中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

見まわりは籾ヶ岳、新保から

2017-10-17 20:57:16 | トレイル日記

敦賀側の新保は3ルートあった中河内塩買い道のひとつが通る美しい山村です。

今日は塩買い道があった前ノ谷の右岸尾根を登ってみました。

新保から望むと、すでにルートを拓いている左岸尾根もそうですが鬱蒼とした樹林に覆われていて以前から気になっていた尾根です。

前ノ谷の山田跡から登るとすぐに自然林となり、尾根にははっきりとしたけものみちがのびていて独標629へは枝払いをしながらですが難なく到着です。

途中でイノシシの出迎えがあり広い山頂へ出てみると、真ん中には立派なヌタバもあって納得です。

それにしても想像以上に深い森で籾ヶ岳と鉢伏山を結ぶ稜線に出るまで大自然境は続きます。

稜線へ出て籾ヶ岳へ向かいます。

作業道から急な尾根を登り、ササを漕ぐと余呉高原スキー場上の電波塔脇へ。

ススキ原の向こうには音波山下谷山のブナ林の中央分水嶺が圧巻です。

籾ヶ岳山頂は点標恋谷三角点の場所ですが行方不明でさみしいかぎりですが、敦賀方面の展望を楽しんだ後は早々に下山です。

左岸尾根はルートを拓いたとはいえ時間が経っているので藪や倒木で下りは簡単ではなく、要所要所では整備をしながらで時間がかかります。

今度はシカがあちらこちらで出迎えてくれます。

だれも通らないので警戒心が薄れているのか近くにゆくまで気づかず、あわてふためいて逃げる様は尋常ではありません。

無事に尾根末端の送電線鉄塔へ出て巡視路を下り、ループコース完成です。

スキー場に占拠されている籾ヶ岳ですが、新保からこうした登り方をすると高さ以上に登りがいのある山でした。

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大黒山に待望の新ルート

2017-10-05 20:13:22 | トレイル日記

椿坂トンネルができた時から気になっていたのですが、トンネル出口から旧道を歩いて峠へ行くことになり送電線巡視路の登山道を使っての大黒山が簡単ではなくなりました。

中河内側からはルートを拓いていたのですが、今日やっと椿坂側の旧道スノーシェルター脇から登ってみました。

シェルターの上には雪崩止めの柵もある急斜面で取り付きはちょっと大変でしたが、けものみちがあって助かりました。

尾根は植林地で上部になるとユキツバキジャングルとなりますが、ここでもけものみちがあって見事にう回路して登山道へ合流です。

新ルートができて喜んだのもつかの間で登山道にはモノレールがいつのまにかできていてびっくり、送電線巡視路ですから工事が始まればこういうこともあるかもしれませんが。

しばらく脇を歩いてみましたが登山者に配慮した作りではなく何度も跨ぐはめに、稼働した際は脇を歩くのは危険でとても心配です。

巻道となるところから冬ルートの尾根をササをかき分けて歩きましたが、そろそろササを刈って道整備の必要がありそうです。

代替ルートとして中河内出口への北峰ルートを整備しておく必要がありそうですから、点標鯉谷へのプラン変更で鞍部から左千方三国岳から上谷山の山並を見た後は作業開始です。

余呉北部では手軽に楽しめるブナ林の山ですから、ササを刈り倒木枯枝を片付けるだけでなくコースが追えるようテープを多めに付けておきます。

とはいえ余呉の細道であることには変わりはないので、山慣れた人向けのコースですから安全登山を心がけていただきたいものです。

 

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