『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

映画雑感17 (2018年1月~3月)

2018-04-05 12:33:19 | 映画

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白い家の少女

映画雑感17 (2018年1月~3月)

①   あの頃ペニー・レインと ☆☆☆☆

2000年 米国 監督:キャメロン・クロウ 

主演:パトリック・フュジット

15歳の早熟な少年がローリング・ストーン誌に寄稿するためにロック・バンドのツァーについて行く。追っかけをしているペニー・レインと名乗る若い女性と親しくなる。人気ロック・バンドはファンのなかでは王様だ。

②   ジャッジ 裁かれる判事 ☆☆☆☆

2014年 米国 監督:デヴィド・ドブキン

主演:ロバート・ダウニーJR

父の判事がひき逃げの容疑で逮捕され、息子の敏腕弁護士が弁護に立つ。長年にわたって確執のある父子だが、裁判の中で父の息子に対する愛情が初めて吐露される。米国の田舎の雰囲気がいい。人との絆も風景も。

③   セブン ☆☆

1995年 米国 監督:デヴィッド・フィンチャー

主演:ブラッド・ピット

神曲の中の7つの大罪を理由にして連続殺人が起こる。殺人犯に迫った刑事に殺人犯の魔の手が近づく。全く救いようのない結末で、気持ちが悪くなった。

④   推理作家ポー 最後の5日間 ☆☆☆

2012年 米国 監督:ジェームス・マクティーグ

主演:ジョン・キューザック

ポーの作品の中の殺人を模倣する猟奇的な殺人事件が続く。犯人とポーとの知恵比べ。犯人は意外な人物だった。

⑤   湿地 ☆☆☆

2006年 アイスランド・デンマーク・ドイツ合作

監督:バルタザール・コルマウクル  

主演:イングバール・E・シーグル

アイスランドの遺伝病と30年前のレイプ事件と現在の殺人事件が絡みあう。アイルランドの様子がわかったが、犯人の絶望的な気持ちがいまいち伝わってこなかった。

⑥   白い家の少女 ☆☆☆☆

1976年 米国・カナダ・フランス合作 

監督:ニコラス・ジェスネール 主演:ジュディー・フォスター

ニューイングランドの森の中に13歳の美少女が学校にも行かず暮らしている。詩人の父親はいつも仕事中で出てこない。美少女ゆえに恐ろしさが増す。

⑦   静寂の森の凍えた姉妹 ☆☆

2016年 アイスランド 監督:アントン・シグルズソン

主演:マルグレート・ビルヒャム ズドッティル

 森の中で見つかった10代の姉妹の死体。わかりにくく印象が薄い。

⑧   わが青春のフロレンス ☆☆☆☆

1990年 イタリア 監督:マウロ・ボロニーニ

主演:マッシモ・ラニュエリ

1880年アナーキストの父親が出所。父親が家に帰ると、母親は亡くなっていた。父親も事故でなくなり、生まれたばかりの赤ん坊は里子に出される。赤ん坊はフロレンスの町でレンガ職人として働き、社会主義者の仲間に入っていく。時代の雰囲気と人々の息づかいが伝わってくる。しかしずっしりと重い映画だ。

⑨   500日のサマー  ☆☆☆

2009年 米国 監督:マーク・ウェブ 

主演:ジョゼフ・ゴードン=レヴィト

付き合っていた女の子がいつまでたってもカップルと言わずに友達と言い続ける。あげくの果てに別な男と結婚。その打撃がひどい。女の子に同情できない。男の子がかわいそう。

⑩   百万長者の初恋 ☆☆☆

2006年 韓国 監督:キム・テギュン 主演:ヒョンビン

遺産相続の条件として田舎の高校に通い一人で生活することになった無軌道な高校生が、純朴な高校生たちと付き合う中で変わっていく。初恋の相手は不治の病にかかっている。よくあるパターン。高校生たちがヒョンビンも含めてかわいい。

⑪   レイト・オータム ☆☆☆☆

2010年 韓国・香港・米国合作 監督:キム・テヨン

主演:ヒョンビン  タン・ウェイ

暴力を振るう夫を殺して服役中の女が母親の葬儀のために3日間保釈される。一時帰宅のバスの中でホスト稼業の男と知り合う。とても暗い映画だが、哀感が溢れている。


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