ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

楽イブナイト つか版忠臣蔵

2013-03-03 17:25:33 | 扉座
本来なら、2日から御園座初日にあわせて遠征予定でしたが
諸事情により、中旬の遠征のみ。残念ですが、
その代わり、この楽イブナイトに参戦出来て
これはこれで、とても良い時間を過ごすことが出来ました。

2回公演で役者さんもスタッフの方もお疲れだったかとは思いますが
夜の部終演後、幻冬舎社長見城さんと横内さんのトーク
そして、第一回すみだパーク演劇賞授賞式。

見城さんは、横内さんの「夜曲」をご覧になり心動かされ
その才能をずっと以前から買われていたことや
岡森さんが当時の角川書店でアルバイトされていたこと
安部譲治さんと話した!と言っていたけど、
それは見城氏だったのではないかとか(笑)←雰囲気似てる!
エピソードをいくつかお話しして下さいました。

第一回すみだパーク演劇賞受賞は山本亨さん。
高校時代からJACに憧れていたけれど、ご両親の希望で
高校を卒業してから上京。JAC入団以降
玉三郎さんやつかさんとの出会いほか、
これまでの山本さんが関わられたすべての方に感謝を述べていらした
誠実なご挨拶と真摯なお姿に、涙がこぼれてしまいました。
ちょうどこの日が、お父様のご命日にも当たられるとのことで
さらに、涙腺決壊。

小さな劇場での、ささやかな授賞式。
温かくて、本当にお芝居が大好きな人たちだけが集結してる
濃密な、でも、優しさに包まれた劇空間。
『すみだパーク演劇賞』第一歩の日。
十年、二十年後には、今日のこの日が
「伝説」となっているかもしれない、と横内さんがお話されたとき
あ~生き延びて、二十年後の受賞者を見たい!!と切実に思った。

そのときは、もっともっと大きなホールで?
大劇場で華々しく?

いや、この場所でいいんじゃないかなー
この200席くらいを数千人が奪い合うような(?)
そこに居合わせることが芝居好きのステータスとなるような?

私も、演劇と出会うまでは
この魂が震えるような、心臓鷲掴みにされるような
劇空間を共有することの高揚感や感動は知らなかった。
だから、未来もやっぱり演劇とは無縁な生活を送っている人には
その「すみだパーク演劇賞」の授賞式に居合わせたことを
自慢する(笑)気持ちはまったく理解されないかもしれない。

でもいいよね?
人とは違う、自分と自分と感性を同じくするもの同士だけが
分かち合える悦びでも。
全世界が同じ価値観でなくてもいい。

でも、次は目指せ紀伊国屋ホールらしいので
その客席数くらいの同士には来場してもらわないとね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
共感する心 (non )
2013-03-04 17:54:20
こんばんは。ちょっと残業にかかる前の休憩タイムにお邪魔しました。
劇空間で生の舞台を味わう感動って凄いものがあると私も知ってやめられないって思いますよ♪いつもブログ読んでじんわりと心に入ってくる文章を楽しみに読ませてもらってます。
御園座私も22日の昼夜観劇しますよ。同じ頃かな?
返信する
>nonちゃん (yaya)
2013-03-06 20:28:27
コメありがとう。
舞台でもライブでも、ホント、なんなんでしょうね。
この心鷲掴みにされる感覚。
私は、1週早いかな。御園座。
返信する

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