≪夜の部≫
二、天守物語 一幕
戌井市郎:演出
坂東玉三郎:演出
天守夫人富姫:坂東玉三郎
姫川図書之助:市川海老蔵
近江之丞桃六:市川猿弥
奥女中 薄:上村吉弥
小田原 修里:坂東薪車
亀 姫:市川春猿
十文字ケ原朱の盤坊:市川右近
茅野ケ原舌長姥:市川門之助
私が言うのもおこがましいのですが、
(っておこがましくないと感想は書けんしの。←開きななおっとる^^;)
これは、物語として、よく出来ていると思います。
海外の作品でも結構、屋根裏部屋に妖精が棲んでいる
(その妖精と遭遇する)という設定もあったりするし、
無理のない、大人のフェアリーテール。
幕開けのあたりがかなり好き。
白露で秋草を釣るなんて、ふざけてて(笑)でも洒落てるし
光の雲?が動いて、亀姫や富姫が登場するのも
今回のスクリーンの映像が、一見リアルな空だけど、
リアルじゃないもののための様態を映し出していて
時代設定とかけ離れた映像のタッチが、
逆に私たちが普段見上げる空とも、なにか違うイメージを駆り立てた。
りゅーとぴあのマクベスで童女の意匠で魔女を演じさせてたように
日本の童謡のメロディって(特にとおりゃんせなどは!)
それ自体が「結界」のような気がする。
獅子の顔が優しくも修羅にも、能面のように光と影の仕業によって
変化して見えるのが、この世界にぴったりの装置。
舌長姥が生首の血をすする、みたいな場面は、
ちょっと作為的に見えてしまって、逆に、面白みが半減する。
凄く、芝居のテンポを落としてしまっていた。
そこまでが、いい感じに流れていたのに。
富姫が意外と伝法な物言いをしてみたり、
亀姫の正統!?お姫様路線(歌舞伎の古典でもそうだけど、
物事を相対化しないで、自分(の経験値や感情)絶対主義!)とか
そのあたりの会話が十分面白いので、ワタシ的には不要だった>顔舐め
少なくてもあんなに回数多くしなくていい。
―続く―
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二、天守物語 一幕
戌井市郎:演出
坂東玉三郎:演出
天守夫人富姫:坂東玉三郎
姫川図書之助:市川海老蔵
近江之丞桃六:市川猿弥
奥女中 薄:上村吉弥
小田原 修里:坂東薪車
亀 姫:市川春猿
十文字ケ原朱の盤坊:市川右近
茅野ケ原舌長姥:市川門之助
私が言うのもおこがましいのですが、
(っておこがましくないと感想は書けんしの。←開きななおっとる^^;)
これは、物語として、よく出来ていると思います。
海外の作品でも結構、屋根裏部屋に妖精が棲んでいる
(その妖精と遭遇する)という設定もあったりするし、
無理のない、大人のフェアリーテール。
幕開けのあたりがかなり好き。
白露で秋草を釣るなんて、ふざけてて(笑)でも洒落てるし
光の雲?が動いて、亀姫や富姫が登場するのも
今回のスクリーンの映像が、一見リアルな空だけど、
リアルじゃないもののための様態を映し出していて
時代設定とかけ離れた映像のタッチが、
逆に私たちが普段見上げる空とも、なにか違うイメージを駆り立てた。
りゅーとぴあのマクベスで童女の意匠で魔女を演じさせてたように
日本の童謡のメロディって(特にとおりゃんせなどは!)
それ自体が「結界」のような気がする。
獅子の顔が優しくも修羅にも、能面のように光と影の仕業によって
変化して見えるのが、この世界にぴったりの装置。
舌長姥が生首の血をすする、みたいな場面は、
ちょっと作為的に見えてしまって、逆に、面白みが半減する。
凄く、芝居のテンポを落としてしまっていた。
そこまでが、いい感じに流れていたのに。
富姫が意外と伝法な物言いをしてみたり、
亀姫の正統!?お姫様路線(歌舞伎の古典でもそうだけど、
物事を相対化しないで、自分(の経験値や感情)絶対主義!)とか
そのあたりの会話が十分面白いので、ワタシ的には不要だった>顔舐め
少なくてもあんなに回数多くしなくていい。
―続く―
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一週間ほど前に観劇して参りましたが、前半(亀姫退場)まで感想を書いて、力尽きたままになっております・・・。
他の三作品に比べて、力を抜いて、楽しめる舞台でしたよね。
yayaさまの感想、”きれい”です。
19日以降の怒涛の課外活動が終わり、
ほっと一息ついたところです。
私も、力尽きてる観劇記頑張ります。
あやめさんのブログ、只今拝読いたしました。
詳細な記述、舞台を大切に見てないと
書けませんよね…と感じた次第。
最近ちょっと、歌舞伎から離れている自分は
それなりの感想しか書けないんだなぁ…と。
でも、天守は、最も完成されていた作品と思うし
良かったので、自分の記録として、
なんとか、残しておきたいとは思ってます。
暑苦しいほどの観劇記は、、、
テレビも忘れ、音楽会も忘れ、長電話も忘れ、ひたすら歌舞伎と鏡花とコトバ遊びに打ち込んだ七月・・・の産物です^^ゞ
”続き”、のんびりとお待ちしています☆