこの区間は先に中間点まで進んでいて、ブナ林がかの下谷山以上に迫力がありそうだということがわかっているので、早く見てみたかったのだ。
結果は予想通りのもので、胴回り3メートル前後のものが広い尾根に続いていて、4メートル近いものも時折登場するので感動の連続で息つく暇がないくらいであった。
真っ只中の倒木の上で昼食をとったので、歩いた時間でいえば安蔵から谷山まで2時間あまり。
ブナ林の広がりではやはり下谷山だが、巨木の森ということでは安蔵山から谷山ということになるだろう。
いずれにしても他でもそうそう見ることができないくらいの素晴らしいブナ林であり、淀川水源の森トレイルにふさわし見どころがまたひとつ増えた。
点標谷山に案内杭を打って奥川並へ駆け下り、林道を早足で歩いて田戸へ着いたのが夕暮れ直前の5時前であり、だれもが手軽に見に行ける場所ではない。
多くに人にこうした素晴らしい場所を知ってもらうのがトレイル関係者の願いだが、安全快適に自然といい関係になるには、やはりトレーニングをしてたくましくなることは不可欠。
興味のある人はまず余呉湖や中河内からのトレイルツアーから始めて、ここや下谷山を目標にしていただいたいものだ。
12/5には秋のクール最終、行市山から余呉湖まで歩きますので、一度も参加されてない方はぜひどうぞ。
お待ちしています。