「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

リノベーションミュージアム冷泉荘@博多区上川端町

2013年07月07日 14時51分22秒 | 街創り
リノベーションミュージアム冷泉荘@博多区上川端町

月刊冷泉荘7月

福岡でレンタサイクルを利用しようと検索したら1軒しか無かった。
大都市なのにと思ったが、西鉄のバスや鉄道、市営の地下鉄も走っていることなど、公共交通機関が充実しているので必要性が薄いようだ。
他にもあるのかもしれないが「福チャリ」と言うレンタサイクルがあるので、太宰府から戻って、明日の予約に行くことに。
櫛田神社の近く、冷泉公園の直ぐ隣に「リノベーションミュージアム冷泉荘」
が在った。
「リノベーションミュージアム冷泉荘」は築54年を迎える昭和のレトロビルだが、“古い建物を大切にする考え方の実践(ビルストック活用)”を基本理念に、 「 ひと」「まち」「文化」を大切に思う人たちが集まって、2011年1月には耐震補強して誕生した。

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当時はアパートだったらしいが、飲食・ヨガなどの教室・デザイン事務所・音楽事務所・卓球センターなど約25軒、広範囲の業種が入居している。
内装などは入居者の任せている。
この様なコンセプトのビルが水戸にも若干出来たが、業種や内容を含め「冷泉荘」には及ばない、水戸にも出来ればいいなと思った。
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その中の一軒が《福チャリ/SOZOX》でレンタサイクル、サイクリングマップの発行(この地図は大判で、韓国語や英語でも表記された優れもの)『月刊・冷泉荘』と言うミニコミ誌の発行などを行う会社だ。
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ビル前の駐輪場、大形の自転車は入居者のもの。

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管理人室だが管理人が、自分のコレクションを並べて楽しんでいる。
この様な自由な運営を行う会社の見識が偲ばれる。
他の地区でのリノベーション事業に関わっているらしい。
「古い建物を大切にする考え方の実践(ビルストック活用)」の基本理念は素晴らしいことだ。

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レンタサイクルで大宰府政庁跡に

2013年07月06日 18時51分24秒 | 文化遺産
レンタサイクルで大宰府政庁跡に

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昼食が済んだ頃には雨も上がったので、予定通りレンタサイクルで大宰府政庁跡に向かうことに。
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西鉄太宰府駅の窓口で自転車を借りることが出来る。
ひたちなか海浜鉄道(旧湊線)では乗車率向上にいろいろな手立てを考えているようだが、レンタサイクルの運営ば観光客にとっては便利と思った。

政庁跡より先に筑前国分寺跡や水城跡など、古を辿る道は続いているが、ブラブラと散歩感覚のサイクリング。空模様も幾分怪しいので大宰府政庁跡で引き返した。

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観世音寺
筑前朝倉宮で没した斉明天皇を追悼するため、天智天皇が建立した勅願寺。
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境内の白鳳期の梵鐘は、京都妙心寺のものと同型で日本最古級。
国宝に指定されている。

戒壇院

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開山は鑑真で、天下の三戒壇と呼び習わされた。
中央戒壇(東大寺)と東戒壇(下野薬師寺)に対して、西戒壇(さいかいだん)とも呼ばれた。
戒壇は奈良時代において、出家者が正式の僧尼となるために必要な戒律を授けるために設置された施設。
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観世音寺と戒壇院は隣接している。
どちらも落ち着きのある寺だ。、
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大宰府政庁跡

奈良~平安時代に九州一円を統轄していた役所跡。
中国や朝鮮半島との外交窓口であり、防衛拠点でもあった。
広大な敷地に残る礎石から当時の規模の大きさがうかがえる。


大宰府展示館(政庁跡の直ぐ脇の資料展示館)
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大宰府政庁跡から発掘された瓦などの遺物。
礎石から推定した政庁の復元模型。

さほどの距離では無かったが、バスよりは自転車の利用が断然便利で、古の人達も通ったであろう道をたどることが出来た。

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鮎の冷や汁@山菜・日和 太宰府市宰府

2013年07月05日 16時20分24秒 | 食べ歩き
鮎の冷や汁@山菜・日和 太宰府市宰府

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Mさんと待ち合わせ、太宰府天満宮と九州国立博物館に行った。
朝方、ちらついた雨も観終る頃には昼には上がった。
予定では、レンタサイクルを借りて大宰府政庁跡まで足を伸ばそうと考えている。早めに昼食をと思ったら地元のMさんが、駅の近くの山菜料理屋さんは如何ですか?とのこと、お任せしましょう。

住宅街の細い路地を入ったところに、『山菜・日和・お茶々」の看板。
近頃流行の、住宅を改装した飲食処、のようだ。
木立に囲まれた隠れ家的なお店。

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玄関に連なる庭も綺麗。
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店内のしつらえも感じが良い。

季節の山菜や野菜、素材の持つ香りや食感を大切に。
と考えた、家庭料理の店らしい。

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幾つかのメニューから「鮎の冷や汁セット」を注文。
「冷や汁」聞いたことは有るが、食べた事はない。
ほごした鮎の身が入った汁をご飯に掛けながら食べる。

胡麻が入った冷や汁、さっぱりとしてゴマが身体に良さそう。
夏には、最適かもしれない。

開店と同時に入店したので、席もゆったり。

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デザートを食べながら、またしても水戸の話など。
楽しい時間でした。

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九州国立博物館@福岡県太宰府市

2013年07月05日 14時04分00秒 | Weblog
九州国立博物館@福岡県太宰府市

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日本で四番目となる国立博物館「九州国立博物館」が開館したのは2005年10月16日。太宰府天満宮裏の同宮所有の丘陵地に建設された。
遡ること100年以上前に岡倉天心は、古来から外交の要の九州に注目し、歴史討究のための九州博物館の必要性を主張していた。
その願いが、やっと実現したということになる。

100年以上の歴史を誇る東京・京都・奈良の3つの国立博物館が美術系博物館であるのに対し、九州国立博物館は歴史系博物館として設立されたのも天心の考えと同じで、天心の先見性に脱帽だ。

博物館へは天満宮境内の一角から、山腹を刳り貫いたエスカレーターで登る。七色で彩れた近未来調のトンネルを抜ければ、ガラス張りの博物館が目に入る。160m×80mの長方形で蒲鉾型、屋根は流線型のフォルム。
サッカー場が一面すっぽり入るほどの広さで、一番高いところで36m、地下2階で地上5階とのことだ。
さすが100年ぶりに誕生した国立博物館といえよう。

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1階にエントランスホールと288席のホールがある。
2階に学芸エリア、収蔵庫、修復所など館の中枢部門。
3階は床面積約1500平方メートル・天井高7mの展示室。この日は7月9日から開催される「中国 王朝の至宝」展の準備中。
4階は「文化交流展示室」、常設展示室で、床面積約3900平方メートルの広さ、対外文化交流を通史で展示し、定期的に入れ替えが行われる。
「縄文人、海へ」「海・森・火山」「アジアの民族造形」「稲づくりから国づくり」「倭人伝の世界」「にぎやかな古墳のまつり」「遣唐使の時代」などのテーマごとに展示されていた。

僕が一番興味を持ったのは、九州陶磁の華-田中丸コレクション-

柿右衛門や鍋島などの肥前磁器を中心に、名品の数々を紹介されていた。
九州ならではのコレクションであろう。「田中丸」と言う方を存じ上げないのが、立派なコレクションだった。

最近の美術館や博物館は照明や展示方法に工夫が凝らされて、とても見やすい。
主に4階の展示を見ただけだが、充分に満足できた。

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太宰府天満宮

2013年07月04日 21時14分27秒 | Weblog
太宰府天満宮

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福岡の旅から戻って、間もなく1週間。
3泊4日の短い滞在だったが、朝から夜まで歩き回り、門司と大宰府までの日帰り小旅行などもあり、旅の記録は半分にも到達していない。

大宰府には西鉄の天神駅から二日市を経由して太宰府駅に行く。

以前は水戸在住で、福岡に戻られたMさんが大宰府の近所にお住まい、旅に行く前から連絡をとって、再会の約束が出来た。
Mさんとは同じスポーツクラブで、クラブ内の英会話レッスンも一緒だった。
振り返ってみれば5年振り、月日の移ろいは早い。
とはいえ、時折メールを交換しているので、一寸だけ会わなかったと言う感じだった。

天満宮は学問の神様・菅原道真を祀っている。
901年、右大臣から突如大宰府の役人に左遷された道真は、2年後に失意のうちにこの地で亡くなった。その墓の上に建てられたのが天満宮といわれる。

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この地はクスの大木が多い。
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本殿への参道は心字池の太鼓橋を渡って行く。
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楼門
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拝殿・右手前に飛梅。
大宰府へ赴くため都を発つ道真が庭先の梅に対して「東風ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と歌った、ことによる。

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拝殿

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太宰府名物の「梅ヶ枝餅」
表参道から境内の奥まで、いたるところに茶屋がある。
お詣りし、茶屋で餅を食べ茶を飲みながら、水戸のことなどを話す。

宝物殿
国宝の「翰苑 巻第三十」を蔵するが、摸本が展示されていた。


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 野沢二郎 展@ギャラリーしえる

2013年07月04日 14時10分28秒 | 美術展
 野沢二郎 展@ギャラリーしえる

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 ― 色彩を含む灰色の夢 ―と題された展覧会が7月7日まで開かれている。

野沢二郎さんの作品に出会ったのは、南町の「ギャラリー烏屋」
1979年の開催された「ノルム展」、大学院生の友人とグループ展と記憶する。

以来、「ノルム展」や個展を拝見しているが、近年、バンドとのコラボレーションイベントや海外での展示など活躍の範囲が広まっているようだ。(ノルム展は数年前30回展で終了した)

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今回はサブタイトルの様にグレーを基調としておられるが、色彩感覚が素晴らしく、洗練された画面は現代的。
描いたのか、たたき付けたのか、微妙な立体感が心地よい。

色は変化しているが、作風が安定してしまった感もある。
どう変化するのかは分からないが、大きく殻を破ってほしい、とも思えた。


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七字純子パステル画展 @常陽史料館

2013年07月04日 08時22分18秒 | 美術展
七字純子パステル画展 @常陽史料館
7月28日まで


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水戸戸在住のパステル画家・七字純子さんの「やわらかなとき」と題された個展が開催されている。
階段の踊り場・地下展示室・2階図書室まで使った大掛かりな展覧会と成った。
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身近な生活の中に題材を見出し、メルヘンチックな世界を描いて20年の集大成。
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あたかも回顧展のようだ。
雑誌の表紙も多く担当されているが、原画が多数展示されている。
小さなものから全紙版の大きな作品まで。パステル画独特の柔らかで優しい色とタッチで描かれている。

8年前から取り組んでいる洋菓子の素材感をリアルに表現した「洋菓子シリーズ」の作品が大画面で展示されている。

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『没後十年 深作欣二展』@水戸市見和図書館

2013年07月03日 21時53分31秒 | Weblog
『没後十年 深作欣二展』@水戸市見和図書館

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深作 欣二 (1930年(昭和5年)7月3日 - 2003年(平成15年)1月12日) は、水戸出身の映画監督で脚本家。
『仁義なき戦いシリーズ』が有名なため暴力的な描写が多く、偏見を持たれることがあるが、旧制中学時代の戦争体験が大きく影響している、
「暴力を描くことで暴力を否定しよう」という考えが根底にあり、決して暴力を肯定していたわけではない。
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今日7月3日は誕生日であり、存命なら83歳になる。
11歳若年の我々が、辛うじて戦争体験者。
映画の奥に在る、戦争と言う大暴力を考える機会でもある。

遺品は水戸市立図書館に寄贈されたが、中央図書館・見和図書館で常時展示されているのは、僅かな品々のみだ。

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7月2日~15日迄、見和図書館のホールにおいて『没後十年 深作欣二展』が開催されている。

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遺族が寄贈した品に加え、映画ファンの矢田部智章さんのコレクションを加えた展示がなされている。

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長浜ラーメンやまちゃん 天神店@福岡市中央区舞鶴

2013年07月03日 19時33分25秒 | 食べ歩き
長浜屋台 やまちゃん 天神店@福岡市中央区舞鶴

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門司から戻って、Fさんがお勧めの「長浜屋台 やまちゃん」に。
ホテルの前から西鉄バスで天神に。
バス料金、市内中心部の一定でエリア内は100円と格安だ。
水戸市内のバス会社も見習ってほしいサービス。

天神からは小雨がぱらつく中、お店を見ながらぶらぶら歩き。
大阪に似て、飲食関係の店が多い。

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「親富考通り」の両側も飲食店が軒を連ねる。

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通りの一角に「長浜公園」、ビルに囲まれてはいますが、結構広い空間。

公園の向かい側に長浜屋台 やまちゃん、屋台とはなっていますがビルの1階、
長浜と中洲、更には東京銀座にも出店している有名店らしい。

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ご近所にお住いの常連さんのご夫婦と隣り合わせの席に。
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一緒に記念撮影。
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地タコの刺身、ごま塩で。

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ホルモン味噌炒め、シロが新鮮でとろける旨さでした。

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串焼き、大阪と同じように生キャベツが一緒に。
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長浜ラーメン。豚骨スープに“腰のある”極細ストレート麺。
具材はシンプルにねぎとチャーシュウ。


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鉄道マニアには・九州鉄道記念館

2013年07月02日 23時34分23秒 | Weblog
鉄道マニアには・九州鉄道記念館@北九州市門司区

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門司の旅の締めくくりは、門司港駅に隣接した九州鉄道記念館へ。
現在の門司港駅は元の門司駅で、九州の鉄道の起点だった。
旧九州鉄道の本社として建てられた赤レンガが「九州鉄道記念館」として平成15年に開館した。
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中央ゲートを入ると、縦長に8両の展示されている。
門司港運転区と地続きなので保存車両との一体感がある。

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クハ481-603号 交流直流両用特急形電車。
常磐線の特急もこれとほぼ同じ形式が走っていました。

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59634号
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キハ0741号

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2階展示室から1階展示室を望む。
レンガの外観を生かし、構造上はしっかりとした物に補強されています。
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明治時代の客車と駅弁売り。

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ヘッドマーク

鉄道マニアではありませんが、大宮の「鉄道博物館」には孫のお付き合いで3度行きました。
赤レンガの本館と、隣の門司港運転区や保存車両との組み合わせで雰囲気良く楽しめます。
敷地はゆとりがありそうですから、保存車両の充実を計ればさらに見応えがあると感じました。


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レトロな喫茶「放浪記」@門司区栄小路

2013年07月02日 16時35分35秒 | 街創り
レトロな喫茶「放浪記」@門司区栄小路

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旅先でレンタサイクルを借りると自由に歩き回れる。
関門海峡をあとに、港を離れ山側に向かう。

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市民会館の辺りは「老松公園」
さすが南国九州、樹木はソテツだ。

脇に、「小原市場」なる市場が在ったが、殆どが閉店している。
何処の街でも同じ様な状況であるのは寂しい。

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脇道に迷い込んだら、上野・浅草界隈の裏路地に通じる風情。
両側にレトロな店が5~6軒並んでいた。
「放浪記」と言う名の喫茶店に入る。
林芙美子(1903―1951)の『放浪記』に由来するのだろうが、小説よりは森光子の舞台を思い浮かべてしまう。
林芙美子の出生地は下関とも門司ともいわれ定かでないが、隣同士でどちらでもいいのだろう。
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店内は昭和レトロの品々が並んでいる。
販売もしているようだが、基本的には雰囲気を出すためだろう。
門司は『レトロ』を基本的なコンセプトとして街づくりをしている。



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関門海峡

2013年07月02日 09時37分41秒 | 文化遺産
関門海峡

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門司港のヨットハーバーから望む関門橋。

k北九州


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本州と九州は関門海峡で隔てられている。
しかし、最短距離の所で650mだが。流れが速い上に潮目も変わる。
海峡は1日700隻もの船が行き交うそうだが、専門の水先案内人の同乗や、無線による指示が行われている。
大型船が、ひっきりなしに進む姿には驚いた。

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港から岬の突端の「和布刈神社」を経由する遊歩道を散策できる。
神社の先には、地下トンネルを通じて下関側に渡ることも可能、
歩いて15分程度なのだが、行き返りと下関散策の時間を考え、通行しないでしまったのは残念だった。

再び訪れる機会が有るかないかは分からぬが、チャンスに恵まれれば、下関にわったってみたい。

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旧門司三井倶楽部@北九州市門司区港町

2013年07月01日 23時56分31秒 | 文化遺産
旧門司三井倶楽部@北九州市門司区港町

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1921年(大正10年)に三井物産門司支店の社交クラブとして建築されたもので、翌年、アインシュタインが宿泊した2階の部屋が当時の状態で「アインシュタインメモリアルルーム」として展示されている。

当初は山あいの谷町に建設されたが、1990年(平成2年)3月19日重要文化財指定され、1994年(平成6年)12月に現在地に移築された。
2007年(平成19年)11月30日には、近代化産業遺産(北九州炭鉱 - 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産)に認定された、由緒ある建物。
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1階にはレストラン「三井倶楽部」2階には「アインシュタインメモリアルルーム」の他に、門司区小森江が出生地とされる林芙美子にちなみ、林芙美子資料室がある。

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門司港名物として「焼きカレー」を売り出している。
昭和30年代、ある喫茶店が余ったカレーをグラタン風にオーブンで焼いたところ、香ばしく仕上がったのが発端とか。
現在は約20軒の店がご当地メニューとして提供している。
「三井倶楽部」で「焼きカレー」を食べてみました。

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出光佐三と出光美術館

2013年07月01日 20時30分10秒 | Weblog
出光美術館(門司)@北九州市門司港レトロ地区

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博多からJR鹿児島本線で約1時間、門司港駅に着く。
今では北九州市門司区であるが、関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口であり、対岸の下関駅との間に就航した関門連絡船との連絡中継駅として賑わった。

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駅舎は国の重要文化財に指定されている。(現在駅舎は改修工事中)

近代は石炭の積み出しや貿易の中継基地としての港湾都市として栄えた土地だが新幹線や高速道の整備などにより本流の地位を失い衰退した。

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しかし1988年(昭和63年)から整備を開始、明治・大正の建築群を生かした、門司港レトロ地区として観光客を集めるようになった。
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レンタサイクルを借りて。

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先ずは「出光美術館(門司)」へ

出光美術館は、出光興産創業者である出光佐三(1885-1981)が長年に亘り収集した美術品を展示するため、1966年(昭和41年)東京に開館した。
帝国劇場、ならびに出光興産本社が入居する帝劇ビルの9階にあり、館内ロビーからは皇居外苑が一望できる素晴らしいところ。
収集品は日本・東洋の古美術が中心で、日本や中国の絵画、書跡、陶磁などが系統的に収集されている。
板谷波山の蒐集でも日本一で、波山の後援者でもあった。
中国陶磁の発掘調査などにも協力し、全世界に渡る陶磁器の破片の蒐集を誰でも見ることが出来る。
また、ジョルジュ・ルオー、サム・フランシスなどの西洋近現代美術の収集も有名である。
開館後も収集を継続しており、1983年には国宝の『伴大納言絵巻』を購入し、話題になった。とにかく、個人美術館として群を抜いている。

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「出光美術館(門司)」出光興産発祥の地、門司に平成12年(2000)、出光コレクションを展示する美術館と開館した。
建物は大正期に建てられた出光興産の資材備蓄庫を改装・増築したもの。
エントランスロビー・展示室・創業者、出光美術館の創設者である出光佐三の生涯の軌跡を紹介する「出光史料館(門司)」の三部となっている。

エントラスロビーにはサム・フランシスの大作がずらり。
フレッドのために 1949年、グランド・ローズ 1951年、コンポジション 1951-52年、ブライト・リング♯2 1968年コーラル・ブランチ 1971年。

出光は出張先で偶然見かけたサム・フランシスの作品を気に入り、つてを頼って作家との交流が始まり、後援したことにより多くの作品を所蔵しているが。毎シーズン5~6枚展示返している。

企画展示室は「青木木米と三代 山田常山 ―煎茶陶芸の系譜」
江戸時代後期に花開いた、急須を中心とする煎茶陶芸はいまでも生活に使われている。最近、ペットボトルで飲む方が増えているのは残念だが。

江戸の文人・青木木米(1767~1833)の煎茶具と木米の後継者ともいえる、急須の人間国宝・三代山田常山(1924~2005)の代表作が展示されている。
細工のち密さと遊び心がいっぱいの愛らしい煎茶道具は真に楽しい。
質量ともに素晴らしい展示であった。

資料館はパネルなどで生涯を辿っているが、不屈の精神で事業を貫き、社員こそ宝として解雇しない大家族主義。
世界の石油を支配する大手国際石油資本に対抗し、自前の生産や輸入、精製を手掛けるなどの民族主義。
故里の門司に美術館分館の開設。

出光興産一社提供で現在も続く『題名のない音楽会』は、佐三の「芸術に中断は無い」との考えに基づき、番組途中でCMを入れない構成となり、現在もその精神は守られている。

偉大な人間像を簡単には語りつくせないだろうが、出光佐三と日章丸事件をモデルとした経済小説「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)は2013年本屋大賞の受賞作となりベストセラーとなっている。

今回の旅で「出光美術館(門司)」を訪ねることが出来たことを嬉しく思う。


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福岡アジア美術館@福岡市博多区下川端町

2013年07月01日 15時32分17秒 | 美術展
福岡アジア美術館@福岡市博多区下川端町

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福岡は古代からアジア文化の窓口であった。
地理的、歴史的な特質をふまえ、福岡市が運営する美術館として1999年(平成11年)3月6日に開館した。

地下鉄・川端中洲の駅の傍に「博多リバレイン」と言う巨大で、デザイン的にも目を引く複合ビルの7階・8階にある。

アジア各国の近現代を中心とした絵画等の収集、保管、展示を行っている世界でも珍しい美術館。
さらに、3年に一回の割合でこの美術館全体を使ってアジアの芸術家などの現代美術の作品を紹介する「福岡トリエンナーレ」が行われる会場でもある。

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ロビーも広い。

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東南アジアの飾った3輪車。

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休憩に使用できる椅子です。

彫刻ラウンジ・アジアギャラリーA/Bの展示室のほかに、企画展示室を備えている。
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アジアギャラリーAでは「変身!」展、
「変身」への願望を表現した立体作品などが約10点。

アジアギャラリーBでは「ポートレイト・ミュージアム」
絵画と写真で「ポートレイト=肖像》作品の展示。
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企画ギャラリーで解されていた「シボリコミュニティ2013」展は九州を中心に全国の絞り作家の作品が展示されていたが、興味深い展示だった。
絞ったままで、これから染める品や、多様な絞の技法を駆使した作品など。

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ビルの南側は吹き抜けの空間、贅沢ですね。

開館時間が:10:00~20:00(ギャラリーへの入場は19:30まで)と言うのも素晴らしい。

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