[トレイルクラブからのお知らせ/延期となっていました中河内イカ谷沢歩きは8/4〔土〕、大黒山東尾根は8/12〔日〕に行います。ふるってご参加を]
猛暑のなかであったが番外中河内塩買い道は盛況であった。
中央分水嶺歩きで下谷山へ、淀川水源の森を横断しての横山岳へが余呉トレイルの醍醐味であるが、豪雪の村から分水嶺を越えて敦賀湾五幡海岸へ歩いてゆくというのも他では味わえないものだ。
何しろここは分水嶺のなかでも日本海側へ最接近した場所であり、ぜひ歩いてもらいたいコース。
というわけで網谷黄金清水の谷道、道らしくなったと思っていたら増水で流され、刈っても刈っても藪の勢いが衰えず、ほとんど河原歩きで分水嶺へ抜け出る。
池のそばでトレイル弁当を開き、尾根道を下り獺河内へ。
尾根道の古道も、絶えず表土が大雨ごとに川となって洗い流され、下の石がむき出しとなって一向に歩きやすくならない。
山道は道普請してこそ成り立っていたことがよくわかる。
獺河内から田尻まで炎天下の車道歩きを終えればウツロギ峠は近い。
オオカミ地蔵前で最後の休憩をとった後で下りきると、森が開け敦賀湾から越前海岸がまぢかに広がり、「オオッ」と歓声が上がる。
砂浜へ降り立ち、さっそく添乗の人と着の身着のままザブンと海に飛び込むが、賢明なみなさんはコンビ二に停まるバスへ一目散。
海につかると余呉トレイルを完歩した実感がわき、サバイバルトレーニングとしてもとてもおすすめなのだが。
私にとっては夏本番を迎える貴重な儀式でもあり、毎年の楽しみとなっている。
日曜組がこの週末にもあるので、もう一回チャレンジさせてもらうことにしよう。
日曜組も盛況で、さわやかな風が吹いていたこともあって水曜組を上回る快歩で、3時すぎに五幡海岸へ到着。
森を抜け出て眼前に広がる日本海に、みなさん歓喜し、砂浜へおりてザブンとはいかないまでも足を海水につける人が何人もいたので、気兼ねなく私は泳がせてもらうことができた。
これで両組とも昨年秋からの余呉トレイル11回は無事終了した。
みなさんお疲れ様でした。