by 也子さん
<かなりネタバレ観劇記です。私の希望で by ya>
※ちょっぴり加筆訂正@11/3※
ってことで、もう一人の大阪の友人でございます~(笑)
いつもは初見だけで感想は書かないんですが
(ってか、まだ書けない、という方がより近いかな…)
多分とっても気になっておられるかと思いますので
(yaya注:↑ハイ…)
思ったことをつらつらと書いてみます。
右近さんが将軍様(?)からお家の後継いでもいいよって
お墨付きをもらいに行った江戸(?)から帰る途中、
森で賊に襲われるところから始まります。
黒衣みたいな格好の賊ですが、背中に燃えるう○こマークが
入っているので、歌舞伎好きが見れば
「きつねさんチーム」ってことがまるわかり。
ツケ入りの歌舞伎の立ち回りなんですが、
若君ちょっと弱っちくて、あっちこっち切られまくり。
でも、なぜか切られてから俄然強くなり、
4・5人の賊を蹴散らして暗転。
森の中では狸御殿の満月祭り。
人間に化けた狸が、キンキラの着物にアクセサリーじゃらじゃらで
ディスコティックに踊ってます。
(この衣装はちょっといただけないなぁ、私的には。)
奴の猿弥さんはどんな踊りでもお上手ですねぇ。
あと、弾けまくってたのが喜昇さん。
いろんな意味でけっこうスゴイです。
他にもおもだかの三階さんが、きぬた姫のお婿候補で踊っています。
きぬた姫は「殿様になりたいがために私と結婚したがってる」
狸のオスとは結婚できないと自己主張。
意外にまともな理由で少々肩すかし。
どうせなら「人間の男前じゃないとイヤ!」くらい言って欲しいな~。
笑えないやん
ところでこの御殿に住む狸の皆さん、人間の姿をしているのは
物語上、単に擬人化してるだけなのかと思いきや、
わざわざ人間に化けて人間のように暮らしていて
(人間のように着物を着、箸と茶碗でご飯を食べるのがステータスらしい)
しかも人間に化けているのは、なかなか力がいるそうな。
で、なんでそんな大層な思いをして人間風に暮らしているかといえば、
5年前(←なんでそんなにリアルな設定?)に亡くなった
きぬた姫の母がそういう暮らしを望んだから。
…そ、そんな理由で狸一族が皆人間に化けて暮らしてるの?
わざわざ理由付けをするならば、もっと凝っていてばかばかしい
理由にしてよ~って思うのは贅沢でしょーか。
さて、婿を選びかねて殿様である父とケンカしたきぬた姫は、
森で傷付いて倒れてる右近さんを見つけます。
(このシーン、ちょっとごちゃごちゃしてたので、幕が開いたら
右近さんがばったり倒れてた、にした方が私は好き。)
きぬた姫の介抱でかなり復活した右近さん。
姫ともちょとラブラブモードでいい感じになるけれど、
ここで殿様の愛人&隠し子という伏線が絡まって、
右近さんに狸だということがバレそうに。
この愛人&息子の設定、いるのかなぁ…
最後に「想い合ってる者同士は一緒にいるのが一番」
って結論が用意されているので、その一環なんだろうけど…
いらないんじゃないかなぁ…なくても話は通ります。
しかもこの息子、どう見ても7~10歳くらいで、
「おいおい、妻が生きてるうちから愛人作ってたんかい。養子のくせに~」
ってつっこみたくなった。(殿様は婿養子だった)
秘密を知った人間を生かしていると、きっとこの国に攻めてくるから
殺せ、という大臣達を殿様が説き伏せ、ここでの記憶を消して
右近さんを自分の国へ帰します。
(だから、こんな苦労して人間のフリする生活に意味はあるのか?)
右近さんの国では、将軍様に跡継ぎのお墨付きを貰いに行ったまま
ひと月以上も帰らない息子の身を案じる母・紫さんと、
跡継ぎ行方不明で、国の今後をどうするか
二派に分かれて大騒動の大臣達が協議の最中。
悪代官と局の門之助さんが、お祓いと称して導師を呼び、
紫さんに九尾の狐を取り付かせます。
ここのお城の広間、かなりシンプルな作りで、ちょっと寂しい感じ。
ま、小国じゃこんなもんなのかな。
延夫さんと門之助さんは悪狐さんチームなんだけど、狐が化けて
いるのか狐が取り憑いているのかは最後まで分からなかった。
(私の見方が悪いせいか?)
紫さんは母の時は、良かったですが
九尾の狐が取り憑いた後はちょっと
私としては色っぽい悪女ってのが九尾の狐のイメージだったんだけど
酒宴に興じている様子はクラブのママが酔いつぶれたカンジ。
(ああぁ、ゴメンナサイ。悪気はないんですっっ。)
彼女の周りにいたイケメン狐四人衆はかっこよかった
右近さんを慕ってやって来たきぬた姫と奴の猿弥さん。
右近さんの側付きをやっている春猿さんの親切から、
お城の端女として雇ってもらうことになります。
が、お城はすでに悪狐チームの支配下。
ピンチの右近さんを救ったきぬた姫と猿弥さん、
九尾の狐を祓う深草の御劔を手に入れるため、伏見稲荷へと歩を進めます。
そして、ここで笑也さん演じる白狐がご登場~
いやぁ、こんなタイプでくるとは思わなかったんで、
私にはすごいインパクトでした。
時間的にはそんなに長い出番ではなかったようなんですけど、
えらく印象に残ってて。(苦笑)
どんな風かって説明するの、難しいんですけど…強いて、
強いて言うならば、「弁天小僧風?」(←「?」必須)
この世で一番狸が嫌いで、週一回のエステとネイルサロン
通いを欠かさないらしいです。
「塗り壁」vs「ぶたまん」の”女”の戦いはキョーレツ~
(どっちがどっちかは言わずもがな)
で、この白狐さん、どうも人間もあまりお好きではないようで、
剣を貸すのにいろいろ条件を出したあげく、きぬた姫との
”女”の戦いに惜敗し、怒って帰ってしまいます。
最後に、白狐が乗ってきた神社、火を噴くんですが…
これってスーパーのパロディ…?
そういえば、これを書いていて気付いたんですが、
きぬた姫のセリフで、
笑也さんとの口喧嘩については「女同士の戦い」、
助けてくれた春猿さんのことは「人間の娘さんは綺麗」。
でもお女中の笑野さんと紫猿さんや三階さんには
「にせもの女」(←ちょっと表現ちがうかも。)
女形さんへの「男」ネタはきっと入るだろうとは思いましたが、
笑也さんと春猿さんは女性として扱ってるんですよね。
これって気配り?
それとも、そのうち笑也さん達にも「男」ネタ、出てくるのかなぁ。
頼みの綱の剣が手に入らず、お城の追っ手から身を隠して
貧乏長屋で狸に養って貰う生活が続く右近さん。
(狸のヒモって一体…)
荒んで、姫や奴に八つ当たり。
それでもかいがいしく世話をするきぬた姫に、
ちょっと心が揺らいでます。(いいのか?!狸だぞ!?)
姫も、迎えにきた殿様へ親子の縁を切ってもいいとまで言ってのけ、
右近さんときぬた姫の心は一つになります。
長屋の脇にあるお稲荷さんに二人で願う姿を、
長屋の屋根からせりあがってきた白狐が、考え深げに見詰めていました。
(なんで長屋の屋根からせり上がるの?白狐さん。なんかヘン。
ちょっと新三国志2の二幕切れの翠蘭思い出した。)
ここ、なんとかなりませんかねー
妙に中途半端なカンジでねぇ。
いっそ思い切ってお稲荷さんのお社の中から顔出すとか、
お笑いに徹した演出にしてみてはどうかと。
(そんなん笑也さんイヤかな…)
気持ちが通じ合って百人力な右近さん・きぬた姫・奴の猿弥さんは
お城の牢に捕らわれていた春猿さんと父の寿猿さんと合流し
九尾の狐に対峙します。
倒しても倒しても妖力で立ち上がる狐軍団に四苦八苦しているところへ
白狐が現れ、きぬた姫の右近さんを思う気持ちに免じて
深草の剣を授けてくれます。
(すっぽんから現れて剣を渡すとあっという間にすっぽんに
引っ込んでしまった~。もっとゆっくりしてくれてもいいのになー)
で、この剣が強烈で、鞘から抜くだけで
あっという間に悪狐は退治。(っていうか勝手に倒れた)
母・紫さんも元通り~(ちょぉっと簡単過ぎやしませんかー)
で、尽くしまくってくれたきぬた姫を
側に置きたいと言いだした右近さんに、
きぬた姫は「側にいると気付かないけど(うんぬん)」
と言いつつ右近さんと春猿さんの手を重ねて「幸せに~」
ええ
いつの間にこの二人は好き合っていることになってたの??
確かに春猿さんは右近さんのこと好きなのかなーって思える
言動などありましたが、右近さんが春猿さんのこと好きって分かる
ようなきっかけって何もなかったような…
私が見落としただけ?
それに右近さんがきぬた姫のこと好きだって言ってるんだから
この二人こそ相愛じゃん。なら別れることないじゃない。
右近さんが春猿さんをこそ好きなのに、きぬた姫に恩義を
感じてむりから側に置きたいと言った、ということなら、
きぬた姫が身を引くってのは分かるけど、そんなそぶりもなかったしなー。
これはちょっと無理無理な展開だと思いました。
そんなこんなで、きぬた姫と猿弥さんは二人宙乗りで
狸御殿へご帰還。
御殿では、姫の代わりに愛人の息子が跡取りとして
お城に引き取られることになり、
母は引き離されて森へ追い返されそうになっているところ。
(母だけ森へ返されるのは、殿様が「再婚はしない」とみんなに
公言していたから。←それくらい撤回したってバチは当たらんと
思うんだけど…)
オトナになって帰ってきた姫は、
想い合う者同士を引き離すのはいけないと、
愛人&息子を後妻&弟としてお城へ迎えます。
ってことで、お話は大団円で終わるのでした~
ストーリーの出来はさておき、話のあっちこっちに有名な
歌舞伎のワンシーンが入っていて
「あっ!」って気付くのが楽しかったです。
途中でミュージカルっぽい歌が入るんですが、
あれもなくっていいかな。
藤山さんと右近さんは歌がお上手なんですけど
話の展開上、必須ってカンジではない。
何より、前半しか歌が入らないので、全体にみて統一感が
なくなってしまってるかな、と。
笑いのネタはシモ系から高度なものまで多種多様で、
初めは周りに気を遣いながら笑ってたんですが、
周りのお客さんもげらげら笑ってるので、
最後にはフツーにがはがは笑ってしまいました。
こんなに笑った芝居は久しぶり。
この辺り、後半に行くにしたがって、
どんどん面白くなるんではないかと期待してます。
今日見たカンジではこんなもんでしょうか。
また2回・3回と見ると、印象も変わるかもしれませんが。
まだパンフを買っていないので、役名と本名が入り乱れで
読み辛かったかもしれませんが、なにとぞご容赦を。
by ya
臨場感溢れる詳細感想ありがとうございましたっ
<かなりネタバレ観劇記です。私の希望で by ya>
※ちょっぴり加筆訂正@11/3※
ってことで、もう一人の大阪の友人でございます~(笑)
いつもは初見だけで感想は書かないんですが
(ってか、まだ書けない、という方がより近いかな…)
多分とっても気になっておられるかと思いますので
(yaya注:↑ハイ…)
思ったことをつらつらと書いてみます。
右近さんが将軍様(?)からお家の後継いでもいいよって
お墨付きをもらいに行った江戸(?)から帰る途中、
森で賊に襲われるところから始まります。
黒衣みたいな格好の賊ですが、背中に燃えるう○こマークが
入っているので、歌舞伎好きが見れば
「きつねさんチーム」ってことがまるわかり。
ツケ入りの歌舞伎の立ち回りなんですが、
若君ちょっと弱っちくて、あっちこっち切られまくり。
でも、なぜか切られてから俄然強くなり、
4・5人の賊を蹴散らして暗転。
森の中では狸御殿の満月祭り。
人間に化けた狸が、キンキラの着物にアクセサリーじゃらじゃらで
ディスコティックに踊ってます。
(この衣装はちょっといただけないなぁ、私的には。)
奴の猿弥さんはどんな踊りでもお上手ですねぇ。
あと、弾けまくってたのが喜昇さん。
いろんな意味でけっこうスゴイです。
他にもおもだかの三階さんが、きぬた姫のお婿候補で踊っています。
きぬた姫は「殿様になりたいがために私と結婚したがってる」
狸のオスとは結婚できないと自己主張。
意外にまともな理由で少々肩すかし。
どうせなら「人間の男前じゃないとイヤ!」くらい言って欲しいな~。
笑えないやん
ところでこの御殿に住む狸の皆さん、人間の姿をしているのは
物語上、単に擬人化してるだけなのかと思いきや、
わざわざ人間に化けて人間のように暮らしていて
(人間のように着物を着、箸と茶碗でご飯を食べるのがステータスらしい)
しかも人間に化けているのは、なかなか力がいるそうな。
で、なんでそんな大層な思いをして人間風に暮らしているかといえば、
5年前(←なんでそんなにリアルな設定?)に亡くなった
きぬた姫の母がそういう暮らしを望んだから。
…そ、そんな理由で狸一族が皆人間に化けて暮らしてるの?
わざわざ理由付けをするならば、もっと凝っていてばかばかしい
理由にしてよ~って思うのは贅沢でしょーか。
さて、婿を選びかねて殿様である父とケンカしたきぬた姫は、
森で傷付いて倒れてる右近さんを見つけます。
(このシーン、ちょっとごちゃごちゃしてたので、幕が開いたら
右近さんがばったり倒れてた、にした方が私は好き。)
きぬた姫の介抱でかなり復活した右近さん。
姫ともちょとラブラブモードでいい感じになるけれど、
ここで殿様の愛人&隠し子という伏線が絡まって、
右近さんに狸だということがバレそうに。
この愛人&息子の設定、いるのかなぁ…
最後に「想い合ってる者同士は一緒にいるのが一番」
って結論が用意されているので、その一環なんだろうけど…
いらないんじゃないかなぁ…なくても話は通ります。
しかもこの息子、どう見ても7~10歳くらいで、
「おいおい、妻が生きてるうちから愛人作ってたんかい。養子のくせに~」
ってつっこみたくなった。(殿様は婿養子だった)
秘密を知った人間を生かしていると、きっとこの国に攻めてくるから
殺せ、という大臣達を殿様が説き伏せ、ここでの記憶を消して
右近さんを自分の国へ帰します。
(だから、こんな苦労して人間のフリする生活に意味はあるのか?)
右近さんの国では、将軍様に跡継ぎのお墨付きを貰いに行ったまま
ひと月以上も帰らない息子の身を案じる母・紫さんと、
跡継ぎ行方不明で、国の今後をどうするか
二派に分かれて大騒動の大臣達が協議の最中。
悪代官と局の門之助さんが、お祓いと称して導師を呼び、
紫さんに九尾の狐を取り付かせます。
ここのお城の広間、かなりシンプルな作りで、ちょっと寂しい感じ。
ま、小国じゃこんなもんなのかな。
延夫さんと門之助さんは悪狐さんチームなんだけど、狐が化けて
いるのか狐が取り憑いているのかは最後まで分からなかった。
(私の見方が悪いせいか?)
紫さんは母の時は、良かったですが
九尾の狐が取り憑いた後はちょっと
私としては色っぽい悪女ってのが九尾の狐のイメージだったんだけど
酒宴に興じている様子はクラブのママが酔いつぶれたカンジ。
(ああぁ、ゴメンナサイ。悪気はないんですっっ。)
彼女の周りにいたイケメン狐四人衆はかっこよかった
右近さんを慕ってやって来たきぬた姫と奴の猿弥さん。
右近さんの側付きをやっている春猿さんの親切から、
お城の端女として雇ってもらうことになります。
が、お城はすでに悪狐チームの支配下。
ピンチの右近さんを救ったきぬた姫と猿弥さん、
九尾の狐を祓う深草の御劔を手に入れるため、伏見稲荷へと歩を進めます。
そして、ここで笑也さん演じる白狐がご登場~
いやぁ、こんなタイプでくるとは思わなかったんで、
私にはすごいインパクトでした。
時間的にはそんなに長い出番ではなかったようなんですけど、
えらく印象に残ってて。(苦笑)
どんな風かって説明するの、難しいんですけど…強いて、
強いて言うならば、「弁天小僧風?」(←「?」必須)
この世で一番狸が嫌いで、週一回のエステとネイルサロン
通いを欠かさないらしいです。
「塗り壁」vs「ぶたまん」の”女”の戦いはキョーレツ~
(どっちがどっちかは言わずもがな)
で、この白狐さん、どうも人間もあまりお好きではないようで、
剣を貸すのにいろいろ条件を出したあげく、きぬた姫との
”女”の戦いに惜敗し、怒って帰ってしまいます。
最後に、白狐が乗ってきた神社、火を噴くんですが…
これってスーパーのパロディ…?
そういえば、これを書いていて気付いたんですが、
きぬた姫のセリフで、
笑也さんとの口喧嘩については「女同士の戦い」、
助けてくれた春猿さんのことは「人間の娘さんは綺麗」。
でもお女中の笑野さんと紫猿さんや三階さんには
「にせもの女」(←ちょっと表現ちがうかも。)
女形さんへの「男」ネタはきっと入るだろうとは思いましたが、
笑也さんと春猿さんは女性として扱ってるんですよね。
これって気配り?
それとも、そのうち笑也さん達にも「男」ネタ、出てくるのかなぁ。
頼みの綱の剣が手に入らず、お城の追っ手から身を隠して
貧乏長屋で狸に養って貰う生活が続く右近さん。
(狸のヒモって一体…)
荒んで、姫や奴に八つ当たり。
それでもかいがいしく世話をするきぬた姫に、
ちょっと心が揺らいでます。(いいのか?!狸だぞ!?)
姫も、迎えにきた殿様へ親子の縁を切ってもいいとまで言ってのけ、
右近さんときぬた姫の心は一つになります。
長屋の脇にあるお稲荷さんに二人で願う姿を、
長屋の屋根からせりあがってきた白狐が、考え深げに見詰めていました。
(なんで長屋の屋根からせり上がるの?白狐さん。なんかヘン。
ちょっと新三国志2の二幕切れの翠蘭思い出した。)
ここ、なんとかなりませんかねー
妙に中途半端なカンジでねぇ。
いっそ思い切ってお稲荷さんのお社の中から顔出すとか、
お笑いに徹した演出にしてみてはどうかと。
(そんなん笑也さんイヤかな…)
気持ちが通じ合って百人力な右近さん・きぬた姫・奴の猿弥さんは
お城の牢に捕らわれていた春猿さんと父の寿猿さんと合流し
九尾の狐に対峙します。
倒しても倒しても妖力で立ち上がる狐軍団に四苦八苦しているところへ
白狐が現れ、きぬた姫の右近さんを思う気持ちに免じて
深草の剣を授けてくれます。
(すっぽんから現れて剣を渡すとあっという間にすっぽんに
引っ込んでしまった~。もっとゆっくりしてくれてもいいのになー)
で、この剣が強烈で、鞘から抜くだけで
あっという間に悪狐は退治。(っていうか勝手に倒れた)
母・紫さんも元通り~(ちょぉっと簡単過ぎやしませんかー)
で、尽くしまくってくれたきぬた姫を
側に置きたいと言いだした右近さんに、
きぬた姫は「側にいると気付かないけど(うんぬん)」
と言いつつ右近さんと春猿さんの手を重ねて「幸せに~」
ええ
いつの間にこの二人は好き合っていることになってたの??
確かに春猿さんは右近さんのこと好きなのかなーって思える
言動などありましたが、右近さんが春猿さんのこと好きって分かる
ようなきっかけって何もなかったような…
私が見落としただけ?
それに右近さんがきぬた姫のこと好きだって言ってるんだから
この二人こそ相愛じゃん。なら別れることないじゃない。
右近さんが春猿さんをこそ好きなのに、きぬた姫に恩義を
感じてむりから側に置きたいと言った、ということなら、
きぬた姫が身を引くってのは分かるけど、そんなそぶりもなかったしなー。
これはちょっと無理無理な展開だと思いました。
そんなこんなで、きぬた姫と猿弥さんは二人宙乗りで
狸御殿へご帰還。
御殿では、姫の代わりに愛人の息子が跡取りとして
お城に引き取られることになり、
母は引き離されて森へ追い返されそうになっているところ。
(母だけ森へ返されるのは、殿様が「再婚はしない」とみんなに
公言していたから。←それくらい撤回したってバチは当たらんと
思うんだけど…)
オトナになって帰ってきた姫は、
想い合う者同士を引き離すのはいけないと、
愛人&息子を後妻&弟としてお城へ迎えます。
ってことで、お話は大団円で終わるのでした~
ストーリーの出来はさておき、話のあっちこっちに有名な
歌舞伎のワンシーンが入っていて
「あっ!」って気付くのが楽しかったです。
途中でミュージカルっぽい歌が入るんですが、
あれもなくっていいかな。
藤山さんと右近さんは歌がお上手なんですけど
話の展開上、必須ってカンジではない。
何より、前半しか歌が入らないので、全体にみて統一感が
なくなってしまってるかな、と。
笑いのネタはシモ系から高度なものまで多種多様で、
初めは周りに気を遣いながら笑ってたんですが、
周りのお客さんもげらげら笑ってるので、
最後にはフツーにがはがは笑ってしまいました。
こんなに笑った芝居は久しぶり。
この辺り、後半に行くにしたがって、
どんどん面白くなるんではないかと期待してます。
今日見たカンジではこんなもんでしょうか。
また2回・3回と見ると、印象も変わるかもしれませんが。
まだパンフを買っていないので、役名と本名が入り乱れで
読み辛かったかもしれませんが、なにとぞご容赦を。
by ya
臨場感溢れる詳細感想ありがとうございましたっ
ベッドでぐずぐずしながら「題名のない音楽会」見て、
また、ちょっと泣いて、寝直して(苦笑)
そして、午後、東京駅構内のJR東海ツアーズの
オフィスで関西に行く手配を整えました。
9月博多座以来の猿★征に向け、
少しづつモチベーション?あげてます。
レミにハマってから、M!やエリザは是非見たいと
思っているのですが、なかなか時間的にも財政的にも
叶わず・・・
(現在博多遠征中の友人もあり)
エリザネタわかりませ~ん(~_~;)・・・
直美さんと対峙する澤瀉の役者さんはもとより
>終演後、誰が男で誰が女か悩んでましたよ。
そんな、客席の反応を眺めるのも密かな?楽しみと
なりそうです。
そろそろ折り返しとなる舞台
どうかな~なんて思っていましたが、
タイミングの良い報告ありがとうございました
本日、行ってまいりました「狸御殿」
最初にドラ?のジャーン!が鳴ったとき、
真先に思い出したのが「エリザベート」だった私。(^^;
(まさかルキーニが首吊ってないだろうな)
猿弥さんの上手さには爆笑でした。
結構シチュエーション的な笑いが多かったんですが、
あれ、タイミングが難しいんですよ、猿弥さん、上手い。
それと、織部の右近さん、真顔で直美さんに切り返してました、さすが関西人です。
きぬた姫が狸と知って、どたーっと倒れるところも上手かったし。(笑)
右近さんに関しては2幕目のすねてる織部の着流し姿がなかなか色っぽくてよいです。
笑也さんのお稲荷さん、まず、あのセット好きです!(笑)
ちゃんと書割でなくても雰囲気でてる舞台装置が好きなんで、あのお稲荷さんは私的にツボでした。
結構お行儀の悪い伝法な口を利くお稲荷さんですけど・・・。
今日は、この場面で珍しく直美さんがかみかみで、すかさず突っ込む意地悪狐。(爆)
なぜかぼよよーん(かつみ・さゆり)ネタが。
春猿さんは、落ちました。(笑)
きぬた姫と会うシーンで、後ろ向いて笑ってました。
客席は直美ファンが多かったようで、終演後、誰が男で誰が女か悩んでましたよ。(^^ゞ
笑也さんの白狐がホントに白っ!!と。
キャラクターは一言では説明できない~。
台詞が早口で結構男らしい、らしい(~_~;)?
初見ではなんだかよく分からん~との事でした
7時50分終演予定が、45分で終わったとか。
春猿さんもメディア出演びっちりで
舞台で会えなくても楽しみが多いですね~
也子さんの観劇記は、私もホント、ファンで
いつも楽しみにしています。
視点が細やかだし、関西人特有(?)のツッコミも的確だし。
こちらも、超力作で、お芝居観る以前に
まず、観劇記に感激~
也子さんの詳細な感想読ませていただきました。狸御殿のイメージが非常に膨らんできました♪12月の観劇日がとっても楽しみになりました。
春猿さんと右近さんがとは。
TOP STAGEに狸御殿ご出演の歌舞伎組のみなさんの対談や記事の写真を浮かべながら、感想を楽しく読みました。
舞台を見られないのは寂しいけれど、想像を膨らませて待つのも楽しみなのかもしれませんね。